QUERY COPYGROUP (コピー・グループの照会)

このコマンドは、1 つ以上のコピー・グループに関する情報を表示するために使用します。

特権クラス

すべての管理者がこのコマンドを発行できます。

構文

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>>-Query COpygroup---------------------------------------------->

   .-*--*--*--STANDARD----------------------------------------------.   
>--+----------------------------------------------------------------+-->
   |              .-*--*--STANDARD--------------------------------. |   
   '-domain_name--+-----------------------------------------------+-'   
                  |                  .-*--STANDARD--------------. |     
                  '-policy_set_name--+--------------------------+-'     
                                     |             .-STANDARD-. |       
                                     '-class_name--+----------+-'       
                                                   '-STANDARD-'         

   .-Type--=--Backup------.  .-Format--=--Standard-----.   
>--+----------------------+--+-------------------------+-------><
   '-Type--=--+-Backup--+-'  '-Format--=--+-Standard-+-'   
              '-Archive-'                 '-Detailed-'     

パラメーター

domain_name
照会するコピー・グループに関連付けられているポリシー・ドメインを指定します。このパラメーターはオプションです。ワイルドカード文字を使用して名前を指定することができます。このパラメーターに値を指定しない場合には、すべてのポリシー・ドメインが照会 されます。明示的に名前の付けられたコピー・グループを照会する場合には、 このパラメーターを指定する必要があります。
policy_set_name
照会するコピー・グループに関連付けられているポリシー・セットを指定します。 このパラメーターはオプションです。ワイルドカード文字を使用して名前を指定することができます。この パラメーターに値を指定しない場合には、すべてのポリシー・セットが照会されます。 明示的に名前の付けられたコピー・グループを照会する場合には、 このパラメーターを指定する必要があります。
class_name
照会するコピー・グループに関連付けられている管理クラスを指定します。このパラメーターはオプションです。ワイルドカード文字を使用して名前を指定することができます。このパラメーターに値を指定しない場合には、すべての管理クラスが照会されます。 明示的に名前の付けられたコピー・グループを照会する場合には、 このパラメーターを指定する必要があります。
STANDARD
コピー・グループの名前を示します。このパラメーターはオプションです。コピー・グループの名前は STANDARD である必要があります。デフォルトは STANDARD です。
Type
照会するコピー・グループのタイプを指定します。このパラメーターはオプションです。デフォルト値は BACKUP です。指定できる値は次のとおりです。
Backup
バックアップ・コピー・グループを照会したいことを指定します。
Archive
アーカイブ・コピー・グループを照会したいことを指定します。
Format
情報の表示方法を指定します。 このパラメーターはオプションです。デフォルト値は STANDARD です。指定できる値は次のとおりです。
Standard
部分的な情報を表示することを指定します。
Detailed
完全な情報を表示することを指定します。

例: デフォルトのバックアップ・コピー・グループに関する情報の表示

ENGPOLDOM 技術ポリシー・ドメイン内のデフォルトのバックアップ・コピー・グループに関する情報を表示します。 以下のコマンドを発行します。
query copygroup engpoldom * *
次のデータは、照会の結果の出力を示しています。これは、ACTIVE ポリシー・セットに 2 つのバックアップ・コピー・グループが 含まれており、それが MCENG と STANDARD の管理クラスに含まれることを 示しています。
ポリシー・  ポリシー・ 管理    コピー・  データが    データが    非活動      バック
ドメイン    セット     クラス  グループ  存在する    削除された  バック      アップ・
名          名         名      名        バージョン  バージョン  アップ・    バージョン
                                                                 バージョン  のみ保存
                                                                 保存
--------- --------  --------   -------  --------  -------  -------  -------
ENGPOLDOM ACTIVE    MCENG      STANDARD  5         4        90      600
ENGPOLDOM ACTIVE    STANDARD   STANDARD  2         1        30      60
ENGPOLDOM STANDARD  MCENG      STANDARD  5         4        90      600
ENGPOLDOM STANDARD  STANDARD   STANDARD  2         1        30      60
ENGPOLDOM TEST      STANDARD   STANDARD  2         1        30      60

例: 1 つのバックアップ・コピー・グループに関する詳細な情報の表示

EMPLOYEE_RECORDS ポリシー・ドメインの VACATION ポリシー・セットの ACTIVEFILES 管理クラスに割り当てられたバックアップ・コピー・グループに関する完全な情報を表示します。次のコマンドを出します。
query copygroup employee_records vacation 
activefiles format=detailed

例: STANDARD 管理クラスおよびポリシー・セット内の バックアップ・コピー・グループについての情報の表示

管理対象サーバーから、ADMIN_RECORDS ポリシー・ドメインの STANDARD ポリシー・セット内の STANDARD 管理クラスに割り当てられたバックアップ・コピー・グループに関する完全な情報を表示します。 次のコマンドを出します。
query copygroup admin_records 
standard standard format=detailed
                 ポリシー・ドメイン名: ADMIN_RECORDS
                    ポリシー・セット名: STANDARD
                    管理クラス名: STANDARD
                    コピー・グループ名: STANDARD
                    コピー・グループ・タイプ: Backup
               データが存在するバージョン: 2
              データが削除されたバージョン: 1
              非活動バックアップ・バージョン保存: 30
                バックアップ・バージョンのみ保存: 60
                          コピー・モード: 修正日時
                 コピー逐次化: Shared Static
                     コピー頻度: 0
                   コピー宛先: BACKUPPOOL
目次 (TOC) の宛先:
     最終更新者 (管理者) : $$CONFIG_MANAGER$$
              最終更新日付/時刻: 2002.10.02 17.51.49
                   管理プロファイル: ADMIN_INFO
                    保留中の変更: Yes

例: アーカイブ・コピー・グループに関する情報の表示

管理下のサーバーから、PROG1 ポリシー・ドメインの SUMMER ポリシー・セットの MCLASS1 管理クラスに割り当てられたアーカイブ・コピー・グループ STANDARD についての完全な情報を表示します。次のコマンドを出します。
query copygroup prog1 summer mclass1 
type=archive format=detailed
                 ポリシー・ドメイン名: PROG1
                    ポリシー・セット名: SUMMER
                    管理クラス名: MCLASS1
                    コピー・グループ名: STANDARD
                    コピー・グループ・タイプ: Archive
                     バージョン保存期間: 730
               保存開始: 作成
                  最小保存期間:
                 コピー逐次化: Shared Static
                     コピー頻度: Cmd
                          コピー・モード: 絶対
                   コピー宛先: ARCHPOOL
     最終更新者 (管理者) : $$CONFIG_MANAGER$$
              最終更新日付/時刻: 2002.10.02 17.42.49
                   管理プロファイル: ADMIN_INFO

例: NAS バックアップのコピー・グループに関する情報の表示

NAS バックアップのコピー・グループを照会します。 次のコマンドを出します。
query copygroup nasdomain
type=backup
                 ポリシー・ドメイン名: NASDOMAIN
                    ポリシー・セット名: ACTIVE
                    管理クラス名: STANDARD
                    コピー・グループ名: STANDARD
                    コピー・グループ・タイプ: Backup
               データが存在するバージョン: 2
              データが削除されたバージョン: 1
              非活動バックアップ・バージョン保存: 30
                バックアップ・バージョンのみ保存: 60
                          コピー・モード: 修正日時
                 コピー逐次化: Shared Static
                     コピー頻度: 0
                   コピー宛先: NASPOOL
目次 (TOC) の宛先: BACKUPPOOL
     最終更新者 (管理者): SERVER_CONSOLE
              最終更新日付/時刻: 10/02/2002 12:16:52
                   管理プロファイル:
                    保留中の変更: Yes

フィールドの説明

ポリシー・ドメイン名
ポリシー・ドメインの名前。
ポリシー・セット名
ポリシー・セットの名前。
管理クラス名
管理クラスの名前。
コピー・グループ名
コピー・グループの名前。この名前は常に STANDARD です。
コピー・グループ・タイプ
コピー・グループのタイプ。
データが存在するバージョン
現在クライアント・ファイル・システム上にあるファイルに関して保存するバックアップ・バージョンの最大数。
データが削除されたバージョン
IBM Spectrum Protect™ を使用してバックアップした後で、クライアント・ファイル・システムから削除されたファイルに関して保存する、バックアップ・バージョンの最大数。
非活動バックアップ・バージョン保存
バージョンが非活動状態になった後に、バックアップ・バージョン を保存する日数。
バックアップ・バージョンのみ保存
クライアント・ファイル・システムから削除されたファイルの最終バックアップ・バージョンを保存する日数。
コピー逐次化
アーカイブ操作中にファイルが使用中であってよいかどうか。
コピー頻度
コピー・グループのコピーの頻度。アーカイブ・コピー・グループの場合には、この値は常に CMD です。
コピー・モード
変更されているかどうかには関係なくコピー・グループ内のファイ ルをアーカイブすることを示します。アーカイブ・コピー・グループの場合には、この値は常に ABSOLUTE です。
コピー宛先
サーバーがこのアーカイブ・コピー・グループと関連したファイルを最初に保管したストレージ・プールの名前。
目次 (TOC) の宛先
TOC 生成を要求したイメージ・バックアップ操作で 最初に TOC を格納する 1 次ストレージ・プールの名前。
最終更新者 (管理者)
このコピー・グループを最後に更新した管理者またはサーバーの名前。このフィールドに $$CONFIG_MANAGER$$ が 入っている場合には、このコピー・グループは構成マネージャーによって管理されているドメインと関連付けられています。
最終更新日付/時刻
コピー・グループが最後に定義または更新された日付および時刻。
管理プロファイル
管理下のサーバーがこのポリシー・コピー・グループの定義を手に入れるために加入した プロファイル (1 つまたは複数)。
保留中の変更
変更が行われていても活動化されていないかどうか。変更が活動化されると、 フィールドは No にリセットされます。

関連コマンド

表 1. QUERY COPYGROUP に関連するコマンド
コマンド 説明
DEFINE COPYGROUP 指定された管理クラス内のバックアップまたはアーカイブ処理のコピー・グループを定義します。
DELETE COPYGROUP バックアップまたはアーカイブ・コピー・グループをポリシー・ドメインおよびポリシー・セットから削除します。
UPDATE COPYGROUP コピー・グループの 1 つ以上の属性を変更します。