ディスクレスおよびデータレス・クライアント
ディスクレス・クライアントおよびデータレス・クライアントは、ネットワーク上のサーバーの助けを借りなければブートも実行もできないマシンです。
名前からも分かるように、ディスクレス・クライアントにはハード・ディスクがなく、データレス・クライアントには、 ディスクはありますが、操作に必要なデータをすべて保持できません。 ディスクレス・マシンは、ページング・スペースおよびすべてのファイルシステムをリモート・サーバーからマウントする必要があります。 データレス・マシンは、ページング・スペース用のローカル・ディスクと、/tmp および /home ファイルシステムだけを使用できます。 ディスクレス・クライアントにもデータレス・クライアントにもローカル・ブート・イメージはなく、どちらのクライアントもネットワーク上のサーバーからブートする必要があります。
マシンをディスクレスまたはデータレスとして定義する利点は、
次のようなものです。
- 費用が節減できる
ディスクレス・クライアントの場合は、ハード・ディスクは不要です。 データレス・クライアントの場合は、小容量のハード・ディスクがあれば済みます。
- 各マシンのソフトウェア構成を管理できる
ディスクレス・クライアントやデータレス・クライアント上では、BOS が入っているファイルシステムはサーバーからマウントされます。 BOS 用の同じファイルシステムをマウントするすべてのクライアント・システムは、同一のソフトウェアから実行されます。
- ユーザー・データのストレージを管理できる
ディスクレス・クライアントおよびデータレス・クライアント用のユーザー・データは、リモート・サーバーに格納されます。 システム管理者は各マシンにあるデータを個別に管理しなくてもサーバー上のデータを管理することによってクライアント・マシン用のストレージ割り当てとデータ・バックアップを管理できます。