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初心者歓迎!AIをビジネスに活かすための本質をつかむ記事6選

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2017年は人工知能やAIがIT業界やビジネス領域のみならず大きな話題となり、身近なものとして認知される年だった。これまでに100本以上の記事で、AIを使いこなしビジネスに活かすために役立つ情報を紹介してきたTHINK Watsonは、もうすぐ創刊1周年を迎える。この記事ではTHINK Watsonが公開した記事の中からAI技術およびビジネスにおけるAI活用の本質をつかむために役立つであろう記事を6本セレクトした。

 

Pepper元開発リーダー林要氏が描く「ヒトとロボットが”共創”する未来」

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新世代家庭用ロボット「LOVOT(ラボット)」を開発するGROOVE Xの林 要氏にAIとロボット、人間とロボットの関係について聞いた。「AIは人間の仕事を奪うのか?」「ロボットに人が癒せるか?」など、興味深いテーマについて日本IBM CTOの久世和資氏との対談で掘り下げている。

Pepper元開発リーダー林要氏が描く「ヒトとロボットが”共創”する未来」

 

人工知能に関する「よくある10の誤解」──すごい人工知能はまだ存在しない

人工知能というと「何かすごいことをやってくれそう」というイメージを持たないだろうか? しかし「すごい人工知能」はまだ存在しない。人工知能が何でもできるレベルになるには、少なくとも「10年以上」かかるという調査結果から、人工知能ブームを冷静に見つめ直す。

人工知能に関する「よくある10の誤解」──すごい人工知能はまだ存在しない

 

愛すべき技術の無駄遣い ── Watsonの画像認識を用いたマンホールのマップサイト運営者

「地上の星」とも呼ばれるマンホールを愛でるマンホーラーたちとWatsonには意外な関係があった。数千枚のマンホールのフタ画像をWatsonの画像認識に学習させ、類似画像検索をできるようにした「マンホールマップ」の開発者がマンホールへの愛を中心にAIの使い方のコツを語る。

愛すべき技術の無駄遣い ── Watsonの画像認識を用いたマンホールのマップサイト運営者

 

妻との相性をWatsonで分析してみた

Watsonの性格分析を使って実際に奥さんとの相性を分析するという企画。性格分析というと占いのようにも思われがちだが、Watsonの性格分析API「Personality Insights」はBIG5(ビッグファイブ)という心理学に基づく性格特性の指標や、その人のニーズや価値観をテキストから推定している。この性格分析を活用することで、人と人、人とモノなどのマッチングをより良い形で実現できるかもしれない。

妻との相性をWatsonで分析してみた

 

最強のチームはAIが作る!? Watsonの性格分析ツール開発秘話

「僕」を多用しがちな人は好奇心が強い、「ひらがな」を多用する人は比較的おおざっぱ、「格助詞」を多用する人は冷静で繊細で好奇心が強い——。書き込みした内容で人格を判断するWatsonのAPI「Personality Insights」日本版を開発した日本IBMの研究者たちが開発秘話を語る。

最強のチームはAIが作る!? Watsonの性格分析ツール開発秘話

 

IBM主催の研究コンソーシアムが生み出す未来のテクノロジー

IBMが主催する基礎研究コンソーシアム「IBM Research Frontiers Institute(RFI)」はビジネス創出までを視野に入れた基礎研究コンソーシアム。JSR、本田技研、日立金属、キヤノン、長瀬産業といった日本の企業も参画している。量子コンピューターやAIを活用した新素材発見など、研究開発の最先端領域では何が起きているのかを解説する。

IBM主催の研究コンソーシアムが生み出す未来のテクノロジー

 

2017年はAIテクノロジーが身近になり、ビジネスでどのように使えるのかを知り、検討する時期だったのではないだろうか。そして、2018年には「AIならでは」の使い方を追求し、実用化していく時期になるのではないだろうか。

ユカイ工学 青木氏のインタビューでの「(当時大学で)日本語のかな漢字変換ソフトを作っていたが、今や誰も変換ソフトを人工知能だとは思わない」という話のように、気が付かないほど自然に、ビジネスや生活の中でAIテクノロジーが活用されていく日は近いのかもしれない。

photo:Getty Images