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Smarter Business

Microsoftのパートナー・アワードで3冠受賞を達成

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寺澤 真紀

寺澤 真紀
日本アイ・ビー・エム株式会社
IBMコンサルティング事業本部
ハイブリット・クラウド・サービス
パートナー

IBMは多様なパートナー企業と連携し、お客様ニーズに最も適したテクノロジー・ソリューションの活用をサポートしています。なかでもMicrosoftとはグローバルレベルで密に連携し、様々な実績が生まれています。

これら実績に基づきIBMは、「Microsoft US Partner of the Year 2023」において「GSI Growth Champion Award」、「Microsoft Japan Partner of the Year 2023」では「Industrials and Manufacturing Award」を受賞。更に「Microsoft Top Partner Engineer Award」も受賞し、IBMがMicrosoft Azure(以下Azure)活用においても、その技術力を発揮できると示すことができました。
本稿では各賞の内容と受賞理由、今後の展開についてご紹介します。

各賞の内容と受賞理由

Microsoft US Partner of the Year – GSI Growth Champion Award(IBM外のWebサイトへ)とは
複数のソリューション分野、業界、地域に亘って著しい成長を示しているMicrosoft GSI(Global SI)に贈られる賞で、クラウド移行とモダナイゼーションに重点を置き、適切なMicrosoftクラウド・ソリューションを特定し、共同顧客のデジタル変革を大規模に推進するリーダーに授与されます。IBMはデジタル・イノベーションやクラウド・トランスフォーメーションに関するソリューションのお客様への提供において著しい成長を遂げたことが評価されました。

Microsoft Japan Partner of the Year – Industrials and Manufacturing Award(IBM外のWebサイトへ)とは
産業機械、航空宇宙、農業機械、ハイテク・エレクトロニクス、半導体、化学、農業などの産業・製造業の顧客に対して、マイクロソフトのテクノロジーをベースにした革新的で独自のサービスやソリューションを提供し、その業界においてソートリーダーシップを発揮したパートナーに授与されます。

今回の受賞では、アセット・マネージメント領域で世界的に高いシェアと豊富な実績をもつIBM Maximo Application Suite(以下MAS)をMicrosoft Azureマーケットプレイスで展開し、いち早くお客様導入事例を創出したことが評価されました。
深刻な人手不足、設備の老朽化、作業品質の低下、保全コスト高騰など製造現場の直面する課題の解決に貢献するMASをAzure上で動作させることにより、既存システム連携や分析の柔軟性向上、予防保全の高度化および製造現場のサステナビリティー推進などの付加価値を創出し、お客様のDXに貢献します。

テクノロジー事業本部 サステナビリティソフトウェア事業部 事業部長 関 敦之 コメント
MASはお客様の保全業務において日々利用する非常に重要な基幹システムとなります。そのため、インフラストラクチャーとしても長期的に安定して利用できることが強く求められる中、Azureには大きな期待があります。今回の受賞をきっかけに、社会・お客様に貢献できるソリューションに両社でさらに進化させていきたいと考えています。

IBMコンサルティング事業本部 Supply Chain & Intelligent Connected Operations パートナー 杉浦 由紀 コメント
保全は、企業活動や社会基盤の維持に欠かせない業務です。深刻化する人手不足とそれに伴い急激に高まっている労働環境の改善意識の中でも保全業務を継続するために、業務効率化や労働負荷軽減の施策としてMASへの注目がさらに高まっています。業務効率化実現には安定したインフラストラクチャーが必須です。AzureとMASとで、持続可能な企業活動、社会基盤の実現に貢献していきたいと考えています。

日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務 パートナー事業本部長 浅野 智氏よりエンドースメントをいただいています。

“日頃より日本マイクロソフトとのビジネスを推進いただき、心より御礼申し上げます。この度、日本アイ・ビー・エム株式会社様があげられた顕著な実績に感謝を込めて「マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー 2023」Industrials and Manufacturingアワードを授与させていただく運びとなりました。日本アイ・ビー・エム株式会社様は、IBM Maximo Application SuiteとMicrosoft Azureの組合せにより、製造業ならではのお客様経営課題を解決する画期的なインダストリーDXシナリオの策定とソリューション・デリバリーを実践頂き、お客様のビッグ・イノベーションに大きく貢献頂きました。今後も日本マイクロソフトは、日本アイ・ビー・エム株式会社様との強力な連携を通じて、お客様のデジタルトランスフォーメーションの推進に貢献してまいります。”

Microsoft Top Partner Engineer Award(IBM外のWebサイトへ)とは
Microsoftのパートナー企業の中で活躍するエンジニアを表彰するもので、案件の実績や先進性、Microsoftテクノロジーの社内普及活動などにより審査されます。

Microsoft Top Partner Engineer Award 受賞
IBMコンサルティング事業本部 ハイブリッド・クラウド・プラットフォーム 中原 静コメント

受賞にあたり、評価いただいた主な活動は以下の2つです。
1.Microsoft – IBM: Azure Tech CoE 活動を通じたAzureビジネス拡大
同CoEは、Azure最先端の技術情報の共有、様々な案件のAzure技術適用、両社共同オファリング開発等のディスカッションが主活動となっています。メンバー自身のAzureスキルを向上しつつ、得た知見を所属部門・プロジェクトに持ち帰って展開することで、IBMにおけるAzureのさらなる浸透・底上げに寄与しています。
2.Azure向けソリューション構築・提供
お客様のDXを加速するためのソリューションとして提供している「Digital Services Platform(以下、DSP)」のひとつに、セキュアなクラウド・アプリケーション開発環境を自動構築する「DSP Foundations」があり、これをAzure上で提供する活動を牽引しました。DSP on AzureはIBMならではの特色とAzureソリューションの組合せで提供しています。

日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 パートナー技術統括本部 統括本部長 伊藤 信博氏よりエンドースメントをいただいています。

“日頃より日本マイクロソフトと連携いただき、心より御礼申し上げます。このたび、中原 静様のご活躍を称え、Microsoft Top Partner Engineer Awardを贈呈する運びとなりました。幅広くビジネスに貢献され、マイクロソフトのテクノロジーの普及にご尽力いただいている方々を対象としたMicrosoft Top Partner Engineer Awardは、当社にとっても非常に重要な取り組みです。今回の授賞が中原 静様の豊富な知見と経験を裏付け、少しでもビジネスの後押しとなれば幸いです。今後も、日本マイクロソフトは日本アイ・ビー・エム株式会社様ならびに中原 静様との連携を通じて、お客様のデジタルトランスフォーメーションを実現してまいります。”

IBMとMicrosoftとのパートナーシップ

IBMは最も優れたクラウドサービス・プロバイダーに認定されるプログラムであるAzure Expert MSPと、全6種類のソリューション・パートナー認定、そして各ソリューションに対する深い専門知識と経験に基づいた高水準なコンサルティング・デリバリー・サービスを提供できることを Microsoftが認定するSpecializationを多数保有しています。

IBMは大規模かつ高信頼性が求められるシステム構築の豊富な経験をベースに、お客様のAzureクラウド・ジャーニーをMicrosoftと協業で幅広くご支援しています。Azure OpenAIとIBM Watsonの組合せ事例創出など両社の強みを活用しながら、お客様の課題解決に向けた共創に引き続き取り組んでいきます。

Microsoft、Azureは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。