CFOは、企業のかじ取りという重要な役割を担うだけでなく、企業戦略の策定と実行を行う中心的な存在になりつつある。他の経営層たちがCFOに期待するのは助言であり、視点や成熟、そして規律に対する構えである。しかしすべてのCFOが、そのために必要なツールやシステム(手法、ガバナンスなど)を備えているわけではなく、このチャンスを十分に活かしきれてはいない。
経営層からの期待とCFO自身の気持ちを一致させる方法は、CFOがビジネスパートナーとしてなくてはならない存在になることだ。そうなるための最も効果的な手段は、意思決定を支援する力をCFOが養うことである。CFOに成功をもたらす5つの要素は、戦略にフォーカス、組織のアジリティー、データ中心主義、人財の再定義、インテリジェント・ワークフローである。今がまさに、未来への可能性に満ち溢れたときなのである。