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Abstract
WebSphere Libertyは、継続的シングル・ストリーム・デリバリー(SSCD:Single Stream Continuous Delivery)という新しいソフトウェア・サポート・ライフサイクル・ポリシーに従います。
なお、WAS traditionalは従来通り、拡張IBMソフトウェア・サポート・ライフサイクル・ポリシーに従います。
Open Libertyの標準サポートは、WASファミリー製品のエディションやバージョンに従って適用されます。
これが適用される場合、ここで説明するサポート・ライフサイクル・ポリシーは、適切な資格の下で使用される場合、Open Libertyにも適用されます。
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WebSphere Libertyは、継続的シングル・ストリーム・デリバリー(SSCD:Single Stream Continuous Delivery)という新しいソフトウェア・サポート・ライフサイクル・ポリシーに従います。
Single Stream Continuous Delivery (SSCD) Software Support Lifecycle Policy: WebSphere Liberty
なお、WAS traditionalは従来通り、拡張IBMソフトウェア・サポート・ライフサイクル・ポリシーに従います。
【詳細】
WebSphere Libertyは基本的に継続デリバリーの形態で4週間ごとにCD アップデートが提供されますが、Libertyはシングル・コード・ストリームであることから、ライフサイクル・ポリシーとしては継続デリバリーIBMソフトウェア・サポート・ライフサイクル・ポリシーに該当しません。そのため、Libertyのライフサイクル・ポリシーとして、継続的シングル・ストリーム・デリバリー(SSCD:Single Stream Continuous Delivery)という新たなソフトウェア・サポート・ライフサイクル・ポリシーを定義します。
- WAS V8.5.5, V9.0, および後継リリースは、すべて同じシングル・コード・ストリームで提供され、リリースの違いによる機能差異はありません。
- Libertyの機能差異は、各エディション(Liberty Core、Liberty "Base"、Liberty Network Deployment(ND)、Liberty for z/OS)でサポートされるフィーチャーの違いのみです。
- Liberty、およびアプリケーションや設定について、バージョン間のマイグレーションはありません。詳細は「Liberty:ゼロ・マイグレーション方式」の記述を参照ください。
- Libertyはシングル・コード・ストリームのため、サポート終了(EOS)の発表はなく、従って、延長サポートもありません。
Libertyに適用されるSSCDサポート・ライフサイクル・ポリシーの特徴は以下のようになります。
全てのバージョン | 冒頭「18.」と末尾「.3」「.6」「.9」「.12」のバージョン | |
サポート | 5年間 | 5年間 |
iFix(修正プログラム) | 24週間 | 2年間 |
セキュリティ脆弱性に関するiFix | 最新バージョン | 最新から2バージョン |
【全てのバージョン】
- 全てのLibertyは、5年以内のLiberty CD アップデートがIBMのサポートが対象となります。5年以上前のものを使用している場合、IBMサポートに問題調査を依頼するには、新しいものに更新してください。
- 基本的に修正プログラムや新機能は、Liberty CDアップデートにより提供され続けます。
- 以下すべての条件に該当する場合、依頼とIBMの裁量で interim fix(iFix:個別修正プログラム)が提供される場合があります。
- 本番稼動もしくは本番稼動開始に影響する問題が発生していること
- 問題に対する妥当な回避方法が存在しないこと
- interim fix のアップデートが適用されうる最新のWebSphere Libertyが起動中であること。提供されうるとは、最新6つ以内のアップデートを指します。
- セキュリティ脆弱性に対するiFixは、自動的に作成され、最新のLibertyに適用可能です。
【末尾「.3」「.6」「.9」「.12」のバージョン】
バージョン末尾「.3」「.6」「.9」「.12」の全てのCD アップデートは、さらに以下が追加でサポートされます。
- リリース日から2年間はiFixの適用が可能です。
- バージョン末尾「.3」「.6」「.9」「.12」の最新から2バージョンは、セキュリティ脆弱性に対するiFixが自動的に作成され、適用可能です。
【考慮点】
- iFix提供対象かという点以外では、IBMサポートに関してLibertyのアップデートの違いによる差はありません。
- LibertyはサポートされたJava SE環境で実行する必要があります。LibertyはEclipse Adoptiumプロジェクトがランタイムにビルドを提供し続ける範囲でのJava SEバージョンのサポートを目標としています。(Adoptiumリリースロードマップを参照)。これは、LibertyとWAS traditionalでJava SEのサポートの日付が異なる可能性があることを意味しています。Java SEバージョンのサポート切れは、ナレッジセンターの削除通知ページで公開されます。これらのアナウンスは通常、削除の2年前に行われます。
- LibertyがサポートされないOS上で稼動している場合や、サポートされない前提製品を使用している場合、IBMテクニカル・サポートの対象範囲は、サポートされる環境で再現可能な問題に限定される可能性があります。その場合、従来の「Other configurations」におけるポリシーが適用されます。サポートされない前提製品を使用したLibertyの動作検証は行われません。
IBM HTTP Server (IHS)のサポート終了日は、同バージョンのWebSphere Application Server (WAS)のtraditionalランタイムのサポート終了日と同じとなります。
IHSバージョン | 出荷日 | サポート終了日 |
IBM HTTP Server V8.5 (WebSphere Application Server V8.5 同梱) |
2012年07月13日 | WAS V8.5 サポート終了日と同じ (2019年3月時点ではサポート終了日は未発表) |
IBM HTTP Server V9.0 (WebSphere Application Server V9.0 同梱) |
2016年06月24日 | WAS V9.0 サポート終了日と同じ (2019年3月時点ではサポート終了日は未発表) |
IHSの各バージョンのサポート終了日の最新情報は、下記を参照ください。
Product Life Cycle dates for IBM HTTP Server
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Document Information
Modified date:
04 November 2022
UID
ibm10873144