IBM Support

QRadar EDR:カーネル・バージョンを更新した Ubuntu 22.04 LTS における Linux エージェントのインストール問題について

Troubleshooting


Problem

 QRadar EDR エージェント v0.70.0 は、手動アップデートまたは自動システム・アップデートにより、カーネル・アップグレード後に読み込みが失敗する可能性がございます。この問題は、Ubuntu 22.04 の初期カーネル・バージョン 5.15 から更新された 6.2.0-34-generic への移行で明らかになり、エージェントの機能上の問題につながっております。

Symptom

  • エージェントは正常に登録されますが、Keeperx サービスが実行されません。
  • ダッシュボード上のエンドポイント・ページに、エンドポイントが表示されません。

Cause

サポートされていないカーネル・バージョン:現時点で、カーネル・バージョン 6 用のビルド済み Falco ドライバが利用できません。

Environment

 Ubuntu Linux 20.04 LTS 上の QRadar EDR エージェント

Diagnosing The Problem

1. 次のコマンドを入力して、現在のカーネル・バージョンを確認します。

uname -a
 

 6.x バージョンを実行している場合、この問題が発生する可能性があります。

2. 次のコマンドを入力して、journalctl ログを確認します。

journalctl -xu keeperx

以下と同様のメッセージが出力されているかご確認ください:

image-20240105090741-1

Resolving The Problem

 Ubuntu 22.04 に QRadar EDR エージェントをインストールする場合は、カーネル・バージョン 5.15 を使用してください。Ubuntu のカーネル・バージョン 5.15 は Linux エージェントのサポート対象となります。

Document Location

Worldwide


本文書は、米国 IBM 社の資料を翻訳した参考文書です。翻訳元の文書は、Related Information の翻訳元 (英語) リンクよりご参照ください。
 

[{"Type":"MASTER","Line of Business":{"code":"LOB24","label":"Security Software"},"Business Unit":{"code":"BU059","label":"IBM Software w\/o TPS"},"Product":{"code":"SSVOEH","label":"IBM Security ReaQta"},"ARM Category":[{"code":"a8m3p000000hBSZAA2","label":"Agent-\u003EInstallation-\u003ELinux"}],"ARM Case Number":"","Platform":[{"code":"PF016","label":"Linux"}],"Version":"All Versions"}]

Product Synonym

ReaQta

Document Information

Modified date:
17 January 2024

UID

ibm17107758