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[Db2] データベースの監査ログを自動でアーカイブする方法

Question & Answer


Question

Db2 でデータベースの監査を有効にしています。
監査ログはアーカイブしないと肥大化し続けますが、定期的なアーカイブを自動化できますか?

Cause

Db2 の監査ログに循環機能はなく、定期的に db2audit archive コマンドまたは AUDIT_ARCHIVE プロシージャーでアーカイブする必要があります。
管理タスク・スケジューラーで AUDIT_ARCHIVE プロシージャーを呼び出し、データベース監査ログの定期的なアーカイブを自動化できます。

Answer

  1. インスタンス・オーナーで管理用タスク・スケジューラーを有効にします。
    db2set DB2_ATS_ENABLE=YES
    データベースによっては、SYSTOOLSPACE 表スペースの作成や、インスタンス・オーナーへの DBADM 権限の付与が必要な場合があります。
    詳細は以下のページを参照してください。
    管理用タスク・スケジューラーのセットアップ
  2. データベース管理者で監査ログをアーカイブするタスクを追加します。
    以下の例では毎日 0 時に、/audit_archive パスに監査ログがアーカイブされます。
    db2 connect to <データベース名> user <データベース管理者>
    db2 "call SYSPROC.ADMIN_TASK_ADD('DAILY AUDIT ARCHIVE',CURRENT_TIMESTAMP,NULL,NULL,'0 0 * * *','SYSPROC','AUDIT_ARCHIVE','VALUES(''/audit_archive'', -2)',NULL,NULL)"
    タスクの追加の詳細は以下のページを参照してください。
    管理用タスク・スケジューラーへのタスクの追加
  3. (インスタンス・オーナーが SECADM でない場合)
    セキュリティ管理者で AUDIT_ARCHIVE プロシージャーの EXECUTE 特権をインスタンス・オーナーに付与します。
    db2 connect to <データベース> user <セキュリティ管理者>
    db2 grant execute on procedure sysproc.audit_archive to user <インスタンス・オーナー名>

運用上の注意点

  • 管理タスク・スケジューラーを動かすために、データベースは常に活動化している必要があります。
    データベースを明示的に活動するには、以下のコマンドを実行します。
    db2 activate db <データベース名>
  • インスタンス・レベルの監査ログは db2audit describe コマンドでのみアーカイブできるため、cron などを利用して定期的なアーカイブを検討してください。
  • 各データベースのデータベース管理者 (DBADM) とセキュリティ管理者 (SECADM) は以下の SQL で確認できます。
    $ db2 "select char(grantee,18), dbadmauth, securityadmauth from syscat.dbauth"
    
    1                  DBADMAUTH SECURITYADMAUTH
    ------------------ --------- ---------------
    DB2INST1           Y         Y
    PUBLIC             N         N
    
      2 record(s) selected.
    
    

関連情報
パスポート・アドバンテージによく寄せられる質問
監査のアーカイブおよび抽出のストアード・プロシージャー

お問合せ先
技術的な内容に関して、パスポート・アドバンテージの契約のもと Db2 テクニカル・サポートへお問い合わせください。
Db2 テクニカル・サポート

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Document Information

Modified date:
15 August 2023

UID

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