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【TF】【IBMPower】【AIX】clouddevによる意図しないデバイスリセットの回避方法

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【Information】clouddevによる意図しないデバイスリセットの回避方法

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AIX7.1 TL3 SP5, AIX6.1 TL9 SP5以降にsys0にclouddev属性が追加されています。
clouddevが有効にされた状態で、かつ条件に合致した場合に、AIX起動時にghostdevのようにデバイスリセットが実行されます。
例えば、clouddev属性を有効(clouddev=1)にするとPowerVCのデプロイ時にはデバイスリセットが実行されますが、LPM実行時にはデバイスリセットは実行されません。
従って、通常はclouddevを有効にしていてもPowerVCなどによるデプロイ実行時のような必要なときのみにデバイスリセットが実行され、LPMなどデバイスリセットが不要なときはデバイスリセットが実行されません。
しかしながら、clouddevを有効にした状態でPower筐体の一部のパーツ交換などを実行することで、AIX起動時に意図しないデバイスリセットが発生するケースが報告されています。
clouddevを有効にする必要がある主なタイミングはPowerVCやPower Systems Virtual ServerにてOSイメージをキャプチャーするときです。
従って、clouddevによる意図しないデバイスリセットを防止するためには、AIXインストール直後またはPowerVCなどによるデプロイ実行後に、明示的にclouddevを無効化(clouddev=0)することをご検討ください。
特にPowerVCによりデプロイされた環境やPower Systems Virtual ServerにおいてデプロイされたAIX環境でclouddevが1と設定されたままのケースがありますのでご注意ください。
また、上記に合致しない場合でもclouddevがデフォルトで有効になっているケースもありますのでご注意ください。

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Document Information

Modified date:
24 January 2024

UID

ibm17106763