[Db2] パッケージ・キャッシュから SQL のパフォーマンス情報を取り出す方法

Steps

1. データベース管理者としてモニター対象のデータベースに接続します。

   db2 connect to <db_name>

2. パフォーマンス分析をしたい期間 mon_get_pkg_cache_stmt 表関数の結果を定期的に採取します。
   • Linux/UNIX の場合

     TS1=`date +"%Y%m%d_%H%M%S"`
     db2 "export to mon_get_pkg_$TS1.ixf of ixf select current_timestamp as SNAP_TIME, t.* from table(mon_get_pkg_cache_stmt(null,null,null,null)) as t"

   • Windows の場合

     set TS1=%DATE:/=_%_%TIME::=-%
     db2 "export to mon_get_pkg_%TS1%.ixf of ixf select current_timestamp as SNAP_TIME, t.* from table(mon_get_pkg_cache_stmt(null,null,null,null)) as t"

   注１：パッケージ・キャッシュが極端に小さい (数十 MB 程度) の場合や実行される SQL の種類が多すぎる場合、有意な資料が採取できない可能性があります。
   注２：データベース構成パラメーター MON_ACT_METRICS が BASE (デフォルト) 以上でないと統計は収集されません。
   注３：上の例では出力結果 (*.ixf) は export コマンドを実行しているカレント・ディレクトリーに出力されます。

1. 任意のデータベースに接続します。

   db2 connect to <db_name>

2. エクスポートされたデータをインポートします。
   注：エクスポートされた *.ixf ファイルはカレント・ディレクトリーにあると仮定しています。カレント・ディレクトリーにない場合は、ファイル名をフル・パスで指定する必要があります。
   • インポート先の表がまだ存在しない場合は CREATE INTO でインポートします。

     db2 "import from mon_get_pkg<date_time>.ixf of ixf modified by forcecreate create into <new_table_name>"

   • インポート先の表が作成済みの場合は INSERT INTO でインポートします。

     db2 "import from mon_get_pkg<date_time>.ixf of ixf insert into <table_name>"

3. パフォーマンスを分析します。
   たとえば、以下のステートメント実行時間の長いもの上位 10 個を、実行回数、待機時間とともに表示します。

   select STMT_EXEC_TIME, NUM_EXECUTIONS, TOTAL_ACT_WAIT_TIME, STMT_TEXT from <table_name> order by 1 desc fetch first 10 rows only ;