Question & Answer
Question
Answer
実行前
Q：「iOS 更新のプッシュ」が動作する条件を教えてください。
A： 以下の条件を満たしている必要があります。
・iOSデバイスが監視対象（Supervised）であること。
・iOSバージョンは、DEPであれば iOS 9以上、non-DEP であれば iOS 10.3以上であること。
・デバイスに対しApple社からアップデートが配信され、利用可能になっていること。（次項参照）
・アップデート実行時、バッテリーが50パーセント以上残っているか、デバイスが電源に接続していること。
Q： iOSデバイスでOSアップデートが利用（ダウンロード）可能になっているかどうかは、どのように確認しますか。
A： MaaS360管理ポータル >> デバイス > インベントリーに進んで目的のデバイスを開き、デバイス名横のメニューから「ハードウェアおよび OS」を選択します。ここで「利用可能な更新」が「はい」と記載されていれば、そのデバイスでアップデートが利用可能になっています。
なお、デバイスに対するOSアップデートの配信は Apple社サーバー側から段階的に実施されており、MaaS360ではこの開始のタイミングを管理することはできません。
Q： 「iOS 更新のプッシュ」はWi-Fi 接続時にのみ動作すると聞いていましたが、4G/LTE 回線でも「iOS 更新のプッシュ」が動作してしまいます。
A： iOS 14.5 以降、Wi-Fi や、テザリング以外のネットワーク接続でもOSアップデートがダウンロードできるようになりました。
Q： 更新後の iOSバージョンを指定・選択することはできますか？
A： 更新後のiOSバージョンを指定・選択することはできません。
「iOS 更新のプッシュ」を使用するかどうかに関わらず、iOSの更新ではそのデバイスがその時点で入手できる最新バージョンが導入されます。
実行後
Q： 「iOS 更新のプッシュ」が始まりません。
A： 「iOS 更新のプッシュ」を指示したあと、そのコマンドは MaaS360管理ポータル側で一旦待機状態となり、次にデバイスがMaaS360管理ポータルと通信を行ったタイミングで開始されます。iOSデバイスは通常24時間に一度MaaS360管理ポータルと通信を行うため、デバイスが通信可能な状態にあっても開始まで最大24時間かかる可能性があります。
Q： 「iOS 更新のプッシュ」のキャンセルはできますか？
A： 「iOS 更新のプッシュ」を MaaS360管理ポータルからの操作でキャンセルすることはできません。
Q： 「iOS 更新のプッシュ」の指示はいつまで有効ですか？
A： 「iOS 更新のプッシュ」の実行期限は 48時間です。デバイスが通信可能な状態ではなく、この期限内に更新ファイルのダウンロードが完了しなかった場合、命令は失敗し終了します。「iOS 更新のプッシュ」は繰り返し実行されないため、失敗時は再度の実施が必要です。
Q： 「iOS 更新のプッシュ」によるOSの更新は強制的に実行されますか？
A： 更新の開始時にデバイスが使用中だった場合は、ユーザーに更新のインストールを開始することを確認するポップアップが表示されます。このポップアップに応答することで、更新を止めることができます。デバイスが休止中だった場合は、自動的に更新のインストールが始まります。
Q： 「iOS 更新のプッシュ」が失敗しました。何が原因として考えられますか？
A： 最初に、デバイスがこの文書に記載の前提条件を満たしているか確認してください。また、デバイスが安定したネットワーク通信環境下にあるか確認してください。その他、デバイスの通信状況、ハードウェアの状態など不特定な要素によって更新のダウンロードやインストールに失敗する場合があります。「iOS 更新のプッシュ」は繰り返し実行されないため、失敗時は再度の実施が必要です。
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Modified date:
28 March 2023
UID
ibm16966306