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[Windows Server]パフォーマンス情報の採取手順

Question & Answer


Question

Windows Serverのパフォーマンスログの採取方法を教えてください。

Answer

パフォーマンスログは、Windows OS に関わるさまざまなリソースの使用状況を確認できるツールです。
事前に仕掛けておくことで、問題発生時のシステム状況を確認することができます。
以下、基本的なオブジェクトに関するパフォーマンスを採取する方法を記載します。

資料取得方法

パフォーマンス ログの取得方法

1. [サーバーマネージャー]もしくは[管理ツール] よりパフォーマンス モニターを起動します。
2. [データ コレクター セット] を展開し、[ユーザー定義] を右クリックして、[新規作成] - [データ コレクター セット] をクリックします
3. ログの名前を入力し "手動で構成する" を選択し、[次へ] をクリックします。
4. [データ ログを作成する] にチェックが入っていることを確認し、"パフォーマンス カウンター" にチェックをいれ、次へをクリックします
5. 記録するパフォーマンス カウンタの項目で [追加] をクリックします。
6. 使用可能なカウンタの一覧から、以下のカウンタを選択し、"選択したオブジェクトのインスタンス" 内で <すべてのインスタンス>が選択可能な場合には、<すべてのインスタンス>を選択して追加をクリックします。

- Logical Disk
- Memory
- Network Interface
- Paging File
- PhysicalDisk
- Process
- Processor
- Server
- Server Work Queues
- System

7. 選択が終了したら [OK] をクリックします。
8. データのサンプル間隔を 5 秒に設定して [次へ] をクリックします。
9. Log のルート ディレクトリの設定をして [次へ] をクリックします。
10. "このデータ コレクタ セットをすぐに開始する" を選択して [完了] をクリックします。
11. パフォーマンス データの採取時には、ユーザー定義配下に作成されたデータ コレクタ セットを右クリックして [開始] をクリックします。
12. 現象発生後、作成したカウンタ ログを右クリックして [停止] をクリックします。

※ Log のルート ディレクトリに出力されたログをサポート窓口までご提供ください。
再起動を実施された場合には、手順 11 から再度実行してください。

(補足)ログの最大サイズを設定する方法

1. 手順 3. で指定したユーザー定義データ コレクタセットを右クリックし、プロパティを開きます。
2. [停止条件] タブにて、"最大サイズ" チェックボックスをオンにし、ログ サイズを指定して [OK] ボタンをクリックします。
ここで指定したサイズが小さいと現象発生時の情報が上書きされる可能性がございますため、指定するサイズには十分ご注意ください。

※ 一定期間採取を実施していただき、その実績を基に設定する方法をご検討ください。

3. 右ペインのパフォーマンス カウンタ DataCollector01 を右クリックし
プロパティを選択します。
4. [ファイル] タブにて、[ログ モード] より "循環" を選択し、
[OK] ボタンをクリックします。

留意点
  • 既定の状態で取得をするとログはバイナリ形式で取得されます。 OS の強制再起動などが発生する可能性がある問題の調査の場合には、バイナリ形式では再起動直前までの情報が正しくログに書き込まれない可能性があるため、CSV 形式での取得を推奨いたします。作成した定義を右クリックし、[プロパティ] を選択、[パフォーマンス カウンター]タブで [ログ フォーマット] の項目がありますので、ここで "カンマ区切り" を選択し、[OK] をクリックすると、CSV形式にて取得が可能です。
  • 作成した定義の[プロパティ]では、[スケジュール]や[停止条件]タブでログ採取の開始日や時刻、停止するまでの期間などを構成することも可能です。
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IBM サービス・ライン

変更履歴
2018年2月2日 外部公開

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Document Information

Modified date:
03 January 2022

UID

jpn1J1013422