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【TF】【Storage】【IBMZ】TS7700 DAA (Device Allocation Assist)機能の利用にあたっての注意点

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Abstract

TS7700のマイクロコードR1.5で実装されたDAA (Device Allocation Assist)機能の利用にあたり、z/OS PARMLIBのALLOCxxにおいてTAPELIB_PREF(BYDEVICES)設定が必要となるケースがあります。

Content

  • 設定が必要となる条件
TS7700のDAA機能を使用する要件があり、TS7700においてDAAを有効化(デフォルト)し、z/OSの区画において1クラスターあたり7 LCU(7x16=112デバイス)を超えるIO構成の場合
(IODFのIODEVICE定義におけるOFFLINE=YES/NO指定、および、デバイスのonline/offline状態、には関わりません)
  • 詳細
z/OS PARMLIBのALLOCxx TAPELIB_PREF(EQUAL)設定(デフォルト)の場合、IPL時にz/OS内部で作成されるコントロールブロックにおいて1クラスターあたり先頭の7 LCUまでのデバイスはDAAでのデバイス選択として考慮されるが、8 LCU以降のデバイスではDAAが考慮されずランダムな選択となってしまいます。
そのため、7 LCUを超えるデバイスが定義されており、アロケーション時に7 LCU以内のデバイスが使用できず、それ以外のデバイスを使用する場合には、DAAでのデバイス選択が考慮されないことになります。
このコントロールブロックはIPL時(または、動的IO構成変更時)に確定しますが、そのLCUの順序は不定でユーザーが制御できるものではありません。
なお、TAPELIB_PREF(EQUAL)からTAPELIB_PREF(BYDEVICES)へ変更する際には、複数ライブラリーを使用して、それらを同一ストレージグループに定義しスクラッチマウントをライブラリー間で分散させている場合には、そのライブラリー選択がランダムであったものが、onlineされているデバイス数に比例して分散されるように変更される点に注意してください。
  • 参考
>Specific allocations
>The default algorithm "EQUAL", supports an ordered list for the first seven subsystems returned in the list. After that, if an eligible device is not found, all of the remaining subsystems are considered equal. The alternate algorithm "BYDEVICES" removes the ordered subsystem limitation.

[{"Type":"MASTER","Line of Business":{"code":"LOB26","label":"Storage"},"Business Unit":{"code":"BU054","label":"Systems w\/TPS"},"Product":{"code":"STFS69","label":"TS7700"},"ARM Category":[],"Platform":[{"code":"PF025","label":"Platform Independent"}],"Version":"All Versions"}]

Document Information

Modified date:
11 November 2021

UID

ibm16515500