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[Db2] Db2 のライセンス登録 (IM-10-00B)

Question & Answer


Question

Db2 導入後、db2licm -a コマンドでライセンス登録を行っても、以下のようにライセンスが登録されません。
a) db2licm -l で「ライセンス登録なし」と表示されます。
製品名:                    "DB2 Enterprise Server Edition"
ライセンス・タイプ:        "ライセンス登録なし"
有効期限:                  "ライセンス登録なし"
製品 ID:                   "db2ese"
バージョン情報:            "10.1"
b) db2start 時に、管理通知ログや Db2 診断ログに ADM12026W の警告メッセージが記録されます。
ADM12026W この製品のための有効なライセンスが登録されていないことが、DB2 サーバーによって検出されました。
c) db2start が SQL8000N で失敗します。
SQL8000N DB2START 処理は失敗しました。有効な製品ライセンスが見つかりませんでした。 SQL1032N start database manager コマンドが発行されていません。 SQLSTATE=57019

Cause

Db2 サーバー製品のライセンスを有効化 (Activate) するには、製品メディアに含まれる基本ライセンスではなく、Activation パッケージに含まれるライセンス・ファイルを登録する必要があります。
Db2 サーバー製品は Server フィックスパックからインストール可能ですが、この場合は試用ライセンスが登録されます。
なお、V11.5 以降はいずれの場合も Community Edition ライセンスが登録されます。)

基本ライセンスだけが登録された状態では、db2licm で「ライセンス登録なし」と表示されます。
試用ライセンスだけが登録された状態では、インスタンス起動時に「ライセンスなし」という警告やエラーが返ることがあります。

Answer

製品ライセンスを正常に登録するには、インストール後に Db2 データベース製品へ適切なライセンス・ファイルを登録する必要があります。Db2 V9.1以降、ライセンス・ファイルは Activation キットで提供されます。

■ライセンス・ファイルの入手方法

ライセンス・ファイル (*.lic) は、Activation パッケージの db2/license ディレクトリーに含まれています。
ファイル名 (db2*.lic) は、製品名とライセンスの種類により異なります。ライセンスされたエディションとファイル名の一覧は Db2 ライセンス・ファイルを参照してください。

ライセンスを入手するには、お客様の IBM ID を使ってパスポート・アドバンテージ・オンラインログインし、「パーツ番号から検索」でライセンスファイルのパーツ番号を検索してください。

なお、ライセンスファイルのパーツ番号とダウンロード方法については、以下のページをご参照ください。
How do I download my DB2 license from Passport Advantage
Db2 V11.5 のパーツ番号は以下のページを参照してください。
注:V11.5 は V11.5.0、V11.5.4、V11.5.6 および V11.5.8 の異なるモディフィケーションパックのライセンス・パッケージを出荷しており、お客様のご契約時期に応じていずれかのパーツ番号のみダウンロード可能です。いずれのパッケージも Db2 自体のライセンス・ファイルは同じものが含まれているため、たとえば 11.5.4 のパッケージに含まれるライセンス・ファイルを 11.5.9 に適用できます。​
参考として Standard VPC および Advanced VPC の各モディフィケーションパックのライセンス・パーツ番号は以下の通りです。
Db2 Standard Edition VPC M07K1ML (11.5.8), G01LTML (11.5.6), CC6L7ML (11.5.4), CC36WML (11.5)
Db2 Advanced Edition VPC M07JYML (11.5.8), CC9WHML (11.5.6), CC6L5ML (11.5.4), CC1VRML (11.5)
■ライセンス・ファイルの登録方法
  1. インスタンス・オーナー (Unix/Linux)、Administrators または Power Users グループのユーザー (Windows) でログインします。
  2. 以下のコマンドを実行します。
    db2licm -a <ライセンス・ファイル名>
  3. 以下のコマンドで正常に登録されたことを確認します。
    db2licm -l
    有効なライセンス・キーを登録すると、db2licm -l コマンドは、使用可能なすべての製品をライセンス情報とともにリストします。以下に出力例を示します。
     $ db2licm -l
     Product name:                     "DB2 Enterprise Server Edition"
     License type:                     "CPU Option"
     Expiry date:                      "Permanent"
     Product identifier:               "db2ese"
     Version information:              "11.1"
     Enforcement policy:               "Soft Stop"
     Features:
     IBM DB2 Performance Management Offering:              "Not licensed"

運用上の考慮点
  • ライセンスファイルはプラットフォームごとに共通ですが、バージョンごとに異なります。
    たとえば、Db2 V11.1 Windows 版と V11.1 AIX 版は共通のライセンスファイルを使用しますが、Db2 V10.5 AIX 版と V11.1 AIX 版は異なるライセンスファイルを使用します。
    バージョンが変わってもファイル名は共通なのでご注意ください。
  • Db2 インスタンス起動中にライセンスを追加・変更した場合、変更を反映するにはインスタンスの再起動が必要です。
  • ひとつのコンピュータに複数の Db2 コピーをインストールした場合、各 Db2 コピーごとにライセンスを登録する必要があります。
    同一コンピューター上の複数の Db2 コピー (Linux および UNIX)
    同一のコンピューターでの複数の Db2 コピー (Windows)
お問合せ先
技術的な内容に関して、パスポート・アドバンテージの契約のもと Db2 テクニカル・サポートへお問い合わせください。
Db2 テクニカル・サポート

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Historical Number

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Document Information

Modified date:
28 February 2024

UID

jpn1J1000101