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QRadar: Tomcat キャッシュをクリアする方法

How To


Summary

QRadar® 環境が正常に機能するために Apache Tomcat サーバーのキャッシュをクリアすることが必要となる場合があります。例えば、グラフィカル・ユーザー・インターフェースの速度が遅い、またはユーザー・インターフェースの特定のコンポーネントが予期したとおりに表示されない場合、IBM QRadar サポートは、ャッシュをクリアすることを推奨する場合があります。この技術情報では、Tomcat キャッシュをクリアするために必要な手順をご案内します。

Steps

始める前に:
  • Tomcat キャッシュをクリアする前に、事象が特定のユーザーに限定されているかどうかを確認してください。事象に該当するユーザーがいる場合、管理者からユーザーへブラウザのシークレット モードまたはプライベート・タブを使用してグラフィカル・ユーザー・インターフェースへのアクセスを試行するように案内してください。その方法で事象が解決する場合、ユーザーはブラウザーのキャッシュをクリアして、ユーザー・インターフェースへのアクセスを再試行してください。
  • すぐに機器を停止させることが難しい管理者は、組織でスケジュールされたメンテナンス中に今回の手順を実施されることを推奨します。
  • Tomcat をリスタートすると、アクティブなユーザー・セッションがすべて終了し、全てのユーザーがログアウトします。 Tomcat サービスが停止またはリスタート中の場合、QRadar ユーザー・インターフェースは使用できません。
  • パフォーマンスまたはユーザー・インターフェースの問題は、必ずしも Tomcat キャッシュに関連するわけではありません。IBM QRadar サポートがキャッシュのクリアを提案しなかった場合は、この技術情報の手順は行わずに、IBM QRadar サポートとより詳細な解析を行ってください。

手順:
  1. SSH を使用して、root ユーザーとしてコンソールにログインします。
  2. 以下のコマンドを入力し、ファイルのバックアップ・ディレクトリーを作成します:
    mkdir /store/ibm_support
  3. 以下のコマンドを入力し、Tomcat サービスを停止します:
    systemctl stop tomcat
  4. 次のように入力し、/opt/tomcat/work/Catalina/localhost ディレクトリーのバックアップを行います:
    cp -pr /opt/tomcat/work/Catalina/localhost/console/org/apache/jsp  /store/ibm_support/
  5. 次のように入力し、/opt/tomcat/work/Catalina/localhost/console ディレクトリーからキャッシュ・ファイルをクリアします:
    rm -rfv /opt/tomcat/work/Catalina/localhost/console/org/apache/jsp
  6. 以下のコマンドを入力し、Tomcat サービスをスタートさせます:
    systemctl start tomcat

結果:
Tomcat サービス開始後に、Tomcat のキャッシュ・ファイルがクリアされ、キャッシュ関連の問題が改善される可能性があります。QRadar ユーザー・インターフェースで引き続き問題が発生する場合は、QRadar サポートへご連絡ください。

Document Location

Worldwide

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Document Information

Modified date:
31 May 2021

UID

ibm16434651