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[Db2] pureScale では AUTORESTART=YES が設定されていても SQL1015N が返ることがある

Question & Answer


Question

データベース構成パラメーター AUTORESTART=YES が設定されているにも関わらず、データベースに不整合が発生した後に自動でクラッシュ・リカバリーが実行されず、SQL1015N エラーが返ることがあります。
以下のようなエラーが db2diag.log に記録されます。
        2020-12-14-22.47.48.569457+540 E87681325A612        LEVEL: Error
        PID     : 45744206             TID : 51974          PROC : db2sysc 0
        INSTANCE: db2inst1             NODE : 000           DB   : SAMPLE
        APPHDL  : 0-8427                APPID: XXX.XXX.XXX.XXX.61743.201214135817
        AUTHID  : DB2INST1             HOSTNAME: HOSTNAME1
        EDUID   : 51974                EDUNAME: db2agent (SAMPLE) 0
        FUNCTION: DB2 UDB, base sys utilities, sqledint, probe:2535
        MESSAGE : SQL1015N  The database is in an inconsistent state.
        DATA #1 : String, 91 bytes
        Crash Recovery is needed.
        Issue RESTART DATABASE on this node before issuing this command.

Cause

Db2 pureScale 環境でデータベースに不整合が発生した場合は、AUTORESTART=YES が設定されていても自動でクラッシュ・リカバリーは実行されません。マニュアルの以下の記述は、メンバーのクラッシュに関する記述でありデータベースの不整合が発生した場合の記述ではありません。
Db2® pureScale® 環境での自動再始動の動作は異なります。データベース・メンバーで障害が発生した場合、
そのメンバーのメンバー・クラッシュ・リカバリーが自動的に開始されます。 加えて、両方のクラスター・
キャッシング・ファシリティーで同時に障害が発生する場合にも、グループ・クラッシュ・リカバリーが
自動的に開始されます。 メンバー・クラッシュ・リカバリーの際、そのメンバーを介してデータベースに
接続することはできません。 クラッシュ・リカバリーを必要としているメンバーを介してデータベースに
接続しようとすると、SQL1015N エラーが返されます。 クラッシュ・リカバリーに失敗した場合、もう一度
クラッシュ・リカバリーが試行されます。 2 番目のクラッシュ・リカバリーの試行が失敗した場合、
リカバリーに失敗したホスト上のメンバーで ALERT が設定され、別のホストでそのメンバーに対して 
restart light が実行されます。

Answer

RESTART DATABASE コマンドを実行してください。
例:以下のコマンドを実行します。
db2 restart database <データベース名>
関連情報
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Db2 テクニカル・サポート

[{"Line of Business":{"code":"LOB10","label":"Data and AI"},"Business Unit":{"code":"BU058","label":"IBM Infrastructure w\/TPS"},"Product":{"code":"SSEPGG","label":"Db2 for Linux, UNIX and Windows"},"ARM Category":[{"code":"a8m500000008Pm3AAE","label":"PureScale"}],"ARM Case Number":"","Platform":[{"code":"PF025","label":"Platform Independent"}],"Version":"All Version(s)"}]

Document Information

Modified date:
14 August 2023

UID

ibm16406240