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[Db2] インスタンス再作成時に構成情報を移行する方法

Question & Answer


Question

インスタンスを再作成する必要が生じた際に、構成情報を移行する方法を教えてください。

Answer

同一ホスト上で同名のインスタンスを再作成する際は、db2cfexp / db2cfimp コマンドが利用できます。
db2cfexp コマンドでインスタンス構成情報をファイルにエクスポートしておき、インスタンス再作成後に db2cfimp コマンドでインポートします。

使用例:
  1. インスタンス・オーナーでログインし、インスタンスの構成をバックアップします。
    $ db2cfexp ファイル名 backup
  2. root ユーザー (Linux/UNIX) もしくは管理者でログインし、インスタンスを再作成します。
    # <db2_install_path>/instance/db2idrop <instance_name>
    # <db2_install_path>/instance/db2icrt -u <fenced_id> <instance_name>
  3. インスタンス・オーナーでログインし、インスタンスの構成情報をリストアします。
    $ db2cfimp ファイル名

db2cfexp コマンドは、以下の情報をファイルに出力します。
  • データベース・カタログ情報 (DCS および ODBC 情報を含む)
  • ノード・カタログ情報
  • プロトコル情報
  • データベース・マネージャー構成設定
  • レジストリー設定
  • 共通 ODBC/CLI 設定

なお、異なるマシン上でインスタンスを再作成する場合は、あらかじめ取得しておいたデータベースのバックアップをリストアし、ユーザー定義関数やストアード・プロシージャー・ユーザー出口ルーチンの実行モジュールをコピーする必要があります。その際の db2cfexp コマンドでは、backup オプションではなく template オプションを指定してください。

運用上の考慮点
念のため、作業前にシステムバックアップやデータベースのバックアップを取得しておくことをお勧めします。

また、以下の既知の障害が報告されています。これらに該当する場合は、db2cfimp 実行後に一部のパラメーターを手作業で修正する必要があります。
お問合せ先
技術的な内容に関して、パスポート・アドバンテージの契約のもと Db2 テクニカル・サポートへお問い合わせください。
Db2 テクニカル・サポート

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Document Information

Modified date:
26 August 2023

UID

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