IBM Support

[Db2] データ量が同じでも BACKUP や LOAD の実行時間が長くなる

Question & Answer


Question

BACKUP や LOAD の実行時間が徐々に長くなっています。データ量に変化はありません。なぜでしょうか。

Answer

BACKUP や LOAD を実行する際には、リカバリー履歴ファイルを更新します。このリカバリー履歴ファイルが肥大化していると、ファイルのオープンやエントリーの検索に時間がかかり、ユーティリティー全体のパフォーマンスを悪化させることがあります。

定期的にリカバリー履歴ファイルの不要なエントリーを削除して、肥大化しないようにしてください。
たとえば特定の日付までのエントリーを削除するためには、PRUNE コマンドが利用できます。

2010 年 1 月 1 日より古いエントリーを削除する例:
$ db2 PRUNE HISTORY 20091231235959

また、データベース構成パラメーター rec_his_retentn に履歴エントリーを保存する日数 (デフォルト 366 日) を指定できますので、小さい値を指定することでリカバリー履歴ファイルの肥大化を防止することができます。
注: rec_his_retentn は BACKUP DATABASE コマンドが参照するパラメーターであり、BACKUP DATABASE を使用しない場合は効果がありません。

運用上の考慮点
リカバリー履歴ファイルに含まれるエントリーのうち、どれが削除可能かは運用に依存して決まります。
実際にエントリーを削除する場合は、そのエントリーが本当に不要であるかよく検討の上実施してください。

関連情報
リカバリー履歴ファイル
PRUNE HISTORY/LOGFILE コマンド
rec_his_retentn - リカバリー履歴保持期間構成パラメーター
[Db2] パスポート・アドバンテージによく寄せられる質問

お問合せ先
技術的な内容に関して、パスポート・アドバンテージの契約のもと Db2 テクニカル・サポートへお問い合わせください。
Db2 テクニカル・サポート

[{"Type":"MASTER","Line of Business":{"code":"LOB10","label":"Data and AI"},"Business Unit":{"code":"BU058","label":"IBM Infrastructure w\/TPS"},"Product":{"code":"SSEPGG","label":"Db2 for Linux, UNIX and Windows"},"ARM Category":[{"code":"a8m3p000000PCQqAAO","label":"Performance-\u003EBackup\/Restore\/CrashRecovery"}],"ARM Case Number":"","Platform":[{"code":"PF002","label":"AIX"},{"code":"PF010","label":"HP-UX"},{"code":"PF016","label":"Linux"},{"code":"PF027","label":"Solaris"},{"code":"PF033","label":"Windows"}],"Version":"All Versions"}]

Document Information

Modified date:
26 August 2023

UID

swg21572099