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各種分散分析後の「その後の多重比較」にて算出される等質サブグループについて

Question & Answer


Question

各種分散分析後の「その後の多重比較」にて算出される等質サブグループについて

Answer

その後の検定の[等質サブグループ]ではREGWのQの結果が出力されていて、サブグループ内に入っている値はこのカテゴリー因子の平均値です。

いくつかのサブグループで[等質サブグループ]テーブルに存在しますが、「それぞれのサブグループごとに有意な差があるカテゴリー因子」となり、「同じサブグループ内にあるカテゴリー因子は有意な差がないカテゴリー因子」となります。

たとえば以下のような出力が出た場合、
       1             2
中学   40.8370         (空白)
高校   46.9532         (空白)
大学   59.3265          59.3265
短大   (空白)          63.0198
大学院 (空白)          116.6000
有意確率 .044          .049

多重比較の結果、「サブグループ1(中学・高校・大学)」と「サブグループ2(大学・短大・大学院)」との間には有意な差があります(掲載されている時点で有意確率0.050未満と算出されていることを意味する)。この分析は学歴ごとの年収の分析なのですが、「サブグループ1(中学・高校・大学)」と「サブグループ2(大学・短大・大学院)」の年収の平均値の差は統計的に有意であることが証明されます。「とりあえず短大・大学・大学以上に行ったほうが、高卒未満より収入が高い(幅のある大卒はどちらのサブグループにも入っている)」と言えます。

サブグループ内に入っている「59.3265」などの値は、それぞれのカテゴリー因子の平均値です。

下の有意確率はサブグループ内部でさらに比較検定をした結果で、「サブグループ1(中学・高校・大学)」の各カテゴリー因子間には「0.044」という有意確率が算出されております。同様に「サブグループ2(大学・短大・大学院)」の各カテゴリー因子間にも「0.049」という有意確率が算出されております。

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Document Information

Modified date:
16 June 2018

UID

swg22013230