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PowerHA SystemMirror for AIX

Question & Answer


Question

PowerHA SystemMirror for AIXとは?

Answer

PowerHA SystemMirrorは、Power Systems環境で高可用性クラスターを実現します。クラスター構成にすることで単一障害点を除去し、システム装置/ネットワーク/ディスク/アプリ ケーションの状態を監視します。障害を検知すると、ローカルまたはリモートの代替機器へ引き継ぎを自動で行い、サービスを継続します。

  • お客様のクリティカルなビジネスアプリケーションをシステム障害から保護します。

  • 障害を自動検出し、サービスのロスタイムが最小限になるようシステムの切替・回復を行います。

  • データーセンター内だけでなく遠隔地(リモート・サイト)への切替も可能です。

  • 2009年10月から、PowerHAはPowerHA SystemMirrorと名称が変更され、Standard EditionとEnterprise Editionの2つのエディションから選択します。

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最大32ノード/ 64リソースグループ/256インターフェースでのクラスター構成が可能で、多様な引き継ぎパターンをご提供します。

  • 始動 / 引き継ぎ / 切り戻し などのポリシーを選択可能

  • N:1構成(1台の待機サーバーが複数のサービスを引き継ぐ)

  • Mutual Takeover(サービス機同士が互いのスタンバイ機を兼ねる)

ノードの引き継ぎ時には、Dynamic LPARやCoDを利用してプロセッサー/メモリー等の構成変更を行うことが可能です。また、PowerVMにて提供する仮想インターフェースもサポートしています。


PowerHAのソフトウェア構成

PowerHA SystemMirrorは、Standard EditionとEnterprise Editionの2つのエディションから選択します。

Standard Edition

PowerHAの基本機能であるローカル・サイト内の障害検知と切替の機能と、DB2、Oracle、WebSphereアプリケーション環境においてPowerHAクラスターの構築支援を行う従来のSmart Assistとよばれる機能が提供されます。

Enterprise Edition

Standard Editionの機能に加えて、従来のPowerHA/XD(Extended Distance)と呼ばれる遠隔地への切替機能が提供されます。

【PowerHA Editionの比較】

Standard Edition
Enterprise Edition
CSPOCによる集中管理
クラスター・リソースの管理および操作
共有ディスクの管理および操作
クラスター検証
ハート・ビート機能(ディスク・シリアル・ネットワーク)
SMITインターフェースでの管理および操作
AIX event/error通知機能
PowerHA DLPARサポート
Smart Assist
複数サイトによるHA管理
PowerHA GLVM非同期モード
GLVM 構成ウィザード
IBM Metro Mirrorサポート
IBM Global Mirrorサポート
EMC SRDF同期/非同期モード


関連情報

マニュアル

⇒ PowerHA SystemMirror

発表レター

⇒ PowerHA SystemMirror for AIX で発表レターを検索 (IBM Offering Information)

技術情報

⇒ PowerHA for AIX version compatibility Matrix(US)

Redbooks

⇒ PowerHA SystemMirror 7.1 for AIX

⇒ PowerHA for AIX Cookbook(US)

⇒ PowerHAでRedbookを検索(US)

⇒ HACMPでRedbookを検索(US)

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Document Information

Modified date:
03 May 2021

UID

ibm11137274