How To
Summary
Hardware Management Console(HMC)を新規導入し、Power Systemsサーバーを管理する際に必要な作業は次の通りです。
Steps
HMCの構成
Setup Wizardを使用する方法とHMCのメニューから各項目を選択して設定する方法があります。初心者の方はWizardを使用すると簡単に設定ができま す。ここでは、ガイド付きセットアップ・ウィザードを用いた設定方法について説明します。設定方法の詳細は以下をご参照ください。
HMCの設定後は、管理対象のPower Systemsサーバーを追加します。HMCと管理対象サーバーのサービスプロセッサー(FSP)を接続するネットワークにDHCPを設定した場合は、 HMCとFSPを接続すると、サーバーが自動認識されます。Staticの場合は、FSPのIPアドレスを元に、ナビゲーション・メニューの「システム管 理」の「サーバー」から手動で追加します。管理対象サーバーの追加方法は以下ををご参照ください。
HMC Setup Wizardによる設定
HMCにログインし、「ガイド付きセットアップ・ウィザード」を開きます。
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システム管理者(hscadmin)用の初期IDとパスワード
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ID:hscroot
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パスワード:abc123
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HMC Setup Wizard
表示されるガイドに沿って設定を進めます。
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HMCの日付および時刻、タイムゾーンの設定
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hscroot / rootユーザーのパスワード変更
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hscroot以外の操作ユーザーの作成(オプション)
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サーバーおよびLPAR単位で操作ユーザーを設定可能です。
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HMCのネットワーク設定
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HMCローカル・コンソール上でのみ設定可能です。
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HMCインターフェース設定では、HMCとFSPを接続するネットワークと、LPAR管理用ネットワークの2つのインターフェースの設定をそれぞれ行います。
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【private/open ネットワーク指定】
private: HMCと管理対象サーバーのサービス・プロセッサー(FSP)だけを接続するネットワーク。HMCをDHCPサーバーとして構成、接続する場合に選択します。
open: HMCと管理対象サーバーのFSP以外のサーバーを接続するネットワーク。HMCと各LPAR間を接 続する管理用ネットワークはこちらを選択します。HMCのIPアドレスはstatic、もしくはDHCPクライアントとして設定できます。HMCとFSP のネットワークをstatic IPアドレスで接続する場合にも選択します。
【HMCのIPアドレス指定】
privateネットワークの場合は、DHCPサーバーのレンジを指定します。
【Firewallの設定】
openネットワークとして設定した場合、Firewallの設定を行います。RemoteからブラウザーでHMCにアクセスする場合は、アプリ ケーション名「Secure Remote Web Access」、コマンド・ラインでアクセスする場合は、「Secure Shell」を追加する必要があります。
これまで設定した変更作業を反映します。
変更した設定内容を有効にするために、再ログインを促すポップアップが表示されます。
「了解」ボタンを押すと、次にコール・ホーム・セットアップ用Wizardを起動するかどうかを選択し、基本設定が終了します。
Call Home Setup Wizard
HMCの基本設定が完了後、コール・ホームをセットアップする場合は、Wizardに沿って進めます。コール・ホームは、管理対象Power System等に保守が必要となった場合に、お客様のロケーションからIBMサポート組織にコールを行うオプションです。適切な保守措置を行うためには、 コール・ホームの設定を推奨します。後で設定をする場合は、HMC画面左のナビゲーション・メニュー「サービス管理」からこのWizardを起動します。
コール・ホームの設定を行うために、以下を事前に準備、決定します。
【連絡先情報】
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会社名
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管理者の名前
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電子メール・アドレス
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電話番号
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FAX 番号
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HMCのロケーションの番地と電話番号
【コール・ホーム接続方法と接続情報】
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ダイヤルアップ経由
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インターネット(SSL/VPN)経由
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他システム/パーティションを経由
Document Location
Worldwide
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Document Information
Modified date:
03 May 2021
UID
ibm11137292