[Db2] Universal フィックスパック (全製品) と Server フィックスパック (製品別) の違い

Answer

Db2 9 以降のフィックスパックは、Universal フィックスパック (全製品) と Server フィックスパック (製品別) の 2 種類が用意されています。

Universal フィックスパックは、すでにインストールされた製品の更新にのみ使用できます。 (※1)
また、全ての製品、エディションに対する修正を含んでいます。

Server フィックスパックは、すでにインストールされた製品の更新だけでなく、新規インストールにも使用できます。
Server フィックスパックは製品別に提供されており、ESE (Enterprise Server Edition) や WSE (Workgroup Server Edition) などのサーバー・エディションと、データ・サーバー・クライアントに対して適用可能です。
ラッパー製品については Server フィックスパックは存在しません。

以下の製品ごとに、Server フィックスパックがあります。
注：V9.5 以降の Server フィックスパックは単一のパッケージになり、以下のすべての製品の内容を含みます。
セットアップ画面をスクロールすると、製品ごとに「新規インストール」と「既存の製品を操作」ボタンが用意されています。
注: V10.5 以降、Workgroup Server Edition 以上のインストール・イメージは「Server Editions」に統一されて、エディションの違いは、登録するライセンス・キーによって決定されます。

• Advanced Enterprise Server Edition (V9.7 FP3 以降)
• Advanced Workgroup Server Edition (V10.5 以降)
• Enterprise Server Edition
• Workgroup Server Edition
• Express Edition
• Connect Editions
• IBM Data Server Client
• IBM Data Server Runtime Client

以下の製品には、Server フィックスパックは存在しません。

• Db2 Query Patroller
• Db2 Spatial Extender
• InfoSphere Federation Server Relational Wrappers
• InfoSphere Federation Server Nonrelational Wrapper

運用上の考慮点
※1 V9.7 以降の Windows 版および V10.1 FP3 と V10.5 FP3 以降の Linux/UNIX 版は Universal フィックスパック と Server フィックスパック のどちらを使用しても新規インストールが可能です。
ただし、V11.5 を Universal フィックスパックからインストールすると、コミュニティ・ライセンスが登録されないため、インスタンスを起動するにはライセンス登録が必要です。

関連情報
Universal フィックスパックと製品固有のフィックスパック
DB2 V9.7 の新機能: Universal フィックスパックのサポートが拡張された (Windows)
フィックスパックの適用
Download Db2 Fix Packs by version for Db2 for Linux, UNIX and Windows
[Db2] Db2 9 はフィックスパックから製品インストールが可能
[Db2] Db2 のライセンス登録
Universal fixpacks can be installed to a new path from 10.1FP3/10.5FP3 on Linux/UNIX
 

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