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[Db2] RHEL 7 上 で Db2 インスタンスを自動開始する方法

Question & Answer


Question

RHEL 7 上でシステム再始動後に Db2 インスタンスを自動開始する方法を教えてください。

Cause

Db2 V10.5 および V11.1 は出荷時点で systemd をサポートしていません。
IT06863 (v10.5fp9) および IT17462 (v11.1m1fp1) で systemd をサポートしたので、db2setup や db2fmcu コマンドで自動起動を構成する場合、V10.5 FP9 以降や V11.1 M1FP1 以降を利用してください。

これより前のフィックスパックで障害モニター・コントローラーを自動的に起動するには、「回答」に示すステップ 2 のように、手作業による追加構成が必要です。

Answer

システム起動時に、インスタンスの startAtBoot グローバル・レジストリー・フィールド値が 1 (デフォルト)、かつ DB2AUTOSTART=YES に設定されている Db2 インスタンスが、障害モニター・コントローラー (FMC) によって自動的に開始されます。
「db2iauto -on インスタンス名」コマンドの実行により、指定されたインスタンスのインスタンス・レベルのレジストリーとして DB2AUTOSTART=YES が設定されます。

RHEL 7 上で Db2 インスタンスを自動開始するためには、下記の手順をすべて実施してください。

1. インスタンス・オーナーでの設定および確認
  • (1-1) インスタンス・オーナーでログインします。

    (1-2) 以下のコマンドを実行し、DB2AUTOSTART=YES に設定されていることを確認します。
    db2iauto -on インスタンス名
    db2set -all

    (1-3) 以下のコマンドを実行し、startAtBoot の値が 1 に設定されていることを確認します。
    db2greg -getinstrec instancename=インスタンス名

    例) インスタンス名 v105fp5 の場合
    $ db2greg -getinstrec instancename=v105fp5
    Retrieved record:
       Service      = |DB2|
       Version      = |10.5.0.5|
       InstanceName = |v105fp5|
       InstancePath = |/home/v105fp5/sqllib|
       Usage        = |N/A|
       StartAtBoot  = 1
       Maintenance  = 0
       InstallPath  = |/opt/ibm/db2/V10.5|
       RemoteProf   = |N/A|
       Comment      = |N/A|


2. root ユーザーでの設定
systemd を利用していないオペレーティング・システムの場合、db2fmcu コマンドで自動構成が行えます。
現在 db2fmcu コマンドは systemd をサポートしていないため、db2fmcd を起動するため以下のように手動で構成してください。
  • (2-1) root ユーザーでログインします。

    (2-2) /etc/systemd/system/db2fmcd.service ファイルを作成し、以下の内容を保存します。
    • [Unit]
      Description=DB2V105

      [Service]
      ExecStart=/opt/ibm/db2/V10.5/bin/db2fmcd
      KillMode=process
      Restart=always
      KillSignal=SIGHUP

      [Install]
      WantedBy=default.target

    • (2-3) 以下のコマンドを実行します。

      •  
    systemctl enable db2fmcd
    systemctl start db2fmcd


    •  
関連情報
インスタンスの自動開始
[Db2] システム起動時に DB2 インスタンスを自動起動する方法
Db2 AutoStart is not supported on Red Hat Enterprise Linux version 7
 
 
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Document Information

Modified date:
27 August 2023

UID

swg21981088

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