Question & Answer
Question
db2inidb relocate コマンドでデータベースを再配置する手順を教えてください。
Answer
手順内の既存と再配置先のデータベース名やパス設定など、構成に応じて変更する必要があります。
以下の例では、インスタンス名: db2inst1、既存のデータベース名: ORI_DB、再配置先のデータベース名: NEW_DB としています。
運用上の考慮点
マニュアルの db2inidb ページに記述された「使用上の注意」を参照してください。
関連情報
[Db2] パスポート・アドバンテージによく寄せられる質問
db2inidb - ミラーリングされたデータベースの初期化コマンド
以下の例では、インスタンス名: db2inst1、既存のデータベース名: ORI_DB、再配置先のデータベース名: NEW_DB としています。
- データベース等の構成確認
データベース・ディレクトリーは、以下のコマンドの出力から該当するデータベース名のローカル・データベース・ディレクトリーを確認してください。db2 list db directory
db2 get db cfg for [データベース名]
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再配置先のデータベースの構成ファイルの作成
以下の内容が記載されている構成ファイル relocate.cfg を作成します。ファイル名は任意に指定できます。
構成ファイルの形式については、db2relocatedb - データベースの再配置 を参照してください。DB_NAME=ORI_DB,NEW_DB DB_PATH=/data/ORI_DB,/data/NEW_DB INSTANCE=db2inst1 NODENUM=0 STORAGE_PATH=/data/ORI_DB, /data/NEW_DB
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既存のデータベース上での入出力をサスペンド
後述する手順 8. 入出力の再開まで、この処理をした接続上で操作を実行しないでください。入出力書き込みは、中断された接続から再開することが推奨されています。db2 connect to ORI_DB db2 set write suspend for database
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既存のデータベース・ディレクトリーを再配置先のディレクトリーにコピー
cp -r /data/ORI_DB/db2inst1 /data/NEW_DB/
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再配置先の新しいデータベースのデータベース・ディレクトリーに、手順 3. でコピーした既存のデータベース・ディレクトリーを移動
mkdir -p /data/NEW_DB/db2inst1/NODE0000/NEW_DB/ mv /data/NEW_DB/db2inst1/NODE0000/ORI_DB/ /data/NEW_DB/db2inst1/NODE0000/NEW_DB/
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再配置先のアクティブ・ログ・パスのファイルを削除
rm /data/NEW_DB/db2inst1/NODE0000/SQL00001/SQLOGDIR/*.*
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アーカイブ・ログ・ファイルをコピー
既存のデータベースのアーカイブ・ログ・パス配下のファイルを、再配置先の新しいデータベースのアクティブ・ログ・パスにコピーします。cp /data/arch1/db2inst1/ORI_DB/NODE0000/C0000000/* /data/NEW_DB/db2inst1/NODE0000/SQL00001/SQLOGDIR/
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既存のデータベース上での入出力を再開
手順 3. を実行した接続上で実行してください。db2 set write resume for database
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再配置先のデータベースの初期化
relocate using オプションには手順 2. で作成したファイル名を指定します。db2inidb NEW_DB as standby relocate using relocate.cfg
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ロールフォワードの実行
db2 rollforward db NEW_DB to end of logs db2 rollforward db NEW_DB complete
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再配置先のデータベースへの接続確認
再配置したデータベースに接続が可能か確認してください。db2 connect to NEW_DB
運用上の考慮点
マニュアルの db2inidb ページに記述された「使用上の注意」を参照してください。
関連情報
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db2inidb - ミラーリングされたデータベースの初期化コマンド
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Document Information
Modified date:
26 October 2023
UID
swg21601084