Question & Answer
Question
Db2 Windows 版で、インスタンス・ディレクトリーが ProgramData などの下に作成されています。 このパスを変更できますか?
Cause
Db2 9.5 以降、Db2 インスタンスの情報を格納するインスタンス・ディレクトリーは、以下のディレクトリーの下にインスタンス名のサブディレクトリーとして作成されます。
アプリケーションのデータをシステム・ドライブに置きたくないなどの理由で、インスタンス・ディレクトリーを移動させるには DB2INSTPROF 変数を更新して、インスタンスを再作成する必要があります。
注: DB2INSTPROF のデフォルト・パスは、共通アプリケーション・データ (C:\ProgramData など) の IBM\DB2\<コピー名> サブ・ディレクトリーです。V9.7 FP5 以降、Db2 をカスタム・セットアップすると、共通アプリケーション・データのパスを変更できます。
あらかじめデフォルトと異なるパスにインスタンスを作成したい場合は、カスタム・セットアップするか、応答ファイルの DB2_COMMON_APP_DATA_TOP_PATH キーワードで指定してください。
応答ファイルのキーワード
- Windows XP/2003
%SystemDrive%\Documents and Settings\All Users\Application Data\IBM\DB2\(DB2 コピー名) - Windows Vista/2008 以降
%SystemDrive%\ProgramData\IBM\DB2\(DB2 コピー名)
アプリケーションのデータをシステム・ドライブに置きたくないなどの理由で、インスタンス・ディレクトリーを移動させるには DB2INSTPROF 変数を更新して、インスタンスを再作成する必要があります。
注: DB2INSTPROF のデフォルト・パスは、共通アプリケーション・データ (C:\ProgramData など) の IBM\DB2\<コピー名> サブ・ディレクトリーです。V9.7 FP5 以降、Db2 をカスタム・セットアップすると、共通アプリケーション・データのパスを変更できます。
あらかじめデフォルトと異なるパスにインスタンスを作成したい場合は、カスタム・セットアップするか、応答ファイルの DB2_COMMON_APP_DATA_TOP_PATH キーワードで指定してください。
応答ファイルのキーワード
Answer
Db2 のインスタンス・ディレクトリーは DB2INSTPROF で示されるディレクトリーに下に作成されます。
DB2INSTPROF を変更する場合、以下の手順のようにインスタンスの再作成が必要です。
注: 以下の手順はコンピュータに管理者としてログオンし、「Db2 コマンドウィンドウ - 管理者」で実行します。
DB2INSTPROF を変更する場合、以下の手順のようにインスタンスの再作成が必要です。
注: 以下の手順はコンピュータに管理者としてログオンし、「Db2 コマンドウィンドウ - 管理者」で実行します。
【手順例】
運用上の考慮点
関連情報
db2idrop - インスタンスの除去コマンド
db2icrt - インスタンスの作成コマンド
レジストリー変数と環境変数 - DB2_COMMON_APP_DATA_PATH
- インスタンスの削除
db2idrop <インスタンス名>
- DB2INSTPROF の設定
db2set -g DB2INSTPROF=<新しいパス名>
- インスタンスの作成
db2icrt -s ESE -u <サービス・ユーザー>:<パスワード> <インスタンス名>
運用上の考慮点
- セットアップ時に作成されるインスタンスのパスをあらかじめ変更したい場合、V9.7 FP5 以降で新規セットアップを行う必要があります。
[Db2] Db2 はフィックスパックから製品インストールが可能 - 同一マシン上で同名のインスタンスを再作成する際は、db2cfexp/db2cfimp コマンドで構成情報を移行することが可能です。
[Db2] インスタンス再作成時に構成情報を移行する方法 - sqllib ディレクトリーの下にインスタンス・ディレクトリー (および他のユーザー・データ・ファイル) を置くことはできません。
DB2INSTPROF
オペレーティング・システム: Windows
この環境変数は、Windows オペレーティング・システムでのインスタンス・ディレクトリーの場所を指定します。 バージョン 9.5 からは、sqllib ディレクトリーの下にインスタンス・ディレクトリー (および他のユーザー・データ・ファイル) を置くことはできません。
システム環境変数
関連情報
db2idrop - インスタンスの除去コマンド
db2icrt - インスタンスの作成コマンド
レジストリー変数と環境変数 - DB2_COMMON_APP_DATA_PATH
[{"Type":"MASTER","Line of Business":{"code":"LOB10","label":"Data and AI"},"Business Unit":{"code":"BU058","label":"IBM Infrastructure w\/TPS"},"Product":{"code":"SSEPGG","label":"Db2 for Linux, UNIX and Windows"},"ARM Category":[{"code":"a8m500000008PlUAAU","label":"Database Objects-\u003EInstance"}],"ARM Case Number":"","Platform":[{"code":"PF033","label":"Windows"}],"Version":"All Versions"}]
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Document Information
Modified date:
24 August 2023
UID
swg21595374