Question & Answer
Question
オンラインバックアップ中に更新トランザクションが数秒から数分待たされることがあります。対策はありますか。
Cause
バックアップは開始時と終了時にリカバリー履歴ファイル (HISTORY FILE) を排他モードでロックします。
この間、ログの切り替えなどでリカバリー履歴ファイルへの書き込みを待つ更新トランザクションは待たされます。
- 開始時: バックアップヘッダーの一部としてリカバリー履歴ファイルをバックアップします。
- 終了時: リカバリー履歴ファイルの prune を行います。
この間、ログの切り替えなどでリカバリー履歴ファイルへの書き込みを待つ更新トランザクションは待たされます。
Answer
排他ロックによって待たされる時間は、リカバリー履歴ファイルのサイズに依存します。prune history コマンドでリカバリー履歴ファイルのサイズを小さく保つ運用を検討してください。
バックアップ開始時に長時間リカバリー履歴ファイルを保持する以下の障害 (IY72780) が報告されているため、V8 をご使用の場合は FP10 以降の適用を検討してください (V9.1 以降は修正済み)。
[概要]
バックアップ開始のリカバリー履歴ファイルの書き出しで、テープ装置の準備ができていないと更新トランザクションが遅延することがあります。
db2med がベンダーライブラリからの準備完了を受けてから db2bm がリカバリー履歴ファイルを読むように修正されました。
なお、V9.7FP5 以降 (V10.1 を含む)、prune でリカバリー履歴ファイルを整理するとき、排他ロックを取らない改善が行われました。このため、バックアップ終了時の遅延は解消されています。
V9.7 FP5 新機能: リカバリー・オブジェクトの自動削除時に履歴ファイルがロックされなくなった
関連情報
回復履歴ファイル
PRUNE HISTORY/LOGFILE コマンド
rec_his_retentn - リカバリー履歴保存期間 構成パラメーター
LI71178: DB2 CAN SUSPEND PROCESSING OF UPDATES TO A DATABASE DURING THE TIME THAT AN ONLINE BACKUP IS BACKING UP THE HISTORY FILE
[概要]
Db2 の制限事項で、バックアップ終了時、リカバリー履歴ファイルの prune 中に更新トランザクションが遅延することがあります。
[回避策]
[概要]
バックアップ開始のリカバリー履歴ファイルの書き出しで、TSM テープ装置の準備ができていないと更新トランザクションが遅延することがあります。
TSM が準備完了の応答を返しても実際にテープがマウントされておらず、書き込み開始まで時間がかかるケースがあります。
お問合せ先
技術的な内容に関して、パスポート・アドバンテージの契約のもと Db2 テクニカル・サポートへお問い合わせください。
Db2 テクニカル・サポート
バックアップ開始時に長時間リカバリー履歴ファイルを保持する以下の障害 (IY72780) が報告されているため、V8 をご使用の場合は FP10 以降の適用を検討してください (V9.1 以降は修正済み)。
[概要]
バックアップ開始のリカバリー履歴ファイルの書き出しで、テープ装置の準備ができていないと更新トランザクションが遅延することがあります。
db2med がベンダーライブラリからの準備完了を受けてから db2bm がリカバリー履歴ファイルを読むように修正されました。
なお、V9.7FP5 以降 (V10.1 を含む)、prune でリカバリー履歴ファイルを整理するとき、排他ロックを取らない改善が行われました。このため、バックアップ終了時の遅延は解消されています。
V9.7 FP5 新機能: リカバリー・オブジェクトの自動削除時に履歴ファイルがロックされなくなった
関連情報
回復履歴ファイル
PRUNE HISTORY/LOGFILE コマンド
rec_his_retentn - リカバリー履歴保存期間 構成パラメーター
LI71178: DB2 CAN SUSPEND PROCESSING OF UPDATES TO A DATABASE DURING THE TIME THAT AN ONLINE BACKUP IS BACKING UP THE HISTORY FILE
[概要]
Db2 の制限事項で、バックアップ終了時、リカバリー履歴ファイルの prune 中に更新トランザクションが遅延することがあります。
[回避策]
- prune history コマンドでリカバリー履歴ファイルのサイズを小さくします。
- ログファイルのサイズを大きくしてログ切り替えの頻度を減らします。
db2 update db cfg using LOGFILSIZ xxxx (現在よりも大きいサイズを指定)
[概要]
バックアップ開始のリカバリー履歴ファイルの書き出しで、TSM テープ装置の準備ができていないと更新トランザクションが遅延することがあります。
TSM が準備完了の応答を返しても実際にテープがマウントされておらず、書き込み開始まで時間がかかるケースがあります。
お問合せ先
技術的な内容に関して、パスポート・アドバンテージの契約のもと Db2 テクニカル・サポートへお問い合わせください。
Db2 テクニカル・サポート
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Historical Number
1E888C8427E5EB1F492577DF0031858A
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Document Information
Modified date:
15 August 2023
UID
jpn1J1005032