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[Db2] オフライン再編成処理が HADR スタンバイ側で再生されるタイミング

Question & Answer


Question

HADR 環境で表および索引のオフライン再編成を実行した場合、スタンバイ・データベース側ではどのタイミングで処理が再生されますか。

Answer

表および索引のオフライン (クラシック) 再編成の処理がスタンバイ・データベース側で再生されるタイミングは、そのオフライン再編成が索引を使用した表のクラスター化を実行しているか否かに依存します。

クラスター化を実行する再編成では、処理内容は数百から数千行ごとにロギングされます。
それに対し、クラスター化を実行しない再編成では、1 次データベースでの再編成処理が完了した時点で、一つのログ・レコードが生成されます。

1 次データベースで生成されたログ・レコードが、スタンバイ・データベース側で再生されるタイミングは、HADR_SYNCMODE データベース構成パラメーターの設定に依存します。

なお、クラスター化を実行する再編成の場合、1 次データベースのトランザクションが断続的にブロックされる可能性がありますので留意が必要です。
これは、スタンバイ・データベースでは、一つのトランザクション・ログ・レコードで、一度に大量の更新処理を再生する必要が生じるためで、もしデータベースがピア状態である場合は、スタンバイ・データベースでの処理の再生に時間がかかり、スタンバイ側の受信バッファーがいっぱいになってしまうと、1 次データベースでのトランザクションのブロックにつながります。

また、クラスター化を実行しない再編成では、スタンバイ・データベースは 1 次データベースからログ・レコードを受け取った後に再編成全体を実行することになるため、スタンバイ・データベースは 1 次データベースに対して、大きな後れを取ることになります。
運用上の考慮点

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Document Information

Modified date:
16 August 2023

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