IBM Support

Cognos Configurationにて、TLS対応メールサーバーへのテスト接続が、「メールサーバーに接続できない」エラーで失敗します

Troubleshooting


Problem

IBM Cognos Configurationでプロパティ「SSL 暗号化有効」を「有効」に設定しても、
Cognos ConfigurationからTLS対応メールサーバーへの接続に失敗し、「メールサーバーに接続できない (Mail server cannot be reached)」というエラーメッセージが表示されます。
本技術資料は英文資料「#718589 Testing Connection to TLS enabled mail server from Cognos Configuration fails with error “Mail server cannot be reached”.」の日本語翻訳＋一部修正版となります。

Resolving The Problem

メールサーバーのSSL/TLSを有効にするには、以下の手順で行います。
1. メールサーバーが正しいポートでSSL証明書を使用するよう設定する必要があります。
2. SSL証明書をcognos jreにインポートする必要があります。以下のコマンドを使用します。
"<Cognos installation directory>\bin\DLS_SSL_CertImportTool.bat <証明書ファイル名>"
3. IBM Cognos Configurationで、「データ・アクセス」＞「通知」＞「SSL 暗号化有効」を「有効」に設定します。
4. IBM Cognos Configurationの「詳細プロパティ」で、emf.mail.tls.enabled を true に設定する必要があります。
これは、以下の手順で行うことができます。
IBM Cognos Configurationにて、「ローカル設定」＞「詳細プロパティ」の編集アイコンをクリックし、追加ボタンで1行追加し、名前を「emf.mail.tls.enabled」、値を「true」とします。OKをクリックし、設定を保存します。
5. さらに、Cognos Administration画面にて、Deliveryサービスに「emf.mail.tls.enabled」を設定する必要があります。
これは、以下の手順で行うことができます。
管理＞管理コンソールをクリックし、IBM Cognos Administrationを開く 
ステータスタブ -> システム -> サーバーリンクをクリック -> ディスパッチャーリンクをクリック -> 
DeliveryServiceの横にある小さな逆三角形▼をクリック -> プロパティの設定をクリック -> 
設定タブ -> 詳細設定の値列にある編集をクリック -> 
開いた画面にて、オプション「親エントリから取得した設定をオーバーライド」にチェックを入れる -> 
パラメーターに「emf.mail.tls.enabled」、値に「true」として入力 -> 
OKボタンで保存します。

Document Location

Worldwide

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Document Information

Modified date:
05 December 2022

UID

ibm16844709

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