IBM Support

新規に追加したコンピューターが監査スナップショットに表示されない

Question & Answer


Question

ILMT で新たに管理対象のコンピューターを追加するため、以下の作業を行いました。 - BigFix クライアントの導入 - スキャナーの導入 - キャパシティ・スキャンの実行と結果のアップロード - ソフトウェア・スキャンの実行と結果のアップロード - ILMT でデータのインポート ILMT の Web インターフェースから、レポート > ソフトウェア・インストールの画面や、レポート > ソフトウェア分類の画面を確認すると、新たに追加したコンピューターから検知されたコンポーネントの情報が正常に表示されています。 しかし、監査スナップショットを生成し、pvu_sub_capacity.csv を確認すると、新たに追加したコンピューターの情報が表示されません。 なぜ pvu_sub_capacity.csv には表示されないのでしょうか。

Answer

pvu_sub_capacity.csv は、指定期間内(デフォルトは直近3ヶ月)で、その製品のライセンス使用量がピークとなった日の状況をレポートするというデザインになっています。
指定期間内で製品を検出したコンピューターを全て表示する、というレポートではありません。
これは、サブキャパシティ・ライセンスとして、期間内に最も多くプロセッサーを使用した日を課金対象とする、というルールに従った動作となります。

pvu_sub_capacity.csv において、該当製品のライセンスのピークとなった日付は、「メトリック・ピーク値の時刻」列で確認できます。
このピーク値を記録した日の状況がレポートされるため、このタイミングで存在したコンピューターのみがレポートに表示されます。

例:
---------------------
- 1月1日の時点で、製品 DB2 を導入した3台のコンピューター A, B, C が、合計 600 PVU を使用していた。
- 2月1日の時点で、コンピューターA, B, C が使用するコアの割り当て数を減らし、合計 300 PVU となった。
- 3月1日に新たに製品 DB2 を導入したコンピューター D を追加し、合計 400 PVU となった。
---------------------

上記の場合、例えば3月末に直近3ヶ月をレポート期間とする監査スナップショットを生成した場合、pvu_sub_capacity.csv では、製品 DB2 のライセンスピーク値は 600 PVU となり、コンピューター A, B, C の情報がレポートに表示されます。(コンピューター D は、ピーク値 600 PVU を記録したタイミングでは存在しないため、レポートに表示されません。)
レポート期間を変更し、例えば直近1ヶ月のレポート期間とした場合は、ライセンスピーク値は 400 PVU となり、コンピューター A, B, C, D の情報がレポートに表示されます。

監査スナップショットの pvu_sub_capacity.csv は、あくまで指定期間内で、その製品のライセンス使用量がピークとなった日の状況をレポートすることが目的であり、該当コンポーネントを検知した全てのコンピューターをレポートすることが目的ではありません。
そのため、新たに追加したコンピューターから、正しくコンポーネントが検知されているかどうかを確認したい場合は、ILMT の Web インターフェースから、レポート > ソフトウェア・インストールの画面、または、レポート > ソフトウェア分類の画面を確認してください。

この動作については、以下のマニュアルにも記載があります。
(ページ下部の、「ライセンス・ピーク値の時刻に検出されたソフトウェア・インスタンスのみを含む CSV レポート」のセクションをご参照ください)

メトリック使用状況が含まれている CSV ファイルの理解
https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/ja/SS8JFY_9.2.0/com.ibm.lmt.doc/Inventory/softinv/c_understanding_csv.html

[{"Product":{"code":"SS8JFY","label":"IBM License Metric Tool"},"Business Unit":{"code":"BU053","label":"Cloud & Data Platform"},"Component":"--","Platform":[{"code":"PF002","label":"AIX"},{"code":"PF010","label":"HP-UX"},{"code":"PF012","label":"IBM i"},{"code":"PF016","label":"Linux"},{"code":"PF027","label":"Solaris"},{"code":"PF033","label":"Windows"}],"Version":"9.0;9.0.1;9.2","Edition":"","Line of Business":{"code":"LOB45","label":"Automation"}}]

Document Information

Modified date:
26 April 2021

UID

swg22015474