Question & Answer
Question
Answer
ログや構成情報を利用して、問題の判別と分析を行います。
この文書では、
1.コレクター・ツールを使い、ログや構成ファイルなど調査に必要な資料を一括して収集する方法
2.個別にファイルを選択し収集する方法
を案内します。
コレクター・ツールはログや構成ファイルなど調査に必要な資料を一括して収集するWebSphereアプリケーション・サーバー(以下、WAS)付属のツールです。
実行環境によっては、CPU使用率に影響がでる場合があります。CPU使用率に余裕がない環境では、WASプロセスを全て停止した状態での実行をお勧めします。
また、出力ログファイル名・ディレクトリーを変更されている場合は、コレクター・ツールでのログ収集ができない場合があります。その場合は、お手数ですが出力ログを別途手動で取得ください。
. 個別にファイルを収集する方法は、リスト以外に問題にあわせたファイルが必要になる場合があります。早期問題解決のため、網羅的に資料を収集するコレクター・ツールをお勧めします。
※WAS V7.0.0.41/V8.0.0.13V8.5.5.9未満の環境でコレクター・ツールを実行した際に、以下メッセージが出力される場合がありますが、問題なく実行可能です。
※また、WAS V7.0.0.41/V8.0.0.13V8.5.5.9以降コレクター・ツールによる資料取得が推奨に戻っています
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このコレクター・ツールは推奨されなくなり、そのインベントリーはもう維持されなくなります。 このツールの推奨される置換ツールは、IBM Support Assistant データ・コレクターです。 IBM Support Assistant データ・コレクター・ツールを開始するには、app_server_root/bin ディレクトリーから isadc.bat または isadc.sh を実行します。
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※コレクター・ツール実行中に、Java ヒープサイズが不足しているために メモリー不足のエラー(OutofMemoryError)が発生してしまった場合には、コレクター・ツールのスクリプトを編集し、Javaヒープを拡張していただく必要がございます。詳細は備考に記載の手順をご参照ください。
目次 |
■ WAS V9.0/V8.5/V8.0/V7.0 Unix ■ WAS V9.0/V8.5/V8.0/V7.0 Windows |
コレクター・ツールによる情報の収集 - V9.0
コレクター・ツールによる情報の収集 - V8.5
■ WAS V9.0/V8.5/V8.0/V7.0 Unix
* 非ルート・ユーザーで実行した場合、十分な情報が取得できない場合があります。
できる限りrootユーザーで実行をお願いします。
- 作業用ディレクトリを作成して移動します。
実行例 :
mkdir /tmp/work
cd /tmp/work
注釈 : WSAS導入ディレクトリ以外であることが必要です。 - 該当のプロファイルに対してコレクター・ツールを実行します。
実行例 : [WSAS_ROOT]/profiles/[PROFILE_NAME]/bin/collector.sh
取得ファイル : hostname-cellname-nodename-profile.jar - ND版の場合は追加で、デプロイメント・マネージャー・プロファイルに対してもコレクター・ツールを実行します。
実行例 : [WSAS_ROOT]/profiles/[PROFILE_NAME]/bin/collector.sh
取得ファイル : hostname-cellname-nodename-profile.jar - コレクター・ツールを使用できない場合、次のファイルを取得します。
- [WSAS_ROOT]/profiles/[PROFILE_NAME]以下のファイル
- /config/*
- logs/[SERVER_NAME]/*
- logs/ffdc/*
- logs/http_plugin.log
- 注釈1: ND版の場合は上記に加えて以下も取得します。
- [WSAS_ROOT]/profiles/[PROFILE_NAME]/logs/nodeagent/*
- [Dmgr_PROFILE]/logs/dmgr
- [Dmgr_PROFILE]/logs/ffdc
- [Dmgr_PROFILE]/config/*
- 注釈2: WASのログ出力先を構成変更されている場合は、そのディレクトリ下のファイルを取得します。
■ WAS V9.0/V8.5/V8.0/V7.0 Windows
* 非ルート・ユーザーで実行した場合、十分な情報が取得できない場合があります。
できる限り、管理者グループのメンバーで実行をお願いします。
- 作業用ディレクトリを作成して移動します。
実行例 :
mkdir C:\temp\collector
cd C:\temp\collector
注釈 : WSAS導入ディレクトリ以外であることが必要です。 - 該当のプロファイルに対してコレクター・ツールを実行します。
実行例 : [WSAS_ROOT]\profiles\[PROFILE_NAME]\bin\collector.bat
取得ファイル : hostname-cellname-nodename-profile.jar - ND版の場合は追加で、デプロイメント・マネージャー・プロファイルに対してもコレクター・ツールを実行します。
実行例 : [WSAS_ROOT]\profiles\[PROFILE_NAME]\bin\collector.bat
取得ファイル : hostname-cellname-nodename-profile.jar - コレクター・ツールを使用できない場合、次のファイルを取得します。
- [WSAS_ROOT]/profiles/[PROFILE_NAME]以下のファイル
- /config/*
- logs/[SERVER_NAME]/*
- logs/ffdc/*
- logs/http_plugin.log
- 注釈1: ND版の場合は上記に加えて以下も取得します。
- [WSAS_ROOT]/profiles/[PROFILE_NAME]/logs/nodeagent/*
- [Dmgr_PROFILE]/logs/dmgr
- [Dmgr_PROFILE]/logs/ffdc
- [Dmgr_PROFILE]/config/*
- 注釈2: WASのログ出力先を構成変更されている場合は、そのディレクトリ下のファイルを取得します。
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1. 編集前に必ずバックアップをご取得ください。
UNIX/Linux: [WSAS_ROOT]/bin/collector.sh
WIndows: [WSAS_ROOT]\bin\collector.bat
2. 上記のcollector.sh(またはcollector.bat)を開き、${JAVA_EXE} から始まる行を探します。
3. 以下の例のように、${JAVA_EXE}の直後に最大ヒープサイズを指定してください。すでに値が入っている場合(例: -Xmx1024m)には、そのサイズをより大きな値に変更ください。
例:
${JAVA_EXE} -Xmx2048m \
-Dwas.install.root="$WAS_HOME" \
-Duser.install.root="$WAS_HOME" \
:
4. 変更後、ファイルを保存します。これにより、上記の例ではコレクター・ツールを実行するために2048MBのヒープサイズが割り当てられることになります。
コレクター・ツール実行完了後、割り当てられたメモリーは自動的に解放されます。
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Document Information
Modified date:
24 March 2023
UID
swg21621222