ライブラリーのジャーナル処理開始 (STRJRNLIB)
実行可能場所: すべての環境 (*ALL) スレッド・セーフ: 条件付き |
パラメーター 例 エラー・メッセージ |
ライブラリーのジャーナル処理の開始(STRJRNLIB)コマンドは,特定のジャーナルに対する変更のジャーナル処理(ライブラリーまたはライブラリーのリストに対して実行)を開始するために,さらに,オプションでライブラリーまたはライブラリーのリスト内のオブジェクトに対する変更のジャーナル処理を開始するために使用されます。ジャーナル処理済みライブラリー内に作成,移動,または復元されたオブジェクトは,そのライブラリーがジャーナル処理されたのと同じジャーナルに自動的にジャーナル処理される場合があります。送信できるジャーナル項目の詳細については,IBM i Information Center(http://www.ibm.com/systems/i/infocenter/)の「ジャーナル管理」トピック・コレクションを参照してください。その場合,「ジャーナル項目ファインダー」で検索してください。
オブジェクトのジャーナル処理を開始した後は,ジャーナル処理済みオブジェクトを保存して,そのジャーナル属性情報を保持する必要があります。また,オブジェクトを保存する必要もあります。これは,例えばジャーナル処理済み変更は,ジャーナル処理が有効になる前に保存されたオブジェクトのバージョンには適用できないためです。
ジャーナル処理に適したライブラリー内に作成,移動,または復元されたオブジェクトは,そのライブラリーと同じジャーナルへのジャーナル処理を自動的に開始する場合があります。ライブラリーのジャーナル状態を継承するオブジェクトとそれらのオブジェクトがジャーナル処理の開始に使用するジャーナル処理属性は,そのライブラリーの継承ジャーナル処理属性によって決定されます。
ライブラリーの継承規則を含むジャーナル情報を表示するには,ライブラリー記述表示(DSPLIBD)コマンドを使用します。
ジャーナル処理を開始するその他の方法については,以下のコマンドを参照してください。
- アクセス・パス−アクセス・パス・ジャーナル処理開始(STRJRNAP)
- 組み込みファイル・システム・オブジェクト−ジャーナル処理開始(STRJRN)
- 物理ファイル−物理ファイル・ジャーナル処理開始(STRJRNPF)
- その他のオブジェクト−オブジェクト・ジャーナル処理開始(STRJRNOBJ)
制約事項:
- オブジェクトは,別のジャーナルに変更をジャーナル処理中であってはなりません。
- 1つのジャーナルに関連付けできるオブジェクトの最大数は250,000または10,000,000のいずれかです。10,000,000を取得するには,ジャーナル作成(CRTJRN)コマンドまたはジャーナル変更(CHGJRN)コマンドでJRNOBJLMTパラメーターに*MAX10Mの値を指定する必要があります。オブジェクトの数がこの最大数以上ある場合,これ以上のオブジェクトについてはジャーナル処理は開始されません。
- 指定するジャーナルはローカル・ジャーナルでなければなりません。ローカル・ジャーナルにジャーナル処理できるすべてのオブジェクト・タイプにも,リモート・ジャーナルに送られるその変更がありますが,これは2ステップの処理によって行われます。最初に,ローカル・ジャーナルへのジャーナル処理を開始します。次に,このローカル・ジャーナルをリモート・インスタンスに接続します。このような接続を開始するには,リモート・ジャーナル追加(ADDRMTJRN)コマンドまたはリモート・ジャーナル追加(QJOADDREMOTEJOURNAL) APIを使用してください。リモート・ジャーナル処理については,IBM i Information Center(http://www.ibm.com/systems/i/infocenter/)の「ジャーナル管理」トピック・コレクションを参照してください。
- 指定のジャーナルおよびオブジェクトは同じ補助記憶域プール(ASP)に入っている必要があります。
- 指定されたライブラリーにQDFTJRNという名前のデータ域がある場合,そのライブラリー内に作成,移動,または復元されたオブジェクトはライブラリーのジャーナル処理状態を継承しません。代わりに,オブジェクトはQDFTJRNデータ域の内容に基づいて自動的にジャーナル処理を開始します。QDFTJRNデータ域が削除された場合,ライブラリー内に作成,移動,および復元されたオブジェクトは継承規則に基づいてそのライブラリーのジャーナル処理状態を継承します。
- ライブラリーQSYS, QSYSXXXXX, QSYS2, QSYS2XXXXX, QPTFOBJ1, QPTFOBJ2, QRECOVERY, QRCYXXXXX, QSPL, QSPLXXXXX, QRCL, QRCLXXXXX, QRPLOBJ, QRPLXXXXX, QGPL, QTEMP, SYSIBM, SYSIBXXXXX, SYSIBMADM, SYSPROC,およびSYSTOOLS (XXXXXは独立補助記憶域プール(IASP)の5桁の番号)をジャーナル処理することはできません。
- ロック処理
ジャーナル処理を開始するライブラリーは,読み取り排他ロック(*EXCLRD)によってロックされます。
上 |
パラメーター
キーワード | 記述 | 選択項目 | ノーツ |
---|---|---|---|
LIB | ライブラリー | 値 (最大 300 回の繰り返し): 総称名, 名前 | 必須, 定位置 1 |
JRN | ジャーナル | 修飾オブジェクト名 | 必須, 定位置 2 |
修飾子 1: ジャーナル | 名前 | ||
修飾子 2: ライブラリー | 名前, *LIBL, *CURLIB | ||
INHRULES | 継承規則 | 値 (最大 20 回の繰り返し): 要素リスト | オプショナル |
要素 1: オブジェクト・タイプ | *ALL, *FILE, *DTAARA, *DTAQ | ||
要素 2: 操作 | *ALLOPR, *CREATE, *MOVE, *RESTORE, *RSTOVRJRN | ||
要素 3: 規則の処置 | *INCLUDE, *OMIT | ||
要素 4: イメージ | *OBJDFT, *AFTER, *BOTH | ||
要素 5: ジャーナル項目の省略 | *OBJDFT, *NONE, *OPNCLO | ||
要素 6: リモート・ジャーナル・フィルター | *OBJDFT, *NO, *YES | ||
要素 7: 名前フィルター | 総称名, 名前, *ALL | ||
LOGLVL | ロギング・レベル | *ERRORS, *ALL | オプショナル |
上 |
ライブラリー (LIB)
変更をジャーナル処理する最大300個のライブラリー名を指定します。
- 総称名
- 変更をジャーナル処理するライブラリーの総称名を指定します。総称名は,1つ以上の文字とその後にアスタリスク(*)が付いた文字ストリングです。総称名を指定すると,総称名と同じ接頭部の付いた名前を持つすべてのライブラリーの変更がジャーナル処理されます。
- ライブラリー名
- 変更をジャーナル処理するライブラリーの名前を指定します。
上 |
ジャーナル (JRN)
ジャーナル処理済み変更を受け取るジャーナルを指定します。
これは必須パラメーターです。
修飾子1: ジャーナル
- ジャーナル名
- ジャーナル処理済み変更を受け取るジャーナルの名前を指定してください。
修飾子2: ライブラリー
- *LIBL
- 最初に一致するものが見つかるまで,現行スレッドのライブラリー・リスト内のすべてのライブラリーが検索されます。
- *CURLIB
- ジョブの現行ライブラリーが検索されます。ジョブの現行ライブラリーとしてライブラリーが指定されていない場合は,QGPLが使用されます。
- ライブラリー名
- 検索するライブラリーの名前を指定してください。
上 |
継承規則 (INHRULES)
ジャーナル処理済みライブラリー内部で作成された,ジャーナル処理済みライブラリーに移動された,あるいはジャーナル処理済みライブラリーに復元されたオブジェクトの内,ライブラリーのジャーナル状態を継承するオブジェクトとそれらのオブジェクトのジャーナル処理属性を指定します。
各規則ごとに,その規則が適用されるオブジェクト・タイプ,オブジェクト名,および操作を定義します。同じセットのオブジェクトで複数の規則を定義できます。同じオブジェクトと操作に対して複数の規則が定義されている場合は,そのオブジェクトに定義された最後の規則が適用されます。
これらの規則は,ライブラリー内に作成,移動,または復元されたオブジェクトにのみ影響します。ライブラリー内のオブジェクトのジャーナル処理状態およびジャーナル処理属性は,オブジェクトの名前が変更された場合には変更されません。オブジェクトはいったんジャーナル処理されると,ライブラリーの外部に移動しても,そのジャーナル処理は自動終了しません。また,ライブラリーに移動する前にジャーナル処理されたオブジェクトは,その移動時にジャーナル処理の状態および属性は変更されません。
注: QDFTJRNという名前のデータ域がライブラリー内に存在する場合,ライブラリー内に作成,移動,または復元されたオブジェクトはライブラリーのジャーナル状態を継承しません。この場合,ライブラリー内に作成,移動,および復元されたオブジェクトは,データ域情報に基づいて自動的にジャーナル処理を開始します。
要素1: オブジェクト・タイプ
この規則で特定されるオブジェクトのオブジェクト・タイプを指定します。
- *ALL
- この規則は,ジャーナル処理できるすべてのオブジェクト・タイプに適用されます。
- *DTAARA
- この規則は,データ域に適用されます。
- *DTAQ
- この規則は,データ待ち行列に適用されます。
- *FILE
- この規則は,データベース物理ファイルに適用されます。
要素2: 操作
この規則で特定される操作(複数可)を指定します。
- *ALLOPR
- この規則は,ライブラリー内に作成,移動,または復元されたすべてのオブジェクトに適用されます。これは,値*CREATE, *MOVE,および*RESTOREを組み合わせたものです。詳細については,各値の説明を参照してください。
- *CREATE
- この規則は,ライブラリー内に作成されたすべてのオブジェクトに適用されます。
- *MOVE
- この規則は,ライブラリー内に移動されたすべてのオブジェクトに適用されます(これらがまだジャーナル処理されていない場合)。
- *RESTORE
- この規則は,ライブラリー内に復元されたすべてのオブジェクトに適用されます。あるオブジェクトが現存するオブジェクト上で復元された場合,復元されたオブジェクトは,このオブジェクトの復元前に存在していたオブジェクトと同じジャーナル状態およびジャーナル処理属性を保持します。あるオブジェクトが保存の際にまったくジャーナル処理されなかった場合は,ライブラリー内に復元される際にそのオブジェクトのジャーナル処理が開始されます。一方,オブジェクトが保存の際にジャーナル処理されていた場合,このオブジェクトはまず最初に,保存時にジャーナル処理されたジャーナルへのジャーナル処理を開始しようと試みます。これは,保存時に保持していたジャーナル処理属性を使用して行われます。そのジャーナルが存在しない場合,オブジェクトは,この規則で定義されたジャーナル処理属性を使用してライブラリーをジャーナル処理するのと同じジャーナルにジャーナル処理を開始します。*RESTOREが指定された規則は,*RSTOVRJRNが指定された同じオブジェクト・タイプの直前の規則をオーバーライドします。
付随する規則処置が*OMITに設定され,オブジェクトが既存のオブジェクト上で復元されていない場合,復元されたオブジェクトは,このオブジェクトの保存時に保持していたものと同じジャーナル状態およびジャーナル処理属性を保持します。この場合,ライブラリーのジャーナル状態は無視されます。
- *RSTOVRJRN
- この規則は,ライブラリー内に復元されたすべてのオブジェクトに適用されます。あるオブジェクトが現存するオブジェクト上で復元された場合,復元されたオブジェクトは,このオブジェクトの復元前に存在していたオブジェクトと同じジャーナル状態およびジャーナル処理属性を保持します。そうでない場合,オブジェクトはこの規則で定義されたジャーナル処理属性を使用して,ライブラリーをジャーナル処理するのと同じジャーナルにジャーナル処理を開始します。*RSTOVRJRNが指定された規則は,*RESTOREが指定された同じオブジェクト・タイプの直前の規則をオーバーライドします。
付随する規則処置が*OMITに設定され,オブジェクトが既存のオブジェクト上で復元されていない場合,復元されたオブジェクトは,このオブジェクトの保存時に保持していたものと同じジャーナル状態およびジャーナル処理属性を保持します。この場合,ライブラリーのジャーナル状態は無視されます。
要素3: 規則の処置
この規則のオブジェクト・タイプと操作に一致したオブジェクトをライブラリーのジャーナル状態を継承するオブジェクトのリストに組み込むか,あるいはこのリストから除外するかどうかを指定します。
- *INCLUDE
- オブジェクト・タイプと操作に一致したすべてのオブジェクトがライブラリーのジャーナル状態を継承し,この規則で定義されたジャーナル処理属性を使用します。
- *OMIT
- オブジェクト・タイプと操作に一致したすべてのオブジェクトはライブラリーのジャーナル状態を継承しません。これは*INCLUDEの指定を一時変更するもので,前に定義された規則のサブセットを除外するために使用されることになります。
要素4: イメージ
ライブラリーのジャーナル状態を継承するオブジェクトへの変更用のジャーナル・レシーバーに書き込むイメージの種類を指定します。
注: この要素は,規則処置に*OMITが指定されている場合は無視されます。
- *OBJDFT
- オブジェクトがライブラリーのジャーナル状態を継承する際に,各オブジェクト・タイプの省略時の値がこのジャーナル処理属性に使用されます。データベース・ファイル(*FILE)では,システム(*BOTH)によって変更前イメージと変更後イメージの両方が生成されます。それ以外のすべてのオブジェクト・タイプでは,システム(*AFTER)によって変更後イメージのみが生成されます。
- *AFTER
- 変更後イメージのみがライブラリーのジャーナル状態を継承するオブジェクト用に生成されます。
- *BOTH
- 変更前イメージと変更後イメージの両方がライブラリーのジャーナル状態を継承するオブジェクト用に生成されます。
注: 値*BOTHが有効なのは,データ域(*DTAARA)およびデータベース・ファイル(*FILE)オブジェクトの場合だけです。*BOTHが指定され,さらにオブジェクト・タイプに*ALLが指定されている場合,システムは,データ域とデータベース・ファイルで変更前イメージと変更後イメージの両方を生成します。それ以外のすべてのオブジェクト・タイプは,変更後イメージのみを生成します。
要素5: ジャーナル項目の省略
ライブラリーのジャーナル状態を継承するオブジェクトで除外されるジャーナル項目を指定します。
注: この要素は,規則処置に*OMITが指定されている場合は無視されます。
- *OBJDFT
- オブジェクトがライブラリーのジャーナル状態を継承する際に,各オブジェクト・タイプの省略時の値がこのジャーナル処理属性に使用されます。データベース・ファイル(*FILE)は,オープン項目とクローズ項目を除外します。それ以外のオブジェクト・タイプはジャーナル項目を除外しません。
- *NONE
- ライブラリーのジャーナル状態を継承するオブジェクトのジャーナル項目は除外されません。
- *OPNCLO
- ライブラリーのジャーナル状態を継承するデータベース・ファイル(*FILE)オブジェクトのオープンおよびクローズ項目が除外されます。これは,ジャーナル処理済み変更の適用(APYJRNCHG)コマンドでTOJOBOおよびTOJOBC項目を使用できないようにしますが,ジャーナル・レシーバーの一部の記憶スペースを節約します。
注: 値*OPNCLOは,データベース・ファイル(*FILE)に限り有効です。*OPNCLOが指定され,さらにオブジェクト・タイプで*ALLが指定されている場合,データベース・ファイルはオープンおよびクローズ項目を除外します。それ以外のすべてのオブジェクト・タイプはジャーナル項目を除外しません。
要素6: リモート・ジャーナル・フィルター
ライブラリーのジャーナル状態を継承するオブジェクト用に保管されたジャーナル項目が,オブジェクトによるリモート・ジャーナル・フィルター操作について適格かどうかを指定します。
リモート・ジャーナル・フィルター操作の詳細については,リモート・ジャーナルの変更(CHGRMTJRN)コマンドまたはジャーナル状態変更(QJOCHANGEJOURNALSTATE) APIを参照してください。
注: この要素は,規則処置に*OMITが指定されている場合は無視されます。
- *OBJDFT
- オブジェクトがライブラリーのジャーナル状態を継承する際に,各オブジェクト・タイプの省略時の値がこのジャーナル処理属性に使用されます。すべてのオブジェクト・タイプで,ライブラリーのジャーナル状態を継承するオブジェクト用に保管されたジャーナル項目が,オブジェクトによるリモート・ジャーナル・フィルター操作について適格ではなくなります。
- *NO
- ライブラリーのジャーナル状態を継承するオブジェクト用に保管されたジャーナル項目が,オブジェクトによるリモート・ジャーナル・フィルター操作について適格ではなくなります。
- *YES
- ライブラリーのジャーナル状態を継承するオブジェクト用に保管されたジャーナル項目が,オブジェクトによるリモート・ジャーナル・フィルター操作について適格になります。オブジェクトによるリモート・ジャーナル・フィルター操作を使用する際に,オブジェクトのジャーナル項目はターゲット・システムに送信されません。
要素7: 名前フィルター
この規則で特定されるオブジェクトのオブジェクト名を指定します。
- *ALL
- この規則は,他の基準に一致するすべてのオブジェクトに適用されます。
- 名前
- この規則は,他の基準に一致し,指定した名前と一致するすべてのオブジェクトに適用されます。
- 総称名
- この規則は,他の基準に一致し,指定した総称名と一致するすべてのオブジェクトに適用されます。
注: 総称名は,1つ以上の文字とその後にアスタリスク(*)が付いた文字ストリングとして指定されます。総称名を指定した場合には,その総称オブジェクト名と同じ接頭部を持つ名前のついたすべてのオブジェクトが選択されます。
上 |
ロギング・レベル (LOGLVL)
使用されるエラー・ロギング・レベルを指定します。このパラメーターは,送信されるメッセージの判別に使用されます。
- *ERRORS
- 診断およびエスケープ・メッセージはすべて送信されますが,コマンドは各オブジェクトごとの正常終了メッセージを送信しません。このコマンドの完了時には,完了メッセージが1つ送信されます。
- *ALL
- コマンドは,*ERRORSで送信されるすべてのメッセージを送信し,さらに各オブジェクトごとの正常終了メッセージも送信します。
上 |
例
例1:単一ライブラリーのジャーナル処理の開始
STRJRNLIB LIB(MYLIBA) JRN(MYLIBA/JRN)
このコマンドは,ライブラリーMYLIBAのジャーナルJRNに,MYLIBAへのすべての変更をジャーナル処理します。また,このライブラリー内に作成,移動,または復元された,ジャーナル処理可能なすべてのオブジェクトも,MYLIBAのジャーナルJRNに自動的にジャーナル処理を開始します。
例2:ライブラリーのジャーナル処理の開始およびジャーナル処理の選択的継承
STRJRNLIB LIB(MYLIBC) JRN(MYLIBC/JRN) INHRULES((*FILE *ALLOPR *INCLUDE *BOTH *OPNCLOSYN) (*DTAARA *CREATE *INCLUDE *OBJDFT *OBJDFT))
このコマンドは,ライブラリーMYLIBCのジャーナルJRNに,MYLIBCへのすべての変更をジャーナル処理します。ライブラリーMYLIBC内に作成,移動,または復元されたすべてのファイルのジャーナル処理がライブラリーMYLIBCのジャーナルJRNに対して開始され,変更前イメージと変更後イメージが生成され,オープン項目とクローズ項目は除外されます。また,ライブラリーMYLIBCに作成されたすべてのデータ域のジャーナル処理も開始されます。
例3:ライブラリーのジャーナル処理を開始および除外によるジャーナル処理の選択的継承
STRJRNLIB LIB(MYLIBD) JRN(MYLIBA/JRN) INHRULES((*ALL *ALLOPR *INCLUDE *OBJDFT *OBJDFT *OBJDFT) (*FILE *CREATE *OMIT) (*FILE *RESTORE *OMIT))
このコマンドは,MYLIBAのジャーナルJRNに,ライブラリーMYLIBDへのすべての変更をジャーナル処理します。ライブラリーMYLIBD内に作成,移動,または復元された,ジャーナル処理可能なすべてのオブジェクトのジャーナル処理がMYLIBAのジャーナルJRNに対して開始されますが,ライブラリー内に作成または復元されたファイルは除外されます。
例4:ライブラリーのジャーナル処理の開始,および除外と名前フィルター操作によるジャーナル処理の選択的継承
STRJRNLIB LIB(MYLIBD) JRN(MYLIBA/JRN) INHRULES((*ALL *ALLOPR *INCLUDE *OBJDFT *OBJDFT *OBJDFT *ALL) (*FILE *ALLOPR *OMIT *OBJDFT *OBJDFT *OBJDFT W*))
このコマンドは,MYLIBAのジャーナルJRNに,ライブラリーMYLIBDへのすべての変更をジャーナル処理します。ライブラリーMYLIBD内に作成,移動,または復元される,ジャーナル可能なすべてのオブジェクトで,MYLIBA内のジャーナルJRNへのジャーナル処理を開始します。ただし,名前が「W」で始まるファイルは除外されます。
上 |
エラー・メッセージ
*ESCAPE メッセージ
- CPF6979
- ライブラリー&2のジャーナル&1は使用できない。
- CPF700A
- &2個のオブジェクトのうち&1個がジャーナル処理を開始した。
- CPF705A
- リモート・ジャーナルのために操作が正常に行われていない。
- CPF9801
- ライブラリー&3にオブジェクト&2が見つからない。
- CPF9802
- &3のオブジェクト&2は認可されていない。
- CPF9803
- ライブラリー&3のオブジェクト&2を割り振りできません。
- CPF9810
- ライブラリー&1が見つかりません。
- CPF9820
- ライブラリー&1の使用は認可されていない。
- CPF9825
- 装置&1は認可されていない。
- CPF9830
- ライブラリー&1を割り当てることができない。
- CPF9873
- ASPの状況によりオブジェクトにアクセスできない。
- CPF9875
- ASP &1で資源を超えています。HELPを押してください。
上 |