AS を使用した表の作成

SELECT ステートメントの結果から表を作成できます。このタイプの表を作成するには、CREATE TABLE AS ステートメントを使用します。

SELECT ステートメントで使用できるすべての式を CREATE TABLE AS ステートメントで使用することができます。 選択の対象となる表 (単数または複数) からのすべてのデータを組み込むこともできます。

例えば、EMPLOYEE から DEPTNO = D11 であるすべての列定義を組み込んで、EMPLOYEE3 という名前の表を作成します。

CREATE TABLE EMPLOYEE3 AS
   (SELECT PROJNO, PROJNAME, DEPTNO
    FROM EMPLOYEE
    WHERE DEPTNO = 'D11') WITH NO DATA

指定された表またはビューが識別列を含んでいる場合に、新規の表にも識別列を存在させたいのであれば、CREATE TABLE ステートメントにおいて必ずオプション INCLUDING IDENTITY を指定する必要があります。 CREATE TABLE のデフォルトの動作は、EXCLUDING IDENTITY です。 デフォルト値、非表示属性、および行変更タイム・スタンプ属性を組み込む類似のオプションがあります。WITH NO DATA 文節は、列定義をデータ抜きでコピーすることを示しています。 新規の表 EMPLOYEE3 にデータを入れたい場合は、WITH DATA 文節を組み込みます。 指定される照会が、SQL 以外で作成された物理ファイルまたは論理ファイルの場合、すべての非 SQL 結果属性は除去されます。