IBM i Access Client ソリューションの概要
IBM® i Access Client ソリューションは、IBM i Access Family のキー・オファリングです。 PC を IBM i に接続するための強力な機能セットを提供します。
IBM i Access Client ソリューションは、プラットフォームに依存しない Java™ ベースのインターフェースを提供し、Java をサポートするほとんどのオペレーティング・システム (Linux、Mac、Windows など) で稼働します。IBM i Access Client ソリューションは、IBM i を管理するために最もよく使用されるタスクを 1 箇所に統合して簡便にします。
IBM i Access Client ソリューションは、他の IBM i Access ファミリー製品と同じ IBM i ホスト・サーバーを使用し、5250 エミュレーションおよびデータ転送の機能を使用するために、同じ IBM i Access Family ライセンス (5770-XW1) を必要とします。
IBM i Access Client ソリューションには、以下の機能が組み込まれています。
- IBM Rational® Host On-Demand をベースとしたフル機能の 5250 ディスプレイ・エミュレーター。IBM i Access for Windows で使い慣れている 5250 ディスプレイのすべての機能に加えて、ワークステーションをリブートせずに 5250 ディスプレイ・エミュレーターの言語の切り替えが可能になりました。さらに、ホスト・コード・ページが異なる複数並行セッションを使用できます。この機能により、異なるエミュレーター・セッションで別々の言語を表示することが可能になります。印刷装置エミュレーションもサポートされています。
- すべての 5250 エミュレーター・セッションの管理に使用できる、IBM Personal Communications Session Manager をモデルにした 5250 セッション管理機能
- IBM i データベースと、ワークステーション上のさまざまなファイル・タイプ (OpenDocument スプレッドシート (*.ods)、Excel ワークブック (*.xlsx)、およびその他のファイル・フォーマット) との間でデータを転送できるようにするデータ転送
- IBM i 出力待ち行列に入っているファイルを表示するインターフェースや、それらのファイルをクライアント・システムにダウンロードする機能を提供する印刷装置出力
- IBM i 操作パネルへのグラフィカル・インターフェースを備えた仮想コントロール・パネル
- LAN コンソール用 5250 エミュレーション
- ASMI、IVM、および HMC を含むハードウェア管理インターフェース構成の統合
- デフォルトのブラウザーを使用して IBM Navigator for i を起動する機能
Windows および Linux 向けのクライアント・アプリケーションを開発および使用するためのミドルウェアが組み込まれた 2 つのオプションのパッケージを入手できます。
- IBM i
Access Client ソリューション - Windows アプリケーション・パッケージには、以下の項目が含まれます。
- ODBC、.Net、および OLE DB を使用した DB2® for i への接続
- IBM i システム・オブジェクトにアクセスするためのプログラミング・ツールキット
- TLS/SSL 接続のサポート
- AFP 印刷装置ドライバー
- IBM i Access Client ソリューション - Linux アプリケーション・パッケージには、DB2 for i にアクセスするための ODBC ドライバーが含まれており、すべての 64 ビット ODBC データ・タイプをサポートします。