パフォーマンス収集の構成 (CFGPFRCOL)
実行可能場所: すべての環境 (*ALL) スレッド・セーフ: いいえ |
パラメーター 例 エラー・メッセージ |
パフォーマンス収集構成(CFGPFRCOL)コマンドは,特定の収集属性を変更して,収集サービスがどのようにデータ収集を管理するかを決定します。このコマンドで変更された一部の属性は即時に有効となりますが,他の属性は次回に収集オブジェクトが作成されたときに有効となります。各属性がどのように処理されるかを調べるには,パラメーターのヘルプを参照してください。収集サービス・サーバー・ジョブ(QYPSPFRCOL)は,パフォーマンス収集開始(STRPFRCOL)コマンドを使用して開始または反復することができます。
上 |
パラメーター
キーワード | 記述 | 選択項目 | ノーツ |
---|---|---|---|
INTERVAL | 省略時の間隔 | *SAME, 0.25, 0.5, 1.0, 5.0, 15.0, 30.0, 60.0 | オプショナル, 定位置 1 |
LIB | 収集ライブラリー | 名前, *SAME | オプショナル |
DFTCOLPRF | 省略時収集プロファイル | *SAME, *MINIMUM, *STANDARD, *STANDARDP, *ENHCPCPLN, *CUSTOM | オプショナル |
CYCTIME | サイクル・タイム | 時刻, *SAME | オプショナル |
CYCITV | サイクル間隔 | 1-24, *SAME | オプショナル |
RETPERIOD | *MGTCOL保存日数 | 単一値: *SAME, *PERM その他の値: 要素リスト |
オプショナル |
要素 1: 単位数 | 1-720 | ||
要素 2: 時間単位 | *HOURS, *DAYS | ||
ENBSYSMON | システム・モニターを使用可能にする | *SAME, *YES, *NO | オプショナル |
CRTPFRHST | 実績データの作成 | *SAME, *YES, *NO | オプショナル |
CRTDBF | 標準データベース・ファイルの作成 | *SAME, *YES, *NO | オプショナル |
CRTPFRSUM | 標準サマリー・データの作成 | 単一値: *SAME, *NONE, *ALL, *NO, *YES その他の値 (最大 2 回の繰り返し): *PFRSUM, *SYSMON |
オプショナル |
HSTITV | 実績データ間隔 | *SAME, 0.25, 0.5, 1.0, 5.0, 15.0, 30.0, 60.0 | オプショナル |
HSTSUMRET | 実績要約保存 | 整数, *SAME | オプショナル |
CRTHSTDTL | 実績詳細データの作成 | *SAME, *YES, *NO | オプショナル |
HSTDTLRET | 実績詳細保存 | 整数, *SAME | オプショナル |
HSTFILTER | 実績詳細データ・フィルター | 整数, *SAME, *ALL | オプショナル |
CHGPMLIB | PMエージェント・ライブラリーの変更 | *SAME, *YES, *NO | オプショナル |
STDDTARET | 標準データ保存(日数) | 整数, *SAME, *PERM | オプショナル |
SYSMONRET | システム・モニター・データ保存 | 整数, *SAME, *PERM | オプショナル |
SYSMONCGY | システム・モニター・カテゴリー | 単一値: *SAME, *SYSMONDFT その他の値 (最大 30 回の繰り返し): 要素リスト |
オプショナル |
要素 1: 処理カテゴリー | 名前, *APPN, *CMNBASE, *CMNSTN, *CMNSAP, *DISK, *DOMINO, *DPS, *EXTSTG, *HTTP, *IPCS, *JOBMI, *JOBOS, *JAVA, *LCLRSP, *LPAR, *POOL, *POOLTUNE, *RMVSTG, *SNA, *SNADS, *SYSBUS, *SYSCPU, *SYSINT, *SYSLVL, *SQL, *TCPBASE, *TCPIFC, *USRTNS, *WAS | ||
要素 2: 時間間隔(分) | 1, 0.25, 0.5, 1.0, 5.0 |
上 |
省略時の間隔 (INTERVAL)
省略時の収集間隔(分)を指定します。この値は,ほとんどのデータ・カテゴリーで収集サンプル間隔として使用されます。カテゴリーに最小または最大の間隔サイズが関連付けられているとともに,省略時の収集間隔も使用される場合には,他の設定と矛盾しない限り,省略時の収集間隔が使用されます。矛盾があると,最小または最大が使用されます。例えば,*DISKおよび*IPCSでは,最大間隔サイズは5分です。省略時の収集間隔が5分より大きい値に設定されていても,カテゴリーでは収集間隔は依然として5分になります。この変更は即時に有効となります。
- *SAME
- 値は変更されません。値が変更されていない場合には,この間隔は15分になります。
- 0.25
- 省略時の収集間隔は15秒になります。
- 0.5
- 省略時の収集間隔は30秒になります。
- 1.0
- 省略時の収集間隔は1分になります。
- 5.0
- 省略時の収集間隔は5分になります。
- 15.0
- 省略時の収集間隔は15分になります。
- 30.0
- 省略時の収集間隔は30分になります。
- 60.0
- 省略時の収集間隔は60分になります。
上 |
収集ライブラリー (LIB)
管理収集オブジェクト(*MGTCOL)が入れられるライブラリーを指定します。この変更は,次回に収集オブジェクトが作成されたときに有効となります。収集ライブラリーを変更する場合は,PMエージェントと収集サービスは同じ収集ライブラリーを使用するということに注目する必要があります。PMエージェントは,前のライブラリーに収集されたデータを処理できなくなります。さらに指定した標準収集ファイル保存期間に基づいて,収集は新しい収集ライブラリーから自動的に除去されます。
- *SAME
- 値は変更されません。値が変更されていない場合には,ライブラリーはQPFRDATAになります。
- 名前
- 管理収集オブジェクトが作成されるライブラリーの名前を指定してください。
上 |
省略時収集プロファイル (DFTCOLPRF)
省略時の収集プロファイルを指定します。これは,システム・レベルの収集に含められるカテゴリーを決定します。この変更は,次回に収集オブジェクトが作成されたときに有効となります。
- *SAME
- 値は変更されません。値が変更されていない場合には,省略時の収集プロファイルは*STANDARDPになります。
- *MINIMUM
- 推奨される最小のデータ収集。次のカテゴリーが含まれます。*SYSBUS, *POOL, *HDWCFG, *SYSCPU, *SYSLVL, *JOBMI, *JOBOS,および*DISK。
- *STANDARD
- 標準プロファイルには,通信データを除く,IBM PERFORMANCE TOOLS FOR Iで通常必要となるすべてのカテゴリーが含まれます。これには,*MINIMUMプロファイルのすべてのカテゴリーだけでなく,次のカテゴリーも含まれます。*POOLTUNE,*SUBSYSTEM,*SNADS,*LCLRSP,*APPN,*SNA,*TCPBASE,*USRTNS,*LPAR,*EXTSTG,*SYSINT, *RMVSTG,および*SQL。システムにIBM DOMINO FOR Iプロダクトが導入されている場合には,カテゴリー*DOMINOが含められます。システムにIBM HTTP SERVER FOR I (POWERED BY APACHE)プロダクトが導入されている場合には,カテゴリー*HTTPが含められます。
- *STANDARDP
- 標準プラス・プロファイルには,通信データを含む,IBM PERFORMANCE TOOLS FOR Iで通常必要となるすべてのカテゴリーが含まれます。これには,*STANDARDプロファイルのすべてのカテゴリーだけでなく次のカテゴリーが含まれます。*IPCS, *CMNBASE, *CMNSTN, *CMNSAP, *TCPIFC,および*DPS。
- *ENHCPCPLN
- 拡張能力計画担当者プロファイルには,*INTPEXを加えた*STANDARDPプロファイルのすべてのカテゴリーが含まれます。
- *CUSTOM
- カスタム・プロファイルには,ユーザーが定義したカテゴリーが含まれます。このプロファイルは,IBM NAVIGATOR FOR I内の収集サービスの構成タスクを使用して定義する必要があります。
上 |
サイクル・タイム (CYCTIME)
収集サービス・サーバー・ジョブ(QYPSPFRCOL)が現行の収集を終了して,新しい管理収集オブジェクト(*MGTCOL)でデータ収集を開始する基本時間を指定します。この変更は即時に有効となります。
- *SAME
- 値は変更されません。値が変更されていない場合には,反復時間は真夜中になります。
- 時刻
- データ収集機能を反復する時刻を指定してください。このCLコマンドでは秒を含む時刻値を入力できますが,収集サービスは反復する時間と分のみをサポートします。秒として入力した値は無視されます。
上 |
サイクル間隔 (CYCITV)
収集サービス・サーバー・ジョブ(QYPSPFRCOL)が現行の収集を終了した後で,新しい管理収集オブジェクト(*MGTCOL)でデータ収集を開始するまでの時間を指定します。このパラメーターは,単一の収集オブジェクトに保管される(時間に基づいた)最大データ量を制御します。この値は,即時に有効となります。
- *SAME
- 値は変更されません。値が変更されていない場合には,反復間隔は24時間になります。
- 1から24
- 収集を反復する時間を指定してください。
上 |
*MGTCOL保存日数 (RETPERIOD)
管理収集オブジェクト(*MGTCOL)をどれだけ長い間システムに入れておくかを指定します。この保存期間を使って,収集オブジェクトに保管される際の満了日時が計算されます。この保存期間が満了すると,オブジェクトは収集サービス・サーバー・ジョブ(QYPSPFRCOL)によって自動的に削除されます。期限切れの収集は,収集が開始または反復されるたびにシステムから除去されます。収集オブジェクトが自動的に削除されるのは,システムの構成済み収集ライブラリーに存在している場合のみです。この変更は即時に有効となり,現在および将来の収集オブジェクトに適用されます。
単一値
- *SAME
- 値は変更されません。値が変更されていない場合には,保存期間は24時間になります。
- *PERM
- オブジェクトは自動的には削除されません。
要素1: 単位数
- 保存時間
- 管理収集オブジェクトをどれだけ長い間保存するかを時間数または日数で指定してください。収集オブジェクトは最大30日まで保存することができます。
要素2: 時間単位
単位数要素に指定された保存時間の値を時間数または日数として扱うかどうかを指定してください。
- *HOURS
- 保存期間は時間数で指定されます。有効な時間範囲は1から720です。
- *DAYS
- 保存期間は日数で指定されます。有効な時間範囲は1から30です。
上 |
システム・モニターを使用可能にする (ENBSYSMON)
収集サービスがシステム・モニターのサポートを提供するかどうかを指定します。変更を有効になるには1サイクル必要です。
システム・モニターをサポートするために,収集サービスは,プロファイル収集用に構成された頻度よりも頻繁に特定のデータ・カテゴリーを収集し,システム・モニター要求をサポートするために2次データベース・ファイル収集を作成する2次バッチ・ジョブ(CRTPFRDTA2)を投入します。
システム・モニターの省略時値を変更する場合は,SYSMONCGYパラメーターを介してカテゴリーとそれに関連付けられた収集間隔を構成することができます。システム・モニター・ファイル収集の名前は,先頭に「R」が示されることを除いて,標準の収集と同じです。システム・モニター・カテゴリーに関連付けられたファイルのみが作成されます。
また,収集サービスは,SYSMONRETパラメーターを介してシステム・モニター・データに固有の保存日数もサポートします。標準データと同様に有効期限が処理されます。
- *SAME
- 値は変更されません。値が一度も変更されていない場合,システムの省略時値は*NOになります。
- *YES
- システム・モニター・サポートは使用可能です。
- *NO
- システム・モニター・サポートは使用可能ではありません。
上 |
実績データの作成 (CRTPFRHST)
収集が反復されたときに収集サービスが実績データを作成するかどうかを指定します。この変更は即時に有効となります。
このオプションが使用可能になっていると,収集サービスは実績データを作成するQYPSPFRHSTバッチ・ジョブを反復時に投入します。このジョブは,終了したばかりの収集のために管理収集オブジェクトを処理し,管理収集オブジェクトからのデータを履歴収集に取り込みます。
省略時値を変更したい場合は,HSTITVパラメーターを介して,実績データの作成に使用される時間間隔を構成することができます。
省略時値を変更したい場合は,HSTSUMRETパラメーターを介して,履歴要約データ保存日数を構成することができます。
省略時値を変更したい場合は,CRTHSTDTLパラメーターを介して,履歴詳細データを作成するオプションを構成することができます。
省略時値を変更したい場合は,HSTDLTRETパラメーターを介して,履歴詳細データ保存日数を構成することができます。
省略時値を変更したい場合は,HSTFILTERパラメーターを介して,履歴詳細データ・フィルターを構成することができます。
- *SAME
- 値は変更されません。値が一度も変更されていない場合,システムの省略時値は*NOになります。
- *YES
- 実績データが作成されます。
- *NO
- 実績データは作成されません。
上 |
標準データベース・ファイルの作成 (CRTDBF)
パフォーマンス・データ作成(CRTPFRDTA)ジョブを投入するかどうかを指定します。このジョブは,標準のデータベース・ファイル収集を作成し,収集された現行の管理収集オブジェクト内のデータを処理します。CRTPFRDTAジョブは,収集サービス・サーバー・ジョブ(QYPSPFRCOL)が終了または反復されると終了します。このオプションが*YESに設定されている場合には,作成されたすべての管理収集オブジェクト(*MGTCOL)に対してCRTPFRDTAジョブが投入されます。変更を有効になるには1サイクル必要です。
- *SAME
- 値は変更されません。値が一度も変更されていない場合,システムの省略時値は*YESになります。
- *YES
- CRTPFRDTAジョブが投入されます。
- *NO
- CRTPFRDTAジョブは投入されません。
上 |
標準サマリー・データの作成 (CRTPFRSUM)
標準のデータベース・ファイル収集の追加の要約タイプ・データを作成するかどうかを指定します。変更を有効になるには1サイクル必要です。
単一値
- *SAME
- 値は変更されません。値が一度も変更されていない場合,システムの省略時値は*NONEになります。
- *NONEまたは*NO
- 要約ファイル・データが生成されません。
- *ALLまたは*YES
- すべての要約ファイル・データが生成されます。
その他の値(最大2個指定可能)
- *PFRSUM
- このオプションは,Performance Data Investigator のような機能のSQLパフォーマンスを向上させるために,CRTPFRSUMコマンドでサポートされる通りに追加の論理ファイルを作成します。
- *SYSMON
- このオプションにより,標準のデータベース・ファイル収集で追加のシステム・モニター・データベース・ファイルが作成されます。これらのファイルは,さまざまなカテゴリー・データを要約し,Performance Data Investigator内でシステム・モニター・パースペクティブを使用するために必要です。これらのファイルを作成することにより,標準のデータ収集でそれらのパースペクティブを使用できます。
上 |
実績データ間隔 (HSTITV)
実績データの作成に使用される時間間隔を指定します。この変更は即時に有効となります。
- *SAME
- 値は変更されません。値が変更されていない場合には,この間隔は60分になります。
- 0.25
- 履歴収集間隔は15秒になります。
- 0.5
- 履歴収集間隔は30秒になります。
- 1.0
- 履歴収集間隔は1分になります。
- 5.0
- 履歴収集間隔は5分になります。
- 15.0
- 履歴収集間隔は15分になります。
- 30.0
- 履歴収集間隔は30分になります。
- 60.0
- 履歴収集間隔は60分になります。
上 |
実績要約保存 (HSTSUMRET)
履歴要約データの保存日数を指定します。
履歴要約データ保存日数は,収集サービス履歴要約データが存在している期間を決定するために使用されます。履歴要約データは,QAPMHM*で始まるファイルに保管されます。保存日数より古い履歴要約データは,次回に収集プログラムが反復されたときに収集サービス・サーバー・ジョブ(QYPSPFRCOL)によって削除されます。
保存期間は月数で指定されます。履歴要約データの保管期間が1か月を超える場合は,PMエージェントが活動中でなければなりません。PMエージェントを開始しなければ,1か月を指定することができます。PMエージェントを開始すれば,1から600か月を指定することができます。
- *SAME
- 値は変更されません。値が一度も変更されていない場合,システムの省略時値は12か月になります。
- 保存時間
- 履歴要約データが保存される月数。これを過ぎるとデータは削除の対象となります。
上 |
実績詳細データの作成 (CRTHSTDTL)
収集サービスが履歴詳細データを作成するかどうかを指定します。
このオプションが使用可能になっていると,各メトリックの上位貢献者の詳細データが履歴収集に保管され,ドリルダウン・データとして使用されます。上位貢献者の数はHSTFILTERパラメーターによって決定されます。
- *SAME
- 値は変更されません。値が一度も変更されていない場合,システムの省略時値は*YESになります。
- *YES
- 履歴詳細データが作成されます。
- *NO
- 履歴詳細データは作成されません。
上 |
実績詳細保存 (HSTDTLRET)
履歴詳細データの保存日数を指定します。
履歴詳細データ保存日数は,収集サービス履歴要約データが存在している期間を決定するために使用されます。履歴詳細データは,QAPMHD*で始まるファイルに保管されます。保存日数より古い履歴詳細データは,次回に収集プログラムが反復されたときに収集サービス・サーバー・ジョブ(QYPSPFRCOL)によって削除されます。
保存期間は日数で指定されます。履歴詳細データの保管期間が7日を超える場合は,PMエージェントが活動中でなければなりません。PMエージェントを開始しなければ,1から7日を指定することができます。PMエージェントを開始すれば,1から60日を指定することができます。
- *SAME
- 値は変更されません。値が一度も変更されていない場合,システムの省略時値は7日になります。
- 保存時間
- 履歴詳細データが保存される日数。これを過ぎるとデータは削除の対象となります。
上 |
実績詳細データ・フィルター (HSTFILTER)
詳細ドリルダウン・データとして使用するために履歴データ収集に保管される各メトリックの上位貢献者の数を指定します。
- *SAME
- 値は変更されません。値が一度も変更されていない場合,システムの省略時値は20になります。
- *ALL
- すべての詳細データを保持します。
- 詳細フィルター
- 保持する各メトリックの最高使用回数。
上 |
PMエージェント・ライブラリーの変更 (CHGPMLIB)
PM AGENTライブラリーを,収集サービスが使用するライブラリーと一致するように変更するかどうかを指定します。
このパラメーターはもはやサポートされていません。これが存在するのは,オペレーティング・システムのバージョン5リリース5モディフィケーション0より前のリリースとの互換性を保つためだけです。
上 |
標準データ保存(日数) (STDDTARET)
標準のデータベース・ファイル収集の保存日数を指定します。
標準のデータベース・ファイル収集は,通常はCRTPFRDTAジョブによって構成済み収集ライブラリー内に作成されるデータから構成されます。収集名(先頭に「Q」が示される)は,データのエクスポート元の*MGTCOLの名前と同じです。
標準ファイル・データの保存日数は,標準のデータベース・ファイル収集をシステムに保存させておく期間を決定するために使用します。構成済み収集ライブラリーの標準データが現行の保存日数の設定より古い場合,そのデータは次回収集プログラムが開始されるか,反復される時点で,収集サービス・サーバー・ジョブ(QYPSPFRCOL)によって自動的に削除されます。
保存期間は日数で指定されます。
- *SAME
- 値は変更されません。値が一度も変更されていない場合,システムの省略時値は10日になります。
- *PERM
- 標準のデータベース・ファイル収集は自動的に削除されません。
- 保存時間
- 標準のデータベース・ファイル収集が削除に適格となる前に保存される日数。
上 |
システム・モニター・データ保存 (SYSMONRET)
システム・モニター・データベース・ファイル収集の保存日数を指定します。
これらの収集は,システム・モニターがENBSYSMONパラメーターを介して使用可能になった時に作成されます。システム・モニター・データベース・ファイル収集は,通常はCRTPFRDTA2ジョブによって構成済み収集ライブラリー内に作成されるデータから構成されます。作成されるファイルは,システム・モニター・データ用に識別されたそれらのカテゴリーに制限されます。収集名は,先頭に「R」が示されることを除いて,データのエクスポート元の*MGTCOLの名前と同じです。
システム・モニターの保存日数は,システム・モニター・データベース・ファイル収集をシステムに保存させておく期間を決定するために使用します。構成済み収集ライブラリーのシステム・モニター・データが現行の保存日数の設定より古い場合,そのデータは次回収集プログラムが開始されるか,反復される時点で,収集サービス・サーバー・ジョブ(QYPSPFRCOL)によって自動的に削除されます。
保存期間は日数で指定されます。
- *SAME
- 値は変更されません。値が一度も変更されていない場合,システムの省略時値は2日になります。
- *PERM
- システム・モニター・ファイル収集は自動的に削除されません。
- 保存時間
- システム・モニター・ファイル収集が削除に適格となる前に保存される日数。
上 |
システム・モニター・カテゴリー (SYSMONCGY)
システム・モニターに使用されるカテゴリーを指定します。各カテゴリーには,独立した収集間隔を指定することができます。変更を有効になるには1サイクル必要です。
このパラメーターには,カテゴリー/間隔要素リストの最大10の組み合わせを指定することができます。
要素1: 処理カテゴリー
単一値
- *SAME
- リストは変更されません。値が一度も変更されていない場合,システムの省略時値は*SYSMONDFTになります。
- *SYSMONDFT
- カテゴリー・リストは,システム・モニター用に特別にサポートされたカテゴリーに再設定されます。これらのカテゴリーには,*SYSLVL, *POOL, *DISK, *JOBMI, *JOBOS, *CMNBASE,および*HTTPがあります。すべてのカテゴリーは1分間隔で収集されます。
その他の値
- カテゴリー名
- システム・モニター・サポート用のカテゴリー名を指定してください。
注: *SYSLVLカテゴリーをリストに含める必要があります。
有効なカテゴリー名は次の通りです。
名前 記述 ------------- --------------------------- *APPN APPN *CMNBASE 通信(基本) *DISK ディスク記憶域 *DOMINO IBM DOMINO FOR I *DPS データ・ポート・サービス *EXTSTG 外部記憶域 *HTTP IBM HTTP SERVER FOR I (POWERED BY APACHE) *IPCS ネットワーク・サーバー *JOBMI ジョブ(MIタスクおよびスレッド) *JOBOS ジョブ(オペレーティング・システム) *JAVA JAVA *LCLRSP ローカル応答時間 *LPAR 論理区画 *POOL メモリー・プール *POOLTUNE メモリー・プール調整 *RMVSTG 取り外し可能記憶域 *SNA SNA *SNADS SNADS *SYSBUS システム・バス *SYSCPU システムCPU *SYSINT システム内部データ *SYSLVL システム・レベル・データ *SQL SQL *TCPBASE TCP/IP(基本) *TCPIFC TCP/IP(インターフェース) *USRTNS ユーザー定義トランザクション・データ *WAS WEBSPHEREアプリケーション・サーバー
要素2: 時間間隔(分)
- 1.0
- このカテゴリーの収集間隔は1分になります。
- 0.25
- このカテゴリーの収集間隔は15秒になります。
- 0.5
- このカテゴリーの収集間隔は30秒になります。
- 5.0
- このカテゴリーの収集間隔は5分になります。
上 |
例
例1: 省略時の間隔および収集ライブラリーの構成
CFGPFRCOL INTERVAL(5) LIB(QMPGDATA)
このコマンドは,ほとんどのサンプル・データが収集される省略時の間隔を,即時に5分に変更します。さらに,データが収集されるライブラリーを,次回の管理収集オブジェクト(*MGTCOL)の作成時にQMPGDATAに変更します。
例2: 反復時刻および反復間隔の構成
CFGPFRCOL CYCTIME(030000) CYCITV(6)
このコマンドは,収集の反復時刻および反復間隔を変更します。基本反復時刻は3:00 A.M.となり,収集は基本時刻から6時間ごとに反復します。新しい管理収集オブジェクト(*MGTCOL)は次の時刻に作成されます。3:00, 9:00, 15:00, 21:00, 3:00, 9:00など。
例3: 保存期間の構成
CFGPFRCOL RETPERIOD(25 *DAYS)
このコマンドは,現在および将来の収集オブジェクトを,収集サービス・サーバー・ジョブ(QYPSPFRCOL)によって自動的に削除される前に25日間システム上に保存させます。
例4: 省略時の収集プロファイルおよびデータベース・ファイルの作成の構成
CFGPFRCOL DFTCOLPRF(*STANDARD) CRTDBF(*YES)
このコマンドは,次回に管理収集オブジェクト(*MGTCOL)が作成されるときに有効となるように変更します。その時点で,収集プロファイルは*STANDARDに変更されて,パフォーマンス・データ作成(CRTPFRDTA)ジョブが投入されます。
例5:システム・モニター・サポートの構成
CFGPFRCOL ENBSYSMON(*YES) SYSMONCGY((*SYSLVL .25) (*DISK .5) (*JOBMI 1) (*JOBOS 1))
このコマンドは,次回収集が反復されるか,または収集プログラムが開始される時にシステム・モニター・サポートを使用可能にします。*SYSLVLカテゴリーに関連付けられたデータは15秒間隔で収集され,*DISKカテゴリー・データは30秒間隔で収集され,ジョブ・データ(*JOBMIおよび*JOBOSカテゴリー)は1分間隔で収集されます。
これらのカテゴリーのみを含むシステム・モニター収集を作成するCRTPFRDTA2ジョブが投入されます。QAPMSMSYS, QAPMSMDISK, QAPMSMJMI,およびQAPMSMJOSファイルも作成されます。
上 |
エラー・メッセージ
*ESCAPE メッセージ
- CPF3CF2
- &1 APIの実行中にエラーが起こった。
- CPF9810
- ライブラリー&1が見つかりません。
- CPF9820
- ライブラリー&1の使用は認可されていない。
上 |