夏時間調整時刻

夏時間調整時刻 (DST) とは、1 年の中で、地域の現地時間が公式標準時よりも早められる期間を指します。 通常、現地時間は 1 時間変更されますが、実際の調整量は、時間帯記述の DST シフト値によって制御されます。

多くの国や地域では、年間の日照時間の変化に合わせ、国内のシステム時間を 1 時間早めたり遅くしたりするように定めています。 この変更には、時間帯名の変更も伴います。 例えば、カナダのトロントでは冬、東部標準時 (EST) の午後 1 時に午後 1 時の時報が鳴りますが、夏は東部夏時間 (EDT) の午後 1 時に鳴ります。 国や地域によっては、夏時間調整時刻は早時間 (Advanced Time)夏時間 (Summer Time)法定時間 (Legal Time) とも呼ばれています (標準時は冬時間 (Winter Time) とも呼ばれます)。 南半球の夏時間調整時刻の調整は、北半球の反対になります。

DST の一般規則として、標準時から夏時間調整時刻への変更が、 夏時間調整時刻が始まる日時の午前 3 時 (現地時間) 前に完了している必要があります。 同様に、夏時間調整時刻から標準時への変更は、 夏時間調整時刻が終わる期日の深夜 0 時から午前 3 時 (現地時間) までの間に行われます。

また、DST を適用する時間帯と共に、 その他の DST 用自動調整方法を使用している場合は、その方法を使用不可にする必要があります。 そうしないと、ローカル・システム時間が DST 用に 1 時間以上調整されてしまうことがあります。