複数の Java Development Kit (JDK) のサポート

IBM® i プラットフォームでは、複数のバージョンの Java™ Development Kit (JDK) と Java 2 Platform, Standard Edition がサポートされています。

注: この資料で (文脈によりますが) JDK という語は、サポートされているバージョンの JDK または Java 2 Platform, Standard Edition (J2SE) を指します。 通常、JDK が現れる状況では、特定のバージョンとリリース番号が参照されます。

ご使用の IBM i では、複数の JDK の同時使用がサポートされていますが、これは複数の Java 仮想マシンを通した場合だけです。単一の Java 仮想マシンは、 1 つの指定された JDK を実行します。1 つのジョブについて実行できる Java 仮想マシンは、1 つだけです。

使用しているまたは使用したい JDK を見つけてから、インストールする調整オプションを選択します。 一度に複数の JDK をインストールするには、IBM i サーバーへの Java のインストールを参照してください。

IBM Technology for Java を使用している場合は、JAVA_HOME 環境変数を設定することによって、どの 5761-JV1 オプション (つまりどの JDK/ビット・モード) を実行するかを選択します。Java 仮想マシンが稼働状態になってからは、JAVA_HOME 環境変数を変更しても効果はありません。

以下の表は、このリリースでサポートされているオプションのリストです。

5761-JV1 オプション JAVA_HOME java.version
オプション 8 - IBM Technology for Java 5.0 32 ビット /QOpenSys/QIBM/ProdData/JavaVM/jdk50/32bit 1.5
オプション 9 - IBM Technology for Java 5.0 64 ビット /QOpenSys/QIBM/ProdData/JavaVM/jdk50/64bit 1.5
オプション 11 - IBM Technology for Java 6 32 ビット /QOpenSys/QIBM/ProdData/JavaVM/jdk60/32bit 1.6
オプション 12 - IBM Technology for Java 6 64 ビット /QOpenSys/QIBM/ProdData/JavaVM/jdk60/64bit 1.6
変更の始まりオプション 13 - IBM Technology for Java 1.4.2 64 ビット変更の終わり 変更の始まり/QOpenSys/QIBM/ProdData/JavaVM/jdk14/64bit変更の終わり 変更の始まり1.4変更の終わり

この複数の JDK の環境で選択されるデフォルトの JDK は、どの 5761-JV1 オプションがインストールされているかによって異なります。 以下の表は、その例です。IBM Technology for Java JDK は、JAVA_HOME 環境変数を設定することによって、 または使用する JDK に位置する Java ツールまたはユーティリティーへの絶対パスを設定することによってアクセス可能です。

インストール 入力 結果
変更の始まりサポートされているオプションがすべてインストールされる変更の終わり 変更の始まりjava QIBMHello変更の終わり 変更の始まり6 の 32 ビットを使用変更の終わり
変更の始まりオプション 13 (1.4)変更の終わり 変更の始まりJava QIBMHello変更の終わり 変更の始まり1.4 を使用変更の終わり
変更の始まりオプション 13 (1.4) およびオプション 9 (5.0 64 ビット)変更の終わり 変更の始まりjava QIBMHello変更の終わり 変更の始まり5.0 の 64 ビットを使用変更の終わり
注: JDK を 1 つだけインストールしている場合は、 その JDK がデフォルトになります。 複数の JDK をインストールしている場合は、優先順位は以下のとおりです。変更の始まり
  1. オプション 11 - IBM Technology for Java 6 32 ビット
  2. オプション 12 - IBM Technology for Java 6 64 ビット
  3. オプション 8 - IBM Technology for Java 5.0 32 ビット
  4. オプション 9 - IBM Technology for Java 5.0 64 ビット
  5. オプション 13 - IBM Technology for Java 1.4.2 64 ビット
変更の終わり