このシナリオでは、1 つのハブ Tivoli® Enterprise Monitoring Server が複数の Netcool/OMNIbus ObjectServer にイベントを転送します。この場合、各 ObjectServer は Netcool/OMNIbus 単一層アーキテクチャー用に構成されています。
イベントの転送先の各イベント・サーバーには、関連する EIF プローブと、インストール済みの IBM® Tivoli Monitoring Situation Update Forwarder がなければなりません。シチュエーションごとに、シチュエーション・イベントの転送先のイベント・サーバーを指定する必要があります。
すべてのイベントを複数の Netcool/OMNIbus ObjectServer に送信するようハブ・モニター・サーバーを構成することにより、イベント同期環境に冗長性を導入することができます。この方式では、複数の Netcool/OMNIbus ObjectServer にイベント・データを用意することによって可用性が向上します。
このシナリオは、機能領域別にイベント・データを編成する場合にも使用できます。例えば、オペレーティング・システムおよび仮想化シチュエーション・イベントを、ある Netcool/OMNIbus イベント・サーバーに転送するよう構成し、WebSphere® Application Server、DB2®、およびその他のミドルウェアのシチュエーション・イベントを、別の Netcool/OMNIbus イベント・サーバーに転送するよう構成できます。