カスタム・ツールバーの作成
ツールバーを使用して、特定のタスクを素早く実行することもできます。例えば、頻繁に使用するプロシージャーの起動、またはグラフおよび図表の作成は、ツールバーのボタンを 1 回クリックするだけで実行できます。
- メニューから次の項目を選択します。
「ツールバーの表示」ダイアログ・ボックスには、現在選択されているウィンドウで使用可能なすべてのツールバーが一覧表示されます。
- まだ選択されていない場合は、「ウィンドウ」リストの「データ エディタ」を選択します。
- 「新規」をクリックします。
- 「ツールバー・プロパティー」ダイアログ・ボックスで、新しいツールバーの名前として、「私のツールバー」と入力します。
- このツールバーは、「データ・エディター」ウィンドウにのみ表示されます。したがって、他のウィンドウ・タイプのボックスを選択解除 (クリア) します。
- 「編集」をクリックして、ツールバーにボタンを追加します。
ツールバー項目は、カテゴリーに分類されます。カテゴリーを選択して、その項目を表示します。
- 「データ」カテゴリーを選択します。
- 「ファイルの分割」項目と「ケースの選択」項目をツールバーにドラッグします。
- 「分析」カテゴリーを選択します。
- 「記述統計度数」および「記述統計のクロス集計表」の項目をツールバーにドラッグします (注: これらの項目は、Statistics Base オプションがある場合にのみ使用できます)。
コマンド・シンタックス・ファイル、他のアプリケーション、またはスクリプトを実行する、カスタムのツールバー項目を作成することができます。
- 「新しいツール」をクリックして、「新しいツールの作成」ダイアログ・ボックスを表示します。
- 「ラベル」フィールドに「データ作成」と入力します。
- アクションの種類として、「シンタックス」を選択します。
- 「参照」をクリックして、インストール・ディレクトリーの Samples ディレクトリーに移動します。
- CreateData.sps を選択します。
「ユーザー定義」カテゴリーに、カスタムのツールバー項目が表示されます。「メニュー・エディター」で作成したカスタムのメニュー項目もこのカテゴリーに表示されます。
- 「データ作成」項目をツールバーにドラッグします。
注: カスタムのメニュー項目を作成するタスクも行った場合は、「データの作成」がリストに 2 回表示されることがあります。この例では、両方のエントリーで実行される内容は全く同じであるため、どちらを使用しても構いません。特殊なタスク用のカスタムのメニュー項目を作成済みの場合は、カスタマイズするツールバーに含めるタスクを再定義する必要はありません。同じタスクに対してユーザー指定のメニュー項目を定義済みである場合は、「ユーザー定義」リストで該当する項目を選択するだけです。
新しいツール (またはツールバー上の任意の項目) に別のイメージを割り当てるには、次の手順に従います。
- 表示されているツールバーで項目を選択します。
- 「イメージ変更」をクリックし、使用する画像ファイルを選択します。
- この例では、インストール・ディレクトリーの Samples ディレクトリーに移動して、RunButton.jpg を選択します。
- 「開く」をクリックし、「ツールバーの編集」ダイアログ・ボックスで「続行」をクリックし、「ツールバーの表示」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックします。
これで、新しいツールバーが「データ・エディター」ウィンドウに表示されます。「データの作成」ツールを使用すると、CreateData.sps コマンド・シンタックス・ファイルが実行され、100 個のケースと 20 個の変数を含む新しいデータ・セットが、正規分布された値で生成されます。