データベース外にビューを移動する

ビューを Notes データベースから、分離されたビュー索引ファイル (.NDX ファイル) に移動することができます。

このタスクについて

この機能は、大きなデータベースの場合に役立つものであり、以下の利点があります。
  • 64 GB の上限に達しないように、データベースファイルのサイズを小さくする。
  • データベースのバックアップとリストアの高速化。
  • データベースとビューへの同時アクセスを可能にすることによるパフォーマンスの向上。
.NDX ファイルには 1 TB の制限があります。実際にビューをどこまで大きくできるかの決定は、アプリケーションの応答性、または .NDX の 1 TB の制限に到達する前にその他の制限に到達するかどうかに基づきます。

手順

  1. Domino ディレクトリにあるサーバー文書内でトランザクションログを有効にします。
  2. IBM Domino サーバーで以下の notes.ini 設定を追加し、サーバーを再始動します。
    NIFNSFEnable=1
  3. オプション: .NDX ファイルは、デフォルトで Domino データディレクトリに保管されます。別の場所を指定するには、以下の notes.ini 設定を追加します。
    NIFBasePath=path

    ここで、path は、明示的なパスまたは相対パスです。相対パス (例えば、NIF) は、Domino データディレクトリに対して相対的です。別のコンピュータ上にある場所の場合は、その場所をローカルコンピュータにマップします。

  4. この機能を使用するには、データベースは ODS バージョン 51 以上でなければなりません。すべてのデータベースを最低でもこのバージョンにアップグレードするには、以下のいずれかの notes.ini 設定を追加します。
    CREATE_R9_DATABASES=1

    or

    CREATE_R85_DATABASES=1
  5. この機能を特定のデータベース上で以下のようにして有効にします。

    既存のデータベース上の分離されたビュー索引を有効にするには、以下の圧縮コマンドをサーバー上で実行します。

    load compact -c -nifnsf on xxxxx.nsf 

    今後作成するすべてのデータベース上で分離されたビュー索引を有効にするには、以下の notes.ini 設定を追加します。

    CREATE_NIFNSF_DATABASES=1
  6. サーバーを再起動します。

次のタスク

以下のサーバーコンソールコマンドを使用して、すべてのデータベース、それらのデータベースが分離されたビュー索引を使用しているかどうか (NIFNSF 状態が ON)、使用している場合は .NDX ファイルサイズを表示します。
show dir -nifnsf
以下のサーバーコンソールコマンドを使用して、分離されたビュー索引を使用しているデータベースに関する情報のみを表示します。
show dir -nifnsfonly

分離されたビュー索引を現在使用しているデータベース上でそのビュー索引を無効にするには、以下の圧縮コマンドをサーバー上で実行します。

load compact -c -nifnsf off xxxxx.nsf