MEDIAN 集約関数

MEDIAN 関数は、値セット内の中央値を戻します。

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スキーマは SYSIBM です。

expression
中央値を求める値セットを指定する式。 この式は、数値、CHAR、または VARCHAR の組み込みデータ・タイプの値を戻す必要があります。 Unicode データベースでは、 式は GRAPHIC または VARGRAPHIC のデータ・タイプにすることもできます。 CHAR、VARCHAR、GRAPHIC、および VARGRAPHIC は、暗黙的キャストを介してサポートされます。 数値データ・タイプでない式は、関数の評価の前に DECFLOAT(34) にキャストされます。

expression のデータ・タイプが DECFLOAT(n) の場合、結果のデータ・タイプは DECFLOAT(34) になります。 それ以外の場合、結果のデータ・タイプは DOUBLE になります。

この関数は、引数値から NULL 値を取り除いて得られた値の集合に対して適用されます。

結果は NULL 値の場合もあります。 expression が NULL の場合や、関数が空のセットに適用される場合、結果は NULL 値になります。

MEDIAN 関数は、以下の式の同義語です。
PERCENTILE_CONT( 0.5 ) WITHIN GROUP( ORDER BY expression )

'E21' 部門の従業員の給与の中央値に相当する値をホスト変数 MED に設定します。
   SELECT MEDIAN(SALARY) INTO :MED FROM EMPLOYEE WHERE WORKDEPT = 'E21'
MED に値 41895.00 が設定されます。
以下の結果セットが参照用に表示されます。
   SELECT SALARY FROM EMPLOYEE WHERE WORKDEPT = 'E21' ORDER BY SALARY
SALARY     
-----------
   31840.00
   35370.00
   39950.00
   43840.00
   45370.00
   86150.00

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