IBM Data Server Driver 構成ファイルの場所

サンプルの db2dsdriver.cfg.sample ファイルの内容を使用して、 IBM® データ・サーバー・ドライバー構成ファイルを作成できます。 サンプル構成ファイルの場所は、 IBM データ・サーバー製品のインストール済み環境とプラットフォームによって異なります。

IBM データ・サーバー・ドライバー構成ファイルの場所は、 IBM データ・サーバー製品のインストールに基づいてリストされます。
  • IBM Data Server ClientIBM Data Server Runtime Client、または IBM Data Server Driver Packageの場合、構成ファイルは以下のいずれかのパスに作成されます。
    • AIX®、 HP-UX、 Linux®、または Solaris オペレーティング・システムの場合: instance_path/cfg
    • Windows オペレーティング・システムの場合: C:\ProgramData\IBM\DB2\driver_copy_name\cfg
    例えば、 IBM Data Server Driver Package for Windows 7 オペレーティング・システムを使用し、データ・サーバー・ドライバーのコピー名が IBMDBCL1の場合、 db2dsdriver.cfg.sample ファイルは C:\ProgramData\IBM\DB2\IBMDBCL1\cfg ディレクトリーに作成されます。
  • IBM Data Server Driver for ODBC and CLIの場合、構成ファイルは以下のいずれかのパスに作成されます。
    • AIX、 HP-UX、 Linux、または Solaris オペレーティング・システムの場合: instance_path/cfg
    • Windows オペレーティング・システムの場合: C:\ProgramData\IBM\DB2\installation_path\cfg
    注: Windows オペレーティング・システムでは、 db2cli install -setup コマンドを管理者権限で実行すると、サンプル構成ファイルが作成されます。
    installation_path は、 IBM Data Server Driver for ODBC and CLI 製品が解凍されたディレクトリーです。 例えば、Windows 7 オペレーティング・システムに IBM Data Server Driver for ODBC and CLI 製品をインストールし、その製品が C:\IBMDB2\CLIDRIVER\ ディレクトリーにインストールされている場合、 db2dsdriver.cfg.sample ファイルは C:\ProgramData\IBM\DB2\C_IBMDB2_CLIDRIVER\cfg ディレクトリーに作成されます。

DB2DSDRIVER_CFG_PATH レジストリー変数を使用して、 IBM データ・サーバー・ドライバー構成ファイル (db2dsdriver.cfg) の複数のパスとカスタム名を指定できます。 IBM データ・サーバー・ドライバー構成ファイル・パスおよび IBM データ・サーバー・ドライバー構成ファイル名は、 DB2DSDRIVER_CFG_PATH レジストリー変数にリストされている優先順位で指定されます。 DB2DSDRIVER_CFG_PATH レジストリー変数が設定されている場合、 DB2DSDRIVER_CFG_PATH レジストリー変数で指定されているパスとファイル名のみが、リストされた順序で検索されます。

IBM データ・サーバー・ドライバー構成ファイルを手動でコピーして編集することができます。 ファイルを編集した後、変更を有効にするには、 ODBC、 CLI、.NET、OLE DB、PHP、 Ruby、または組み込み SQL アプリケーションを再始動する必要があります。 IBM データ・サーバー・ドライバー構成ファイルは、アプリケーションの開始時に読み取られます。

IBM Data Server Runtime Client または IBM Data Server Clientがある場合は、 db2dsdcfgfill コマンドを使用して、既存のデータベース・ディレクトリー情報を IBM データ・サーバー・ドライバー構成ファイルにコピーできます。 このコマンドを実行すると、特定のデータベース・マネージャー・インスタンスのローカル・データベース・ディレクトリー、ノード・ディレクトリー、およびデータベース接続サービス (DCS) ディレクトリーの内容に基づいて構成ファイルのデータが設定されます。

IBM Data Server Client および IBM Data Server Runtime Client は、リモート・データベースをローカルでカタログすることができます。 IBM Data Server Client および IBM Data Server Runtime Client は、データベース・ディレクトリーおよびノード・カタログ・ディレクトリーからデータベース、ホスト、およびポート情報を派生させ、その情報を使用して、 IBM Data Server Driver 構成ファイル内の対応する項目を見つけます。 DCS ディレクトリーが別のターゲット・データベースでカタログされている場合でも、データベース・ディレクトリーで指定されたデータベース名を使用して、 IBM データ・サーバー・ドライバー構成ファイル内の対応する項目を見つけます。

Windows プラットフォームでのサイレント・インストールでは、カスタマイズされた IBM データ・サーバー・ドライバー構成ファイル (db2dsdriver.cfg) を受け入れます。 DB2DSDRIVER_CFG_SOURCE_PATH 応答ファイルのキーワードを使用して、カスタマイズされた IBM データ・サーバー・ドライバー構成ファイルの絶対パスを指定できます。 IBM データ・サーバー・ドライバー構成ファイルは、 DB2DSDRIVER_CFG_SOURCE_PATH 応答ファイルのキーワードで指定されているパスから共通アプリケーション・データ・パスにコピーされます。 共通アプリケーション・データ・パス内の既存の IBM データ・サーバー・ドライバー構成ファイルは、アップグレード操作中に、 DB2DSDRIVER_CFG_SOURCE_PATH パス内のカスタマイズされた IBM データ・サーバー・ドライバー構成ファイルによってサイレントに上書きされます。

例えば、変更した IBM データ・サーバー・ドライバー構成ファイルを mydsdriver.cfgとして指定することができます。
DB2_COMMON_APP_DATA_TOP_PATH=C:\My Common App Data
DB2DSDRIVER_CFG_SOURCE_PATH = C:\Common Repository\mydsdriver.cfg
COPY_NAME = IBMDB2CL4
重要: 共通アプリケーション・データ・パス内の既存の db2dsdriver.cfg ファイルは、インストールまたはアップグレード操作中に、このカスタマイズされた構成ファイルによってサイレントに上書きされます。
そのため、例えば、サイレント・インストール中に、 mydsdriver.cfg ファイルが共通アプリケーション・データ・パスに db2dsdriver.cfgとしてコピーされます。