Db2 インストーラーを使用した IBM Tivoli System Automation for Multiplatforms (SA MP) のインストール

Db2 インストーラーを使用して、 IBM® Tivoli® System Automation for Multiplatforms (SA MP) をインストールできます。

始める前に

Db2 インストーラーを使用する場合でも、 installSAM インストール・スクリプトを使用して SA MPをインストールする場合でも、 SA MPをインストールするための基本的な前提条件を満たしている必要があります。 IBM Tivoli System Automation for Multiplatforms (SA MP) のインストールを参照してください。

このタスクについて

インストールまたはアンインストールに Db2 インストーラーを使用するには、以下の 3 つの方法があります。
  • Db2 セットアップ・ウィザード (インストール、アップグレード、またはアンインストール)
  • db2setup (インストールまたはアップグレード) または db2unins (アンインストール用) で応答ファイルを使用したサイレント・インストール
  • db2_install コマンド (インストール用)、installFixPack コマンド (アップグレード用)、または db2_deinstall コマンド (アンインストール用)

特定のホストに SA MP をインストールする前に、 Db2 インストーラーは以下の情報をシステムに照会します。

  • SA MP は IBM Data Server インストール・メディア上にありますか?
  • SA MP は既にインストールされていますか?

Db2 インストーラーは、 installSAM インストール・スクリプトを呼び出して、 SA MP インストール操作の一部を実行します。 Db2 インストーラーを使用して SA MPをインストールする代わりに、 installSAM を直接呼び出すことができます。 installSAM インストール・スクリプトを使用して SA MPをインストールする方法について詳しくは、 installSAM インストール・スクリプトを使用した IBM Tivoli System Automation for Multiplatforms (SA MP) のインストールを参照してください。

db2setupdb2_install、または installFixPack-l オプションを使用して、 installSAM スクリプトが SA MP インストール・ログを保存する場所を指定できます。 SA MP インストール・ログについて詳しくは、 IBM Tivoli System Automation for Multiplatforms (SA MP) インストール・ログおよびアンインストール・ログを参照してください。

プロシージャー

  • Db2 セットアップ ・ウィザードを使用して SA MP をインストールするには、 Db2 セットアップ ・ウィザードを実行し、ウィザードの指示に従います。

    Db2 インストーラーが収集するシステムについての情報によって、インストール中に Db2 セットアップ・ウィザードのグラフィカル・インターフェースにどのパネルが表示されるかが決定されます。 例えば、 SA MP が既にインストールされている場合、 Db2 セットアップ ・ウィザードは SA MPをインストールするためのパネルを表示しません。

  • 応答ファイルを使用して SA MP をインストールするには、応答ファイルのキーワード INSTALL_TYPE を「CUSTOM」に設定してから、 COMP を「TSAMP」に設定します。

    応答ファイル・インストール操作では、 Db2 インストーラーのデフォルトの動作は SA MPのインストールです。 INSTALL_TSAMP が「YES」の場合、または INSTALL_TSAMP がコメント化されているか応答ファイルから欠落している場合、 Db2 インストーラーは SA MPをインストールします。

    Db2 インストーラーが応答ファイル・インストールで SA MP をインストールしないようにするには、 INSTALL_TSAMP を「NO」に設定します。

    重要: INSTALL_TSAMP 応答ファイル・キーワードは、 バージョン 10.1 で非推奨になっており、将来のリリースで除去される可能性があります。 バージョン 10.1以降、 SA MP がインストール対象として選択された他のコンポーネントの必須コンポーネントである場合、 IBM Tivoli System Automation for Multiplatforms (SA MP) が自動的にインストールされます。 詳しくは、「 IBM Tivoli System Automation for Multiplatforms (SA MP) is now automatically installed」を参照してください。
  • db2_install コマンドまたは installFixPack コマンドを使用して SA MP をインストールするには、 SA MPに固有のパラメーターを指定せずにコマンドを実行します。

    デフォルトの動作では、 SA MPがインストールされます。

    SA MP をインストールしないようにするには、 -f NOTSAMP オプションを使用します。

次の作業

Db2 インストーラーを使用するか、 installSAM インストール・スクリプトを使用して SA MPをインストールするかにかかわらず、同じポストインストール・ステップに従います。 一般的なインストール後の手順について詳しくは、 IBM Tivoli System Automation for Multiplatforms (SA MP) のインストール を参照してください。