アクティビティー・イベント・モニターによって表に書き込まれたイベント情報へのアクセス

アクティビティー・イベント・モニターは、その出力を表、ファイル、およびパイプに書き込むことができます。 ファイルおよびパイプに書き込まれるデータの使用について詳しくは、 イベント・モニター自己記述型データ・ストリームを参照してください。

始める前に

アクティビティー・イベント・モニターを作成し、活動化して、データ収集を有効にしておく必要があります。

このタスクについて

アクティビティー・イベント・モニターが生成する表については、 ターゲット表、コントロール表、およびイベント・モニター表の管理で説明されています。

プロシージャー

アクティビティー・イベント・モニターにより生成されたデータにアクセスするには、以下のようにします。

  1. 調べようとする列を返す照会を作成します。
    例えば、特定の作業単位に関連するステートメントのテキストに関する情報に関心がある場合、次のような照会を作成することができます。
    SELECT UOW_ID, SUBSTR(STMT_TEXT, 1,70) AS STMT_TEXT FROM ACTIVITYSTMT_ACTEVMON 
      WHERE UOW_ID=11
    この場合、イベント・モニターの名前は actevmon です。
  2. この照会を実行します。
    前述の照会から、次のような結果が返されることがあります。
    UOW_ID    STMT_TEXT
    --------- ---------------------------------------------------------------------
           11 select * from gosaleshr.employee_expense_detail order by expense_date
    
      1 record(s) selected.

結果:

ACTIVITY 表の DETAILS_XML 列のデータにアクセスする場合、この目的で提供されているインターフェースをどれでも使用することができます。 例えば、作業単位に関してアクティビティー・イベント・モニターにより収集されたメトリック情報を調べる場合、 次のようなステートメントを使用できます。
SELECT  SUBSTR(B.METRIC_NAME, 1, 20) METRIC_NAME, B.VALUE  
   FROM ACTIVITY_ACTEVMON AS A,
   TABLE(MON_FORMAT_XML_METRICS_BY_ROW(A.DETAILS_XML))AS B 
   WHERE UOW_ID=23   
   ORDER BY B.VALUE DESC
このステートメントは、UOW_ID が 23 の作業単位に関して収集されたアクティビティー・メトリックをすべて返します。
METRIC_NAME          VALUE
-------------------- --------------------
TOTAL_CPU_TIME                     140625
ROWS_READ                             977
TOTAL_ACT_TIME                        880
STMT_EXEC_TIME                        880
COORD_STMT_EXEC_TIME                  880
TOTAL_SECTION_PROC_T                  880
TOTAL_SECTION_TIME                    880
        ⋮                               ⋮
FCM_TQ_SEND_WAITS_TO                    0
FCM_MESSAGE_SEND_WAI                    0
FCM_SEND_WAITS_TOTAL                    0
FCM_RECV_WAITS_TOTAL                    0

  92 record(s) selected.
イベント・モニターによって返される XML データの処理について詳しくは、 XML 文書内のモニター・データを返すインターフェースを参照してください。