LIST UTILITIES コマンド

LIST UTILITIES コマンドは、インスタンス上のアクティブなユーティリティーのリストを標準出力に表示します。 各ユーティリティーの記述には、 開始時刻、説明、スロットルの優先順位 (該当する場合)、 進捗モニター情報 (該当する場合) などの属性が含まれます。

範囲

このコマンドは、すべてのデータベース・パーティションの情報を戻します。

許可

以下の権限のいずれか。

  • SYSADM
  • SYSCTRL
  • SYSMAINT
  • SYSMON

必要な接続

インスタンス

コマンド構文

Read syntax diagramSkip visual syntax diagramLIST UTILITIES SHOW DETAIL

コマンド・パラメーター

SHOW DETAIL
進捗モニター機能をサポートしているユーティリティーに関する詳細な進捗情報を表示します。

進行情報を示す出力例:
LIST UTILITIES SHOW DETAIL

ID                               = 1
Type                             = BACKUP
Database Name                    = SAMPLE
Description                      = offline db
Start Time                       = 09/17/2012 13:28:30.575198
State                            = Executing
Invocation Type                  = User
Throttling:
   Priority                      = Unthrottled
Progress Monitoring:
   Estimated Percentage Complete = 1
      Total Work                 = 747868852768 bytes
      Completed Work             = 10738136885 bytes
      Start Time                 = 09/17/2012 13:28:30.575211
Db2® データベース・パーティション・フィーチャー (DPF) が有効になっている場合の出力のパーティション番号を示す出力例:
db2 BACKUP DATABASE DWDB ON DBPARTITIONNUM 16 TO /db2/part16 
    COMPRESS WITHOUT PROMPTING


LIST UTILITIES SHOW DETAIL

ID                               = 1
Type                             = BACKUP
Database Name                    = DWDB
Partition Number                 = 16
Description                      = offline db
Start Time                       = 09/17/2012 13:28:30.575198
State                            = Executing
Invocation Type                  = User
Throttling:
   Priority                      = Unthrottled
Progress Monitoring:
   Estimated Percentage Complete = 1
      Total Work                 = 747868852768 bytes
      Completed Work             = 10738136885 bytes
      Start Time                 = 09/17/2012 13:28:30.575211

使用上の注意

このコマンドは、 実行中のユーティリティーの状況をモニターするために使用します。 例えば、 オンライン・バックアップの進捗状況をモニターするためにこのユーティリティーを使用できます。 また、パフォーマンス上の問題を調査するときに、 このコマンドを使用して、 どのユーティリティーが実行中になっているかを確認することもできます。 パフォーマンス低下の原因になっていると考えられるユーティリティーがスロットル機能をサポートしていれば、そのユーティリティーのスロットルを絞ることも可能です。 LIST UTILITIES コマンドで表示される ID は、SET UTIL_IMPACT_PRIORITY コマンドで使用する ID と同じです。

LIST UTILITIES コマンドを使用すると、非同期索引クリーンアップによる索引の据え置きクリーンアップの進行状況をモニターできます。

Db2 バージョン 9.7 フィックスパック 1 以降では、LIST UTILITIES コマンドを使用して、非同期パーティション・デタッチ・タスクによるパーティション表からのデータ・パーティションのデタッチの完了までの進行をモニターできます。 データ・パーティション表からのデータ・パーティションのデタッチは、DETACH PARTITION 節を指定した ALTER TABLE ステートメントを発行して開始します。