Db2 10.5 for Linux, UNIX, and Windows

db2snapcore - Linux および Solaris 用 Db2 snapcore コマンド

Linux および Solaris オペレーティング・システムでは、このコマンドは AIX® オペレーティング・システムにおいて snapcore コマンドが提供する機能を模倣します。 このコマンドは、EDU トラップ・ファイルから共有オブジェクト・リスト・セクションを抽出し、そのセクションをコア・ファイルと組み合わせて、出力をアーカイブに圧縮します。 そのアーカイブを、IBM サポートに送信して分析してもらうことができます。

許可

以下の権限のいずれか。
  • インスタンス所有者
  • DBADM 権限

コマンド構文

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>>-db2snapcore-- -c--corefile--+- -t--trapfile-+---------------->
                               '- -m--pmapfile-'   

>-- -e--executable_path--+-----------------------+-------------->
                         '- -o--output_directory-'   

>--+--------------+--+-----+-----------------------------------><
   |      .-pax-. |  '- -v-'   
   |      +-tar-+ |            
   '- -p--+-----+-'            

コマンド・パラメーター

-c corefile | -corefile corefile
コア・ファイルの相対パスまたは絶対パスを指定します。
-t trapfile | -trapfile trapfile
トラップ・ファイルの相対パスまたは絶対パスを指定します。
-m pmapfile | -mapfile pmapfile
pmap ファイルの相対パスまたは絶対パスを指定します。
-e executable_path | -executable executable_path
実行可能ファイルの相対パスまたは絶対パスを指定します。このファイルは、IBM サポートによって提供されるか、または IBM サポートのガイダンスに従ってトラップ・ファイルから入手できます。
-o output_directory | -outdir output_directory
圧縮出力ファイルの出力ディレクトリーを指定します。 指定の出力ディレクトリーが存在していなければなりません。
-p | -packCommand
すべてのファイルをアーカイブに圧縮します。 Linux オペレーティング・システムの場合、デフォルトで、ファイルは pax アーカイブに圧縮されます。 Solaris オペレーティング・システムでは、pax オプションは使用できず、デフォルトで、ファイルは tar アーカイブに圧縮されます。
pax
ファイルを pax (ポータブル・アーカイブ交換) コマンドを使用して圧縮するように指定します。 Solaris オペレーティング・システムの場合、pax オプションは使用できません。
tar
ファイルを、tar (テープ・アーカイブ) コマンドを使用して圧縮するように指定します。 tar コマンドがシステム上にインストールされている必要があります。
-v | -verbose
冗長モードを使用可能にします。

EDU トラップ・ファイルまたは pmap ファイルおよびコア・ファイルから抽出された共有オブジェクト・リスト・セクションをアーカイブするには、次のようなコマンドを発行します。コア・ファイルとトラップ・ファイルの名前を必要に応じて置き換えてください。
Linux
db2snapcore -corefile db2sysc.6270.98042.core -trapfile 28930.16.000.trap.txt -e ~/sqllib/adm/db2sysc
Solaris
db2snapcore -corefile 21870.000.core -mapfile OSSNAPS/pmap.txt -e ~/sqllib/adm/db2sysc

使用するアーカイブ方式 (pax コマンドまたは tar コマンド) によって、結果として生じるアーカイブ・ファイル名は db2snapcore.pax.gz または db2snapcore.tar.gz のいずれかとなります。