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db2snapcore - Linux および Solaris 用 Db2 snapcore コマンド
Linux および Solaris オペレーティング・システムでは、このコマンドは AIX® オペレーティング・システムにおいて snapcore コマンドが提供する機能を模倣します。
このコマンドは、EDU トラップ・ファイルから共有オブジェクト・リスト・セクションを抽出し、そのセクションをコア・ファイルと組み合わせて、出力をアーカイブに圧縮します。
そのアーカイブを、IBM サポートに送信して分析してもらうことができます。
許可
以下の権限のいずれか。
- インスタンス所有者
- DBADM 権限
コマンド構文
>>-db2snapcore-- -c--corefile--+- -t--trapfile-+----------------> '- -m--pmapfile-' >-- -e--executable_path--+-----------------------+--------------> '- -o--output_directory-' >--+--------------+--+-----+----------------------------------->< | .-pax-. | '- -v-' | +-tar-+ | '- -p--+-----+-'
コマンド・パラメーター
- -c corefile | -corefile corefile
- コア・ファイルの相対パスまたは絶対パスを指定します。
- -t trapfile | -trapfile trapfile
- トラップ・ファイルの相対パスまたは絶対パスを指定します。
- -m pmapfile | -mapfile pmapfile
- pmap ファイルの相対パスまたは絶対パスを指定します。
- -e executable_path | -executable executable_path
- 実行可能ファイルの相対パスまたは絶対パスを指定します。このファイルは、IBM サポートによって提供されるか、または IBM サポートのガイダンスに従ってトラップ・ファイルから入手できます。
- -o output_directory | -outdir output_directory
- 圧縮出力ファイルの出力ディレクトリーを指定します。 指定の出力ディレクトリーが存在していなければなりません。
- -p | -packCommand
- すべてのファイルをアーカイブに圧縮します。
Linux オペレーティング・システムの場合、デフォルトで、ファイルは pax アーカイブに圧縮されます。
Solaris オペレーティング・システムでは、pax オプションは使用できず、デフォルトで、ファイルは tar アーカイブに圧縮されます。
- pax
- ファイルを pax (ポータブル・アーカイブ交換) コマンドを使用して圧縮するように指定します。 Solaris オペレーティング・システムの場合、pax オプションは使用できません。
- tar
- ファイルを、tar (テープ・アーカイブ) コマンドを使用して圧縮するように指定します。 tar コマンドがシステム上にインストールされている必要があります。
- -v | -verbose
- 冗長モードを使用可能にします。
例
EDU トラップ・ファイルまたは pmap ファイルおよびコア・ファイルから抽出された共有オブジェクト・リスト・セクションをアーカイブするには、次のようなコマンドを発行します。コア・ファイルとトラップ・ファイルの名前を必要に応じて置き換えてください。
- Linux
db2snapcore -corefile db2sysc.6270.98042.core -trapfile 28930.16.000.trap.txt -e ~/sqllib/adm/db2sysc
- Solaris
db2snapcore -corefile 21870.000.core -mapfile OSSNAPS/pmap.txt -e ~/sqllib/adm/db2sysc
使用するアーカイブ方式 (pax コマンドまたは tar コマンド) によって、結果として生じるアーカイブ・ファイル名は db2snapcore.pax.gz または db2snapcore.tar.gz のいずれかとなります。