ユーザーのシステムの QRadar インストール済み環境のための Linux オペレーティング・システムのパーティション・プロパティー

独自のアプライアンス・ハードウェアを使用する場合、Red Hat® Enterprise Linux® オペレーティング・システムでデフォルトのパーティションを変更するのではなく、パーティションを削除して再作成できます。

Red Hat Enterprise Linux オペレーティング・システムでパーティションを再作成するとき、次の表の値を指針として使用してください。 パーティションにはここに示す名前を使用する必要があります。 他のパーティション名を使用すると、インストールが失敗したりその他の問題が発生したりする可能性があります。

各パーティションのファイル・システムは XFS です。

表 1. RHEL のパーティションに関するガイド
マウント・パス LVM サポートあり ソフトウェア・インストールに存在 サイズ
/boot No Yes 1 GB
/boot/efi No Yes 200 MB
/recovery No No 8 GB
/var Yes Yes 5 GB
/var/log Yes Yes 15 GB
/var/log/audit Yes Yes 3 GB
/opt Yes Yes 13 GB
/home Yes Yes 1 GB
/storetmp Yes Yes 15 GB
/tmp Yes Yes 3 GB
swap N/A Yes スワップの式:

スワップ・パーティションのサイズは RAM の 75% となるように構成します (最小値は 12 GiB、最大値は 24 GiB)。

/ Yes Yes 最大 15 GB
/store Yes Yes 残りのスペースの 80%
/transient Yes Yes 残りのスペースの 20%

スワップ・パーティションについて詳しくは、https://www.ibm.com/support/pages/node/6348712 (https://www.ibm.com/support/pages/node/6348712) を参照してください。

複数ディスク・デプロイメント用のコンソール・パーティション構成

複数のディスクがあるシステムの場合は、QRadar® 用に以下のパーティションを構成します。

ディスク 1
ブート、スワップ、OS、QRadar 一時ファイル、およびログ・ファイル
残りのディスク
  • 使用する RAID タイプを決定するための指針として、QRadar アプライアンス用のデフォルトのストレージ構成を使用します。
  • /store としてマウント済み
  • QRadar データを保管します。

以下の表に、QRadar アプライアンス用のデフォルトのストレージ構成を示します。

表 2. QRadar アプライアンス用のデフォルトのストレージ構成
QRadar ホストのロール 記憶装置構成

フロー・コレクター

QRadar Network Insights (QNI)

RAID1

データ・ノード

イベント・プロセッサー

フロー・プロセッサー

イベント・プロセッサーおよびフロー・プロセッサー

オールインワン・コンソール

RAID6

イベント・コレクター

RAID10