pUpdate ユーティリティーを使用したシステム・ファームウェアの更新

pUpdate ユーティリティーを使用したシステム・ファームウェアの更新方法を説明します。

システム・ファームウェアは、BMC ファームウェアと PNOR ファームウェアが組み合わされたものです。システム・ファームウェアを更新するためには、pUpdate ユーティリティーを使用して、BMC ファームウェアと PNOR ファームウェアの両方を更新してください。pUpdate ユーティリティーは、Fix Central Web サイトからダウンロードすることができます。
注: BMC にアクセスできないために BMC ファームウェアを更新する場合は、BMC アクセス問題の解決にアクセスしてください。
ファームウェアを LAN を介してリモートで更新するためには、LAN pUpdateオプションを使用します。インバンド・ネットワークを使用してファームウェアを更新するためには、USB pUpdate オプションを使用します。
注: USB pUpdate オプションを使用する更新の場合は、root ユーザー ID およびパスワードを使用してホスト・オペレーティング・システムにログインする必要があります。ホスト・オペレーティング・システムにログイン後、IPMI サービスがアクティブになっていることを確認してください。IPMI サービスのアクティブ化について詳しくは、OpenIPMI ドライバーを参照してください。

BMC ファームウェアを更新するための pUpdate コマンドを判別するには、表 1を使用します。PNOR ファームウェアを更新するための pUpdate コマンドを判別するには、表 2を使用します。

表 1. BMC ファームウェアを更新するための pUpdate コマンドの判別
pUpdate オプション pUpdate コマンド
LAN pUpdate -f bmc.bin -i lan -h xx.xx.xx.xx -u ADMIN -p ADMIN。ここで、bmc.bin は BMC イメージ・ファイルの名前であり、xx.xx.xx.xx は BMC の IP アドレスです。
注: BMC イメージ・ファイルが pUpdate ユーティリティーと同じフォルダー内に置かれていない場合は、そのファイルが収容されているフォルダーまでの絶対パスを含める必要があります。
USB pUpdate -f bmc.bin -i usb。ここで、bmc.bin は BMC イメージ・ファイルの名前です。
注: BMC イメージ・ファイルが pUpdate ユーティリティーと同じフォルダー内に置かれていない場合は、そのファイルが収容されているフォルダーまでの絶対パスを含める必要があります。
表 2. PNOR ファームウェアを更新するための pUpdate コマンドの判別
pUpdate オプション pUpdate コマンド
LAN pUpdate -pnor pnor.bin -i lan -h xx.xx.xx.xx -u ADMIN -p ADMIN。ここで、pnor.bin は PNOR イメージ・ファイルの名前であり、xx.xx.xx.xx は BMC の IP アドレスです。
注: PNOR イメージ・ファイルが pUpdate ユーティリティーと同じフォルダー内に置かれていない場合は、そのファイルが収容されているフォルダーまでの絶対パスを含める必要があります。
USB pUpdate -pnor pnor.bin -i usb。ここで、pnor.bin は PNOR イメージ・ファイルの名前です。
注: PNOR イメージ・ファイルが pUpdate ユーティリティーと同じフォルダー内に置かれていない場合は、そのファイルが収容されているフォルダーまでの絶対パスを含める必要があります。



最終更新: 2017 年 7 月