仮想ストレージの管理
ハードウェア管理コンソール (HMC) を使用して、PowerVM® 仮想ストレージ環境内のストレージ・デバイスを管理およびモニターできます。
管理対象システム上でそれぞれのVirtual I/O Server (VIOS) に割り当てられた仮想ストレージ・デバイスの構成を変更できます。 また、VIOS を共用ストレージ・プール・クラスターに追加したり、すべての共用ストレージ・プール・クラスターを管理したりすることもできます。
仮想ストレージ・ページには、アダプター・ビューとストレージ・ビューがあります。 作業ペインの右上隅のボタンをクリックして、これらのビューを切り替えることができます。デフォルトのビューはストレージ・ビューです。ストレージ・ビューを使用して、管理対象システムのストレージ機能を表示および管理できます。
仮想 I/O サーバーに割り当てられた仮想ストレージ・デバイスのアダプター構成を表示できます。アダプター・ビューには、物理ストレージ・デバイスへのアダプターのマッピングが表示されます。 VIOSを選択すれば、特定のパーティションに対して構成されている仮想ストレージ・デバイスを管理できます。 VIOS によって提供されたストレージを含むすべての区画を選択し、表示することもできます。
別の区画への光ディスク・デバイスの移動
Virtual I/O Server (VIOS) のサポートにより、複数の AIX®、IBM® i、および Linux クライアント区画間で、VIOS に割り当てられた CD または DVD を共有できます。
共有光ディスク・デバイスには、一度に 1 つのクライアント区画のみがアクセスできます。別のクライアント区画が共有光ディスク・デバイスを使用する場合は、まずそのデバイスにアクセスしているクライアント区画から共有光ディスク・デバイスの割り当てを解除する必要があります。
詳しくは、メディア・ファイルのロードとアンロードを参照してください。
別の区画への仮想テープ・デバイスの移動
Virtual I/O Server (VIOS) の仮想テープ・デバイスのサポートにより、VIOS 区画に割り当てられた物理テープ・ドライブを複数の AIX、IBM i、および Linux クライアント区画間で共有できます。
共有テープ・デバイスには、一度に 1 つの VIOS クライアント区画のみがアクセスできます。別の VIOS クライアント区画が共有テープ・デバイスを使用する場合は、まずそのデバイスにアクセスしているクライアント区画から共有テープ・デバイスの割り当てを解除する必要があります。
詳しくは、メディア・ファイルのロードとアンロードを参照してください。
仮想ストレージ構成のトレース
特定の物理オブジェクトに対応する仮想オブジェクトを追跡できます。単一の仮想サーバーが、複数の物理ディスクを持つ場合があります。
仮想ディスクは、物理ボリュームまたは論理ボリュームとして物理ディスクにマップされます。論理ボリュームは、ボリューム・グループまたはストレージ・プールからマップされます。
- VIOS
- サーバー・ホスト名
- 物理ディスクの位置
- 物理アダプター・デバイス名
- 物理 hdisk デバイス名
- クラスター名 (共用ストレージ・プールのバッキング・デバイスのみ)
- ボリューム・グループまたはストレージ・プール名 (論理ボリュームまたはストレージ・プールのバッキング・デバイスのみ)
- 論理ボリュームまたはストレージ・プールのバッキング・デバイス名 (論理ボリュームまたはストレージ・プールのバッキング・デバイスのみ)
- 仮想 SCSI アダプター・スロット
- 仮想 SCSI アダプター・デバイス名
- 仮想ターゲット・デバイス
- VIOS クライアント区画
- クライアント・ホスト名
- 仮想 SCSI アダプター・スロット
- 仮想 SCSI アダプター・デバイス名
- 仮想ディスク・デバイス名