ハードウェア管理コンソール (HMC) を取り替える場合に、必要となる前提条件および実行する必要がある作業を確認します。
DHCP サーバーとしてセットアップされた HMC を取り替える場合は、次のいずれかを使用して、最初に HMC コード・ベースを再インストールする必要があります。
- HMC に付属のリカバリー・メディア
- HMC をアップグレードするために最後に使用したリカバリー・メディア
また、カスタマイズした HMC 構成データはバックアップ・メディアを使用して再インストールする必要があります。
HMC を取り替える手順は、インストールした HMC バージョンによって異なります。 HMC のバージョンを判別するには、HMC マシン・コードのバージョンおよびリリースの判別を参照してから、ここに戻ってください。
これらの手順では、取り替える HMC から HMC 構成データのバックアップを作成したことを前提としています。 重要な HMC データのバックアップについて詳しくは、重要な HMC データのバックアップを参照してください。
- HMC V4.5 以前の場合
- HMC リカバリー・メディアを挿入してから、HMC を電源オンするか、リブートします。
HMC が電源オンし、メディアからロードします。
- F8 を押して、「インストール/リカバリー (Install/Recovery)」を選択します。
- F1 を押して、続行します。 インストールが完了した後、HMC はバックアップ・メディアを挿入するようプロンプトを出します。
- バックアップ・メディアを挿入します。 終了すると、HMC は、バックアップが作成されたときの状態に復元されます。
- HMC インターフェースが復元されたら、HMC DHCP プライベート・ネットワークが正しく構成されているか検証します。 詳しくは、HMC DHCP プライベート・ネットワークが正しく構成されているかの検証を参照してください。
- HMC V5.0 以降
- HMC リカバリー・メディアを挿入してから、HMC を電源オンするか、リブートします。
HMC はメディアから電源オンし、「バックアップ/アップグレード/復元/インストール」パネルを表示します。
- 「インストール」を選択して、「次へ」をクリックします。
インストールの完了を待ちます。
- 表示されたメニューから「1 - メディアから追加ソフトウェアをインストール (1 - Install additional software from media)」を選択し、2 番目の HMC リカバリー・メディアをインストールします。
- リカバリー・メディアを取り出し、2 番目のメディアを挿入します。
- Enter キーを押し、2 番目のリカバリー・メディアのインストールを開始します。
- インストール完了後 2 番目のリカバリー・メディアを取り出し、バックアップ・メディアを挿入します。次にメニューから「1 - 重要なコンソール・データの復元 (1 - Restore Critical Console Data)」を選択し、バックアップ・メディアからデータを復元します。 終了すると、HMC は、バックアップが作成されたときの状態に復元されます。
- HMC インターフェースが復元されたら、HMC DHCP プライベート・ネットワークが正しく構成されているか検証します。 詳しくは、HMC DHCP プライベート・ネットワークが正しく構成されているかの検証を参照してください。