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食品の安全とトレーサビリティーに関して、モジュール式でブロックチェーンベースのソリューションを取り入れることで、食品の情報を安全に共有し、グローバル・フード・チェーンの透明性を強化
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IBM Supply Chain Intelligence SuiteとFood Trustを表すグラフィック画像
データ – 世界で最も重要な成分

現在の食品業界は、原材料の産地の可視化や製品の輸送中と保管中の不適切な取り扱いの可視化に苦労しており、品質と安全への懸念や食品の廃棄、消費者の信頼とブランドの評判の低下につながっています。持続可能な調達や製品の来歴、サプライチェーンの透明性に対する顧客の要求が高まり、法規制の要件も強化されていることから、食品トレーサビリティー・データの必要性が浮き彫りになっています。

IBM Food Trust®は、生産者や加工業者、卸売業者、流通業者、製造業者、小売業者などが参加する共同ネットワークで、食品サプライチェーン全体の可視性を向上させ、説明責任を強化できます。このプラットフォームはIBM Blockchain®上に構築されており、食品の来歴・取引・処理の詳細に関する許可型の変更不能な記録を共有することで参加者をつなぎます。これにより、サプライチェーン全体にわたる製品追跡やビジネス・パートナーとのドキュメントの安全な共有、ブランドに対する利用者からの信頼構築が可能になります。

食品の安全性を重視

iFoodDS Trace Exchangeソリューション(IBM Food Trustと連携)を使用して、FSMA 204(d)への準拠期限である2026年1月に間に合うように準備しましょう。

プレス・リリースを読む

IBMが選ばれる理由 52%

の消費者が、食品の生産者を知ることを「非常に重要」または「比較的重要」と回答しています。¹

63%

の調査対象のアメリカ人が、責任を持って生産され、調達先に透明性がある食品であれば、最大で3分の1まで割高でも支払うと回答しています。2

94%

の調査対象の消費者が、完全な透明性を提供するブランドを優先すると回答しています。³

メリット Food Trustのトレーサビリティー・システムなどを利用して、食品の安全と品質に関する自社の評判を高めましょう。 ブランドの信頼に対する視点 食品ロスを削減

主要なデータ要素を使用して、廃棄された食品と廃棄を回避した食品の両方を追跡し、廃棄が頻発する場所を可能な限り減らします。

食品ロスに対する視点
コンプライアンス要件に対応

安全性および法規制へのコンプライアンスを確保し、リコールを回避します。

食品の安全性を重視
サプライチェーンの効率化

サプライチェーン内のボトルネックを排除することで、より効率的な食品ネットワークを実現します。

フード・チェーンの効率化に対する視点
サステナビリティーへの取り組みを推進

食品チェーンの製造プロセスの各段階におけるサステナビリティー機会と実践における意識を高めます。

食品のサステナビリティーに対する視点
安全性への監視を強化

サプライチェーン内の食品を監視および追跡して、残りの賞味期限を正確に判断します。

食材の鮮度に対する視点
食品偽装を防止

エンドツーエンドのトレーサビリティーの記録を通じて、サプライチェーンにおける不正やエラーの余地を減らします。

食品偽装に対する視点
特長 Trace

参加組織はTraceモジュールを使用して、サプライチェーン内で自社製品を追跡し、そのデータを正規のサプライチェーン・パートナーと共有できます。

Traceモジュールはこちら
文書

組織はDocumentsモジュールを使用して、例えば施設の証明書や監査レポートなど、あらゆる種類のドキュメントをアップロードや表示・共有できます。特定のドキュメントを表示する権限を特定の組織に付与することが可能で、必要なときにはその権限を取り消すこともできます。

Documentsモジュールはこちら
消費財

Consumerモジュールはカスタマイズ可能なプログレッシブWebアプリケーションです。企業はこのモジュールを使用すると、利用者の閲覧用に許可されたブロックチェーン・データを使用して製品についてのストーリーを顧客と共有できます。

IBM Food TrustとFDA
FSMAへの準拠に役立つIBM Food Trust FDAは、FSMA規則204(d)において、食品安全のための新しい食品トレーサビリティー規則と要件を提案しています。影響を受ける企業や食品を確認し、IBM Food Trustのコンプライアンス・モジュールが規制遵守の簡素化にどのように役立つかをご覧ください。 FSMAの詳細はこちら IBM SCIS FSMA 204(d)の無料評価版はこちら

お客様事例

Pietro Coricelli Pietro Coricelli社はIBM® Sterling Supply Chain Intelligence Suiteを使用して、食品の品質、持続可能な調達、サプライチェーンの透明性を最適化しています。 お客様事例はこちら

Antonello Produce社 Antonello Produce は、IBM Food Trustを使用して、種子から保管する、店舗の棚までの製品のトレーサビリティを簡素化します。 お客様事例はこちら

Farmer Connect Farmer Connect社は、農園からカップに注がれるまで、コーヒー豆の来歴を検証可能な記録に残すことで信頼性を高めています。

Walmart社 Walmart社は、IBM Blockchain Platform上に構築されたIBM Food Trustを通じて、サプライチェーン内の食品を追跡しています。

持続可能なエビ サステナブル・シュリンプ・パートナーシップは、最高の社会基準と環境基準を満たすプレミアムなエビ生産を目指しています。 お客様事例はこちら

IBMとiFoodDS社の提携
iFoodDS Trace ExchangeでFSMA 204への準拠を実現 IBMとiFoodDS社の提携は、食品の安全性にとって大きな前進です。組織がFDA FSMA Rule 204(d)の複雑な要件に準拠するうえで役立つのみならず、世界の食品安全基準の強化につながります。両社の共同ソリューションであるiFoodDS Trace Exchange(IBM Food Trustと連携)では、食品トレーサビリティーがサプライチェーンのデータやサプライヤーの文書と統合されます。これにより、2026年1月の準拠期限に先立って、シンプルなコンプライアンスが実現します。 iFoodDS Trace Exchangeの詳細はこちら ブログ記事を読む

アドオン・サービス バーチャル・ガイド付きオンボーディング

バーチャル・ガイド付きオンボーディングは、IBM Food Trustのエキスパートがリモートで提供するオンボーディング・サービスです。

支援付きオンボーディング

統合とエンジニアリングに関するガイダンスが付いた、IBM Food Trustのアーキテクトによる実践的なオンボーディング・サービスです。

アーキテクト・サポート

リモート・サービスには、必要な時に頼りになるIBM Food TrustのSMEによる10時間のサポートが含まれています。

参考情報 IBM Food Trustアプリを試す方法

IBM Food Trustアプリへの原材料データのインプット、食品シナリオの定義、アクセス・レベルの管理などを行う方法について説明します。

食品業界に役立つIBM Blockchainソリューション

トレーサビリティーの記録の強化、高リスクの問題の特定、食品の迅速かつ効率的な追跡とリコールの方法について説明します。

食品サプライチェーンの信頼向上

ご自宅の食卓にのる食品を生産し、届けてくれる方々を知ることが重要です。

このスイートの製品 IBM Sterling Transparent Supply

独自のブロックチェーンエコシステムを構築して、キョウユウデータをサプライチェーンパートナーと共有します。

IBM Sterling Supply Chain Control Tower

AI を活用した可視性と実用的なワークフローによって、エンドツーエンドのサプライチェーン・ビジネス・プロセスのオーケストレーションを実行します。

IBM Trust Your Supplier

サプライチェーン・リスク管理ソフトウェアを利用して、サプライヤー情報の管理を強化します。

IBM MRO Inventory Optimization

MROの在庫を、より明瞭かつ正確に可視化します。

関連製品 IBM Sterling Order Management

シームレスなオムニチャネルの顧客体験を提供します。サプライチェーン全体のフルフィルメントを最適化します。

IBM Blockchain Platform

ビジネス・プラットフォーム向けの主要なオープンソース・ブロックチェーンがどのように成長を推進しているかをご覧ください。

IBM Blockchainサービス

実証済みの設計手法と構成可能な機能により、ビジネス成果を迅速に獲得します。

次のステップ

IBMビジネス・パートナーの支援で、導入を加速できます。IBMのテクノロジーに対するパートナーの専門知識を活用して、実装、カスタマイズ、統合などを進めます。または、専門家への相談を予約して、IBM Food Trustからお客様の組織がどのようなメリットを得られるかを確認します。

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脚注

1 「2019年食品健康調査、国際食品情報評議会」、2019年秋。 https://foodinsight.org/wp-content/uploads/2019/05/IFIC-Foundation-2019-Food-and-Health-Report-FINAL.pdf  (ibm.com外部へのリンク)

2 消費者は食品にトレーサビリティーおよび透明性を求めている (ibm.com外部へのリンク)、 Amway社、2020年1月9日

3 ラベル・インサイト (ibm.com外部へのリンク)、Nielsen IQ社、2022年10月